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ハノイ・アンコールワット紀行<其の2>


6月13日カンボジアシェムリアップ
 前日夕方シェムリアップ空港に到着し、エンプレスアンコールホテルに入った。アンコール遺跡はカンボジアの首都プノンペンから北方250kmに位置し周囲は果てしなく続くジャングルに囲まれた陸の孤島である。1992年に世界遺産に登録された遺跡群は、壮大な石造伽藍(がらん)のアンコールワットを中心に寺院や王宮跡など99カ所の遺跡 があり、その周辺には24の村があり、約2万3千人が主に農業に従事している。標高2300mの山の頂上に造られた空中都市。 なぜこんな不便な土地に造られたのは謎のまま。しかし山裾からは全く見えないことから侵略者達から長期間守られて現在に至っているともいえる。

アンコールトム寺院
 アンコールワットから北へ1.5km行くとアンコールトムの城壁の南門に達する。アンコールトムは、一辺3kmのラテライト(紅土石)の城壁で囲まれている。

写真11 南大門、城門の上部の巨大な四面像は観音菩薩。顔の長さは3m。12世紀末ジャヤーヴァルマン7世による建築で仏教様式。

 写真12 

 △ 写真13 


写真12 南大門前の巨人の石像。全部で54体の鼻筋が通り整った容貌のデーヴァ(神々)の像
写真13 アンコールトムの中心寺院バイヨンの壮大な寺院。
      仏教を信仰したジャヤーヴァルマン7世により大アンコールの中心寺院として建立。

写真14 王の最も崇拝した観世音菩薩の巨大な四面像が聳え立つ多数の塔に刻まれてれている。菩薩の顔は深い瞑想の微笑を漂わしている(バイヨンの微笑)。

 

 写真15 

 写真16


写真15 バイヨンの壁画と現地ガイド。寺院の回廊にはジャヤーヴァルマン7世がチャンパ軍を
     駆逐した戦争物語などが如実に描き出されている。
写真16 アンコールトムの境内で撮影した。
     親子連れで野生か家禽かは分からないが鶏の仲間なのであろうか?

 写真17 ↑

 写真18 →

 写真19 ↓


写真17 タプロム寺院。バイヨン寺院の東3kmに位置し、12世紀後半にジャヤーヴァルマン7世により
     建てられた仏教の寺院。ジャングルにより破壊されたままの形をとどめている。
写真18 
写真17と同じ
写真19 
シェムリアップ市内の公園でおびただしいオオコウモリの群れ

ハノイ・アンコールワット紀行<其の2>
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