穴太衆積みの石垣のこと
大津市坂本本町の世界文化遺産 比叡山延暦寺里坊 を囲む石垣が、
一部分大津市の文化財(史跡)になっている。
この石垣の特徴は大小の自然石を加工せずに用いて、見える所より、
見えない奥のほうを長く用い、石垣の奥で組む堅牢なつくりとなっている。
石垣の表は大小の石の表情が生かされ、
特に角の部分には大小の石で構築されている様が、表情豊かで趣がある。
長年この石垣に親しんできた私たちにとって、 京阪坂本の終点で降り、
直ぐ目に入ってくる石垣を目にする時には、ほっとするものがある。
安土城・彦根城はもとより金沢城など多くの城郭の石垣作りに
参加するようになって、広く知られるようになった。
(ここに載せた写真は、気になる石垣を撮りためたものです。)
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