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 2008年4月9日から11日にかけて、バンクーバー周辺で家内と鳥見を楽しんだ。というのも長女の家族がその1年前から海外勤務でシアトルに住み、滞在中一度現地を訪問することにしていたが、以前から野鳥の宝庫であるバンクーバーを訪れたいと思っていたので、今回両方を組み合わせることでマイECOツアーの実現となった。

 関空を17時15分出発のAir Canada 36便は日付変更線を超えるので同日10時50分時刻通りバンクーバー空港に着いた。出迎えてくれたのは現地在住のガイドの川端雅章氏で、これから3日間氏の車でバンクーバー近郊で探鳥の案内をしてもらうという大変贅沢な鳥見行となったが、初めてで不案内の土地をレンタカーでうろつくよりは圧倒的に効率的で充実した旅とすることが出来た。

 川端氏は1981年にカナダに移住し、旅行業の傍ら野鳥や動物観察の案内をされていて新和ツーリストではレギュラーの現地講師として活躍されている。


4月09日(1日目)
アイオナアイランド・リージョナルパーク、

ライフェルバードサンクチュアリ、


4月10日(2日目)
   
スタンレーパーク、
   
ツワッセンフェリーターミナル、
   
バウンダリベイ、


                       


 

■一日目:4/9

アイオナアイランド・リージョナルパーク、
ライフェルバードサンクチュアリ、

 11時半頃、空港を出発し、ヤオハンセンターで両替と昼食を購入し、先ず空港の北側に隣接したアイオナアイランド・リージョナルパークに直行し探鳥が始まった。ここは汚水処理場もある広大な原野が広がっていて、最初に出くわしたのは柳の大木に止まっているハクトウワシであった。バンクーバーで最も見たい野鳥はハクガンとハクトウワシであったので非常に幸先が良かった。ハクトウワシは既に北帰が始まっていたが3日間随所で見られた。
 他にここで観察された野鳥は
ハゴロモガラス♂♀、ハシナガヌマミソサザイ、カモメ、ワシカモメ、日本のカラスよりも一回り小さいヒメコバンガラス等であった。


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ハゴロモガラス♂

ハゴロモガラス♀

   
 次に空港の南12kmにあるライフェルバードサンクチュアリに向かった。サンクチュアリに到着する1,2km手前の道を走行中200mほど離れた畑地に数百羽の白い鳥の大群が一斉に舞い上がったところを見つけた。まさしくハクガンの集団であった。鳥見行のスタートからふたつとも念願がかなったのは幸運であった。

ハクガン その2

ハクガン その3

   

アメリカオシ♂♀

カナダヅル

   

カナダガン

アメリカヒドリ♂♀

   
 サンクチュアリはフレーザー川河口にある島の一角でほとんどが湿地帯である。ここではカナダガン、オオアオサギ、アメリカヒドリ、マガモ、オカヨシガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、アメリカオシ、コスズガモ、スズガモ、ヒメハジロカナダヅル、アメリカオオバン、アメリカワシミミズク、アカフトオハチドリ、アメリカコガラ、ムネアカゴジュウカラ、コマツグミ、ゴマフスズメ、ウタスズメ、キガラシシトド、ミヤマシトド、クサチヒメドリ、ユキヒメドリメキシコマシコ、イエスズメ、ベニヒワ、マダラトウヒチョウなど実に多彩な野鳥を観察することが出来た。

アメリカワシミミズク

アメリカワシミミズクの雛

   

ヒメハジロ♂

コマツグミ

   

ユキヒメドリ

キガシラシトド

   
 なかでもアメリカワシミミズクは雛2羽が洞から顔を出してとても愛くるしかった。ここでは他にメンフクロウが見られるが、今回はいなかった。夕方になり、本日の探鳥はここで切り上げ、バンクーバー市街の最長ビルのエンパイアランドマークホテルに向かった。当地は4月まではオフシーズンで夏場は200ドル以上するのが半額で泊まることが出来た。

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