関連史料の小部屋

中国人強制連行関連史料などを順次増やしていきます。

まず「外務省報告書」による中国人強制連行の「始まり」と「終わり」の資料です。
「外務省報告書」とは正確には「華人労務者就労事情調査報告書」といいます。
1946年、外務省が国際的な戦争犯罪追及を逃れるため
極秘に各事業場に資料(「事業場報告書」)を提出させ
また自らが調査し、それに基づきまとめたものです。
その意図ゆえ、「事業場報告書」と共に、謙虚さと正義に欠けるものですが
全くの虚偽では反論に使えないため、被連行者及び死亡者の基礎データには根拠があり
その死亡原因には根拠が疑わしい、といった傾向があります。
また他に残された資料が少ないため現在の調査の基礎資料として活用されてきました。

「外務省報告書」による中国人強制連行・出港順
連行される人々を中国大陸から引き剥がす船の出港日の順に各事業場各序次を一覧しています。
135箇所の事業場には、中国大陸から直接連行した事業場と、他の事業場からの移動のみの事業場があります。
末尾に移動のみの事業場を掲載しました。

「外務省報告書」による集団送還
集団送還は44年4月の2例を除き、45年1月から12月まであります。
集団送還でなく様々な事情(本人の事情でなく)でばらばらに帰国した人たちもかなりいました。


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