畳 価格表

関西方面の新聞のチラシでよく見かける「1枚=７０００円の品物が２８００円になる」ことは当店ではありません。
なぜなら当店での７０００円の品物の材料代は２８００円以上になってしまうからです。

材料代の大半は畳表が占めますが、国産畳表の流通は、製産織り元が市 （いち） へ出し、そこで入札される仕組みになっています。
その入札には生産地の卸業者しか参加出来ません。どの業者も 目利きであり、い草の品質、収穫量、織りの善し悪し （材料ページ参照）、 また社会の動向などをにらみ合わせて値札を入れていきます。

したがって畳製造業者が 同程度の品質のモノを、 特別安く入手するのは極めて難しいです。
（市へ出しても値段のつかない不良品が出回ることがあるかも知れません）

中国産表はかなり安めにはなりますが、それでも縁や糸、等々を合わせると、2800円では手間賃はほんのわずかですね。
高い広告費など出していると赤字になってしまうでしょうね。

同じ値段の畳表であっても少しでも品質の良いモノを選ぶ目を持つことが、我々畳屋には肝要かと思います。
これが結構難しいのですが‥。

消費者の方も、甘い誘いには気をつけて下さいﾈ。