南山河屋台は、棟・高欄の漆塗り、軒回り・天井・斗組の箔押し、井筒・四本柱の透き漆を施工。高欄の束部分が蛙叉になっており、この部分は朱塗りに金箔の縁取りで仕上げました。正角彫刻は木地のままです。
 平成28年には露盤の箔押しと彩色を行いました。先代の露盤に合わせて猫足仕様です。背景は主に金箔とプラチナ箔による一般的な播州祭り屋台仕様。人物の衣装は文様彩色を基調にした極彩色仕上げ。顔は、祭典役員の意向により彫刻師が仕上げた木地のまま残しています。