out-door
hike

028 燧ケ岳(尾瀬) 2008.10.14


山頂付近より尾瀬沼を望む

01
尾瀬山行き2日目。

1日目 027   3日目 029

尾瀬見晴にある原の小屋にて朝4時半起床。
夕べは18時半に寝たので睡眠時間は充分。
行程中最も歩くこの日、
雨は上がり少し雲は残るが天気は良さそう。
小屋にしては比較的品数の多い朝飯をシッカリいただき、
百名山2座目の燧ケ岳(ひうちがたけ)を目指す。

02
朝6時過ぎ原ノ小屋を出発。
(標高約1400m)
やや寒いが歩いているうちに体は温まる。
まっすぐ尾瀬沼に向かう道を離れ、
登山道(見晴新道)に入った途端に、
岩場の連続する道に変わった。
徐々に勾配がきつくなり、
高度も上がっていく。
ふと後ろを見ると尾瀬ヶ原が眼下に広がる。
昨日横断した所やな。
どんどん高度を上げていくと、
8時には目の前が開けて稜線が近づいてきた。
森林限界を超え木が減ってきた。
開けた稜線を良く見ると白い。


本当に白い

花が咲いたように白く染まっている。
良く見ると葉や枝についた氷や。
まるで満開に咲き乱れる花のように、
山が白く染まっていて、
しばらくそこで皆で見とれていた。
早朝やから見れるこの景色、
昼には溶けてなくなるんやろうな・・・

03
稜線に出ても急登は続く。
息が上がるけど、
登っただけ景色は開けて良くなっていく。
至仏山も尾瀬ヶ原も良く見える。
・・・おっ、
遠くに見えるのは富士山!


真ん中一番奥に富士山

昨日とは全然違う天気の良さ、
雨が嘘のように目の前に山々が重なって広がっていた。
急な岩場の斜面を一気に登ると、
8時45分、
燧ケ岳最高峰の柴安ー(しばやすぐら 標高2356m)到着。
雲海から飛び出した山の影が美しい。


恒例の記念撮影 ソロ版

石碑の前で記念撮影をして、
コーヒーを沸かして温まる。
残っていた日本酒もコッヘルで温め、
燗をして呑んだ。

04
ここからは一度下り、
鞍部を越えてもう一度急登を越えると、
もう一つの頂、
俎ー(まないたぐら 標高2346m)に9時40分に到着した。
今日14時半過ぎに出る最終バスに乗らないと、
停めてある自動車にたどり着くのが困難になる。
頂上での滞在を短くし、
早く下山する事にした。
俎ーを後にして、
長英新道を一気に下る。
登ってきた方々にすれ違う事が多くなってきた。
道の勾配がゆるくなってきた所付近から、
足元が悪くなってきた。
okaと子供たちは元気すぎて、
小走りで視界からじきに消えた。
oka嫁とぬかるみの中から足場を探し出し進む事にした。
見た目以上に裾野が広く、
ぬかるんだ道が延々続く。
足元が悪いのでペースも上がらず、
ようやく目の前に尾瀬沼が見えたのは、
11時45分。(標高1700m)
予定時刻を少しオーバーしていた。

05
燧ケ岳を下りて尾瀬沼のほとりの木道を15分ほど歩く。
夏にはこの辺り、
ミズバショウ・ニッコウキスゲが咲くそうや。


沼に注ぐ川 透明度がすごい

緑(常緑樹)と茶色(落葉樹)の混じった景色を楽しみながら、
12時前に長蔵小屋前到着。
早速昼飯の支度。
大清水の終バスが14時45分やから、
急がないと間に合わん。
とはいえ子供連れ、
シッカリ食事を摂り、
残った日本酒を冷で呑み干し、
売店で手ぬぐいを購入し、
花豆のジェラートまでいただいてから出発した。

06
しばし沼の畔を歩く。
さっき登った燧ケ岳がすごく良く見えて綺麗や。
撮影ポイントだけ木道が広がっていたのでそこで記念写真。


尾瀬沼越しの燧ケ岳

この辺りは普段着でやって来る方もチラホラ見かけた。
(それでも最寄の駐車場から歩いて2時間以上かかる)
尾瀬沼山荘でバッジを購入し、
ここで尾瀬沼と別れて、
大清水を目指して13時前に出発。
三平峠まで一度登って後は下り。
木道と木階段と石階段が連続する山間の道を、
子供たちと競争しながらどんどん下る。


元気良く下るお嬢

途中岩清水の水場で休憩、
コップが置いてあったので、
1杯いただき復活。


コップまで用意してあるなんて最高

一気に三平橋(一之瀬休憩所)まで下り、
時間を気にしながら早足で林道を歩いて、
何とか14時25分大清水に到着した。
大清水にはタクシーが1台、
帰る客を捕まえようと待っていて、
バスを待とうかと話し合ったが、
皆で乗れば料金も変わらない、
結局タクシーで戸倉まで戻る事にした。

07
無事車に戻り、
戸倉で土産と晩に呑む地元のワンカップを購入。
地元産の飲むヨーグルトをいただき、
宿に向かう。
名前は「ジョイフルいっちゃん」
okaが予約したんやけど、
ネットの書き込みの評価がダントツに良かったらしい。
かたしなスキー場への入り口付近、
チェックインして荷物を預ける。
ペンション風の談話スペースでコーヒーをいただき一息つく。
昨日来る途中に「リンゴ狩り」の看板が気になっていたので、
ご主人に聞くと近くにオススメのりんご園があり、
まだ時間的に間に合うとの事。
子供たちはペンションにあるオセロやホッケーゲームに夢中やったんで、
oka夫婦と3人でリンゴを買いに行くことにした。

08
車で15分ほどのところ、
「片品林檎亭」到着。
リンゴ園のそばの建物で、
リンゴを買ってすぐ帰るつもりが、
いきなり絞りたてのジュースを1杯いただき、
味見用のリンゴ3種、
おまけにゆでたとうもろこしまで出てきた。


試食でお腹が膨れた

ジュースはまさに絞ったリンゴそのものの味で美味い。
リンゴを食べ比べ、
「あかぎ」「秋映(あきばえ)」の2種を箱で買って宅配してもらった。
宿に戻ると子供たちはまだ遊んでいた。
お風呂にもう入れるとの事なので、
okaと息子の3人で入浴。
壁に尾瀬沼のタイル壁画がある快適な風呂で、
昨日までの疲れを充分に癒した。
18時に夕食。
焼肉・鶏とキノコのソテー・貝柱造り・ハムサラダなどなど。


料理が次から次へと・・・

白ごはん以外に栗おこわが、
大きな木の器に入っていたのにまず驚いたが、
テーブルにのっている料理を食べていたら、
次から次に料理を持ってくる。
味噌汁・地元産大豆でつくったざる豆腐・舞茸天ぷら・・・
これで終わりと思ったら、
最後にリンゴが出てきた。

09
部屋に戻って酒を呑む。
缶ビールとさっき買ったワンカップ。
ミズバショウの絵がカワイイ。
これもまたお土産やね。
昨晩ぐっすり眠ったので、
眠くないと思っていたけど、
20時半には眠くなり、
結局就寝。
何度か目を覚ましたけど、
朝までまたシッカリ眠ってしまった。

3日目 029  に続く。

(update 081027)

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