もうお気付きかもしれませんが、「だいたい」や「ぐらい」など曖昧な言葉で表現をする場面が多いのは両親やその回りの人にこのホームページを更新する為には殆ど聞いていないからです。
どうして聞かないかは特に理由は無いのですがその方が面白いと思って聞いていません。
ですから日時や登場人物など多少の誤りはあるかもしれませんがご了承下さい。
ダメダメの病院をいよいよ退院の日殆ど動かなかったベットからストレッチャーに乗せられてそのまま救急車に乗せられました。
救急隊員の人も訳を知ってか知らずかすごく優しく乗せてくれて母親も乗り込んで一応看護婦さんもダメダメ病院から1人救急車に乗っていざ出発 !! 僕はこの時生まれで初めて救急車に乗ったような気がしました。
事故を起こしてダメダメ病院まで救急車で運ばれている筈なのですがそんな記憶全くありませんからなんか嬉しくて少し状況を忘れてウキウキした気分になってしまいました。
というのも事故を起こす前からずっと救急車のサイレンを聞く度に1度でいいから救急車に乗ってみたいと思っていたからです。
事故を起こす前は必要以上に元気でクラスに1人は居る得意な科目は体育と昼食というキャラクターで(中学に入ると体育も2に成りました)世間からあまり歓迎されていないようなタイプでしたから1度でいいからみんなから体の事で心配されるのが(赤いシリーズの百恵ちゃんの用に)小さい時からの憧れだったからでした。
だから友達が骨を折って入院したなんて聞くとちょっとジェラシー感じたりして今思えば本当におバカな子供です。
救急車に乗った感想としては普通の車です。(なんじゃそらです)外を見ようと思ってもガラスが半分擦りガラスのようになっていて空と電線とビルの上の方しか見えませんでした。
サイレンはしっかり鳴っていて絶対安静には変わりないけど「でもそんなに緊急じゃないよ」なんて心の中で呟きながらちょっと緊張して乗っていると、母親が「今ここやで」とか「あそこやで」なんてその時通っている場所の説明をしてくれるのですが全然わかりませんし少し煩わしく感じていました。
今思うとダメダメ病院から退院出来るのと救急車に乗っていたせいで母親も少しテンションが上がっていたように思います。
でも僕が「わからん」と少し怒ったように言うとそれからは殆ど口を聞きませんでした。
そんな空気の中ダメダメ病院の看護婦さんはここでも健在でした。
看護婦さん「大丈夫?」これは正解!
僕「はい」大変普通
看護婦さん「しんどくない?」これも正解!
僕「はい」でもちょっと五月蠅い
看護婦さん「酸素あるで」ちょっと頑張り過ぎちゃうか?
僕「大丈夫です」だ・か・ら五月蠅い(-_-メ)でもここまでは許せる範囲
看護婦さん(酸素吸入器持って半笑いで)「最後やしサービスするで」
僕「大丈夫、で???す」なにゆうとんねんこいつ?しばしの沈黙???
10秒ぐらい考えて(サービス?ひょっとして酸素吸入する事がサービス?何で?わからん?前々からそうじゃないかと思ってたけどひょっとしてこいつらアホか?
どういう事やねん!ピクニック気分か〜ぁ?って、ふざけんなっ!
こいつら退院してまでも笑わしてくれるなぁとそういうことに落ちてきました。
それにしても恐るべしダメダメ病院(唸)
そんな会話が一段落ついてしばらくすると枚方の厚生年金病院に着きました。
病院の敷地に入ってからダメダメ病院の看護婦さんが「本当に酸素いらん?」というので僕は(この期に及んでまだそんなことゆうてんのかぁ〜(-_-メ))と思いながら黙っているとダメダメ病院の看護婦さんは独り言のように「もうついてもうたもんなぁ(ため息)」悲しい声でつぶやくので僕はこの人はこの人で頑張ってねんなぁと少し反省しました。
救急車が止まるとダメダメ病院の看護婦さん必至で僕を乗せたストレッチャーを救急車から下ろそうと頑張っていたのですが結局救急隊員の人の邪魔になって空回りしてました。(この空回り上手!)
厚生年金病院の看護婦さん達が玄関まで迎えに来てくれていたので救急車のストレッチャーから厚生年金病院のストレッチャーに乗せ変える時にもダメダメ病院の看護婦さん一生懸命手伝おうとしていたのですが厚生年金病院の看護婦さん達に押し出されて(看護婦さんの戦い)しまったようになって結局ダメダメ病院の看護婦さん最後まで何も出来ませんでした。
厚生年金の看護婦さん達が救急隊員の人に「ご苦労様でした」みたいな事を言ってさっさと病棟の中に入ろうとしたその時、半ば無理矢理ダメダメ病院の看護婦さんがストレッチャーを止めて「治ったらうちの病院に遊びに来てな」と目をウルウルさせながら僕に向かって必死で語りかけてきました。
僕はその迫力に圧倒されて(もう治らんぞと思いながら)小さく(本当に小さく)首を縦に振りました。(折れている首で)
するとダメダメ病院の看護婦さんの顔の前に厚生年金病院の看護婦さんの肩が入って来て(わざと入れたのかな?)ストレッチャーが動き始めました。
ダメダメ病院の看護婦さん最後に厚生年金病院の看護婦さん達に向かって「宜しくお願いします」みたいなことを少し離れたところから言っていました。(出来た看護婦さんです(涙))
ダメダメ病院の看護婦さん何でこんな事はちゃんと出来るのに治療や看護が出来ないのでしょう(涙)
でも、最後にわかって良かったです。
気持ちだけは立派な看護婦さんだという事を・・・