|
自己検診のすすめ
定期健診を心がけることはもちろん重要ですが、早期発見のためには自己検診も欠かせません。
自己診断を続けることで、ふだんとは違う乳房の変化に気づくことができます。
ここでは、意外と簡単な自己検診の方法をご紹介します。
自己検診の方法
お風呂でのセルフチェック
石鹸をつけて手を滑りやすくして、指をそろえて乳房を触ります。
調べる順番は自由ですが、異常があった時にわかりやすくするため、
毎回同じ順番で行うよう心がけてください。
鏡の前で乳房の形をチェック
鏡の前で、両腕の力をぬいて下に下げた状態で、皮膚の表面をみます。
- 左右の乳房の形や大きさに変化がないか。
- 乳首のどこかに皮膚のへこみやひきつれはないか。
- 乳首がへこんだり、ただれができていないか。
次に、両腕を上げて同じことをチェックしてください。
最後に、乳頭を少しつまんで血の色の分泌物がないかどうかなどをチェックします。(あまり強くつままない)
脇の下まで調べましょう
調べる範囲は乳房だけではなく鎖骨の下からわきの下まで広く見ましょう。
横になってしこりをチェック
胸の大きい人などは立ったままだとわかりにくいので、横になって背中にバスタオルなどを入れると胸が薄くなって触りやすくなります。
左腕を首のうしろまで上げ、右手で左の乳房をチェックします。
指をそろえて乳頭の内側と外側を体の中心にむかってやさしく滑らせます。
右も同様に行います。
☆ポイント
自己検診を行う時は、指先で乳房をつままないようにすることが大切です。
指はそろえて、触るように調べましょう。
自己検診はいつ・どのくらい行う?
頻度
1ヶ月に1回行ってください。
重要なのは定期的に触れることです。いつもと違った感触や、しこりに気づくことが大事です。
行う時期
できるだけ乳房が張っていない時期=月経が終わって4〜5日の乳房が柔らかい時期が最適です。
閉経後の方は、生理の影響がないので、毎月日を決めて行ってみてはいかがでしょうか。
うえにし乳腺消化器クリニック |
|
|
|