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舳倉島探鳥記(2)(下)

―平成18年5月の記録― 山本毅也

写真31ムラサキサギ

 八重山諸島ではよく見るが、当地では初めて。中国では普通で舳倉島には渡りの途中稀に訪れるのであろう。
写真32 ムラサキサギ

 羽を広げると翼開長150cmもある。
写真33 イソヒヨドリ♀

 海岸の岩場で前回も見た。
写真34 日の入りの海岸

 5月9日18時41分、北西の海岸で撮影、同行の3人はいづれも写真が専門で島の日の出、日の入りの写真を撮るのも目的の一つであった。
データ:レンズ160mm相当、ISO100、F5.6、1/1000秒
写真35日の出シーン1

 5月10日4時46分、翌朝も快晴で絶好のチャンス、北東部海岸へ急行。
データ:レンズ望遠640mm相当、ISO200、F5.6、1/1000秒
写真36日の出シーン2

 4時48分、今回持参した広角レンズを初めて使用。
データ:レンズ広角17mm相当、ISO200、F4.5、1/400秒
写真37日の出シーン3

 日の出15分後の撮影、早出の鳥が動き始めた。
データ:レンズ160mm相当、ISO100、F16、1/500秒
写真38シマゴマ

 事情通によれば今回の最珍品とのことである。観察舎の東700mのラジオ用アンテナの近く、民宿つかさの北200mのの餌場で発見された。中央アジアに生息し、コマドリの仲間であるが派手ではなく地味な鳥である。
写真39 ノゴマ

 同じ場所でシマゴマと交互に出て来た。
写真40ノビタキ♂

 シマゴマの出現場所の近くの草原で、今渡って来たばかりのノビタキを見つけた。疲労困憊して近づいても動けない。こんな状態でも2,3日休養したら目的地を目指して再び飛び立っていくのであろう。
写真41ノビタキ♀  

 翌朝別の場所で撮影。
写真42 港風景

 舳倉島の小さな漁港、港の南西端にある今回宿泊した民宿つきの前から撮影。3日間晴天に恵まれ、野鳥の種類はすくないもののいくつかの珍鳥にも巡り合い満足して帰途に着いた。


 今回は昨年見られたヤツガシラ、シマアオジ、シマノジコ、アカショウビンなどは見かけなかったが、今回初めて見た鳥も多く来春の4度目の訪問も是非実現したいものである。
種名の同定には当野鳥の会の岡田会長の協力をいただきお礼を申し上げます。(終り)

山本毅也           


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