027 至仏山(尾瀬) 2008.10.13
至仏山山頂にて okaの子供たちと
00
この前の連休、
尾瀬周辺の山に友人okaファミリーと登ってきました。
行程は祭日を含む3連休プラス前日の夜です。
01
前日の金曜日、
いつもより早く仕事を終え、
22時半には電車で滋賀県の友人oka(嫁と兄Jr.と妹お嬢)と合流、
そこから車で夜通し交代で運転し、
明け方群馬県の戸倉バスターミナルに到着。
天候は曇り。
鳩待峠行きのマイクロバスに乗り、
6時40分鳩待峠到着。
(標高1591m)
装備を整え至仏山へ出発。
02
天気予報は雨やけどまだ降っていない。
整備された木道を軽快に進み、
距離的には半分以上のオヤマ沢(標高1980m)に8時に到着した。
ガスで視界が悪い
この時はまだ雑談をしながら余裕で歩いていたが、
勾配がきつくなると、
この山特有の滑りやすい蛇紋岩の岩場が現れ、
雨も降り始めて進みにくくなってきた。
降りが激しくなる前に頂点を踏んでおこうと急いで稜線に出た途端、
強い風。
雲の中に入ったらしく、
目指す山頂は全然見えない。
そのうち雨も強くなり、
okaの判断で嫁を引き返えさせ、
1人ずつ子供をみながら進む事にした。
子供に雨具を着させている間に、
一瞬で天候が荒れたので、
自分の雨具は上着だけしか着る余裕が無く、
下半身はずぶ濡れのまま先に進む事になった。
03
雨具を着るのに時間がかかり、
体が冷えたので、
軽く体操しながら体を温めつつ先に進んだ。
一時お嬢がしゃべらなくなったので、
冷えて動きが鈍くなってはマズイと思い、
体をさすって暖めながらどんどん歩いて、
何とか9時30分至仏山の山頂到着。
(標高2228m)
山頂だけは不思議と雨が止んでいたが、
長居は無用なので、
記念撮影もほどほどに引き返した。
途中、
行きには見つけられなかった小至仏山(標高2162m)の山頂を通過し、
小至仏山山頂とoka
滑る蛇紋岩の岩場を抜けて安心してたら、
その先の木道が濡れてメッチャ滑りやすくなっていた。
無事風の少ないところまで降りてこれた安心からか、
木道で3回転んで思いっきりお尻を強打、
ヘトヘトになって11時40分、
鳩待峠に戻ってきた。
子供たちは下りはメッチャ早く、
滑る木道も余裕で駆け抜け、
泥だらけで鳩待小屋の前で待っていた。
04
雨は上がり日がさしてきたので、
雨具をザックになおし外でラーメンを食べたんやけれど、
途中でまた雨が降り出した・・・
食べ終わるまでガマンして小屋に避難。
恒例の記念バッジを購入する間、
様子を見ていたが雨が止まなので、
そのまま峠を出発した。
05
鳩待峠から尾瀬ヶ原までは木道を延々下る。
雨は降ったり止んだりで依然足元は滑りやすい。
長い木道を歩いていると、
さっきの至仏山登山道と違い、
普段着の方が多い。
やはり尾瀬は有名な「観光地」なんかなぁ。
30分ほど歩くと前が詰まって渋滞。
前日からの強行の疲れで、
混雑のなかダラダラ歩くと眠くなる。
前を歩くokaが何度かスリップして転びそうになる。
子供たちは笑っていたが、
ヤツも渋滞でかなり眠かったそうや。
渋滞の原因は、
年配団体ハイカーのゆっくりとしたペースに巻き込まれたためで、
少し広くなったところで一気に追い越した。
峠から50分、
尾瀬ヶ原の入り口「山の鼻」に到着した。
休憩所やロッジの並ぶ散策のためのベースになるところで、
軽装の方はこの辺りで滞在するようや。
06
雨は依然止む気配がない。
小休止の後尾瀬ヶ原に踏み込む。
木道は2列、
(右側通行のようでした)
すれ違っても邪魔にならない配慮。
1列辺り40〜50cm幅の木道の上を歩いて広い湿原を横断する。
木道を歩き続ける
ミズバショウやニッコウキスゲが有名やけど、
季節柄草は茶色に色づいているものが多い。
紅葉とマッチして秋らしい景色もいいけれど、
夏も緑溢れて綺麗なんやろうな・・・
木道を良く見ると、
「H18」などと刻印がある。
少しずつ毎年新しく作り変えて維持管理しているようや。
先に進むと付け替え工事中の区間に差し掛かり、
迂回路を抜けると真新しい木道が続いていた。
07
中田代の湿原の端に山小屋が1軒見えた。
山の鼻から歩いていると、
この小屋が明日昇る燧ケ岳のふもとに見え、
目指す宿かと思ったらそのさらに先に下田代という湿原が続き、
その先に目指す宿があるとの事やった。
下田代に入る橋を渡ると県境を越え福島県に入る。
ここが県境
東北突入やけど景色はそれほど変わらない。
進行方向左側少し離れたところには、
新潟県境もある。
下田代の先、
見晴には山小屋がたくさんあり、
ちょっとした集落のようや。
予約を入れておいた「原の小屋」にチェックイン。
okaは個室を確保しておいてくれていた。
08
荷物を降ろし着替え、
濡れた服を乾燥室に干して、
小屋では珍しいお風呂に入って夕食。
部屋に帰って1杯呑もうと考えてたら、
okaがザックから日本酒の4合瓶を出した。
「竹生島」・・・
8月にヤツの親父さんが亡くなったときに渡した酒や。
コッヘルに1杯ずつ注ぎ、
親父さんを偲んで乾杯した。
前日の強行が祟り、
18時半には睡魔が襲い、
誘惑に負けてバタンキュー。
夜中に1度目を覚ましたが、
朝まで泥のように眠った。
2日目 029 に続く。
(update 081026)