キット選び〜「HG」「MG」そして「PG」
プラモデルと一口に言っても色々あります。
メーカーもジャンルも数多くあり、その中でも色々なシリーズがあります。
しかしここで提示するのは、ごくわずか。
作り易さと「私の趣味」で選んだ、三つのラインナップです。
メーカーは「バンダイ」ジャンルは「アニメロボット」
そしてシリーズは「HG」「MG」「PG」の三つです。
HG(ハイグレード)
価格帯700〜1800円。サイズは15cm前後。
採用作品は「ガンダム系作品」を中心に「ダンバイン」「ナデシコ」「エルガイム」等。
基本的に昔のガンプラでいうところの1/144サイズを扱ったラインナップ。
現在ではコレクションシリーズ的意味合いが強く、豊富な種類を誇る。
今回取り上げたシリーズでは最も安い価格帯だが、
それでも従来のプラモデルに比べ遙かに作りやすく出来もいい。
物によっては後述のMGを上回るプロポーションを持つものもあるので侮りがたい。
ただし、成形色の分割が完全ではないため、若干の塗装を要する。
なお、最近のガンダム関連のHGモデルは「HGUC」と称されている。
(例外)
「HGUC GP03 デンドロビウム」
このキットは定価28000。完成時の全長が約1mという驚異のキット。
HGUCでありながらPGに匹敵する内容は、さすがの私でも手を出しかねる・・・。
MG(マスターグレード)
価格帯2000〜8000円。サイズは20cm前後。
採用作品は「ガンダム系作品」「ダンバイン」「パトレイバー」等。
基本的に昔のガンプラの1/100サイズにあたる。
現在のプラモデルシーンの主力とも言えるラインナップで、
作りやすさと格好良さを両立させた驚異的シリーズ。
また、成形色もほぼ設定通りであるため塗装をほとんど必要としない点も魅力。
もちろん、変形や合体などのギミックも充実している。
一番のお勧めシリーズである。
PG(パーフェクトグレード)
価格帯10000〜20000円。サイズは30cm前後。
採用作品は「エヴァンゲリオン」「ガンダム系作品」。
基本的に昔のガンプラの1/60を意識してもらっていい。
しかし、その価格が示すとおり内容は大きく異なる。
「パーフェクト」の名は伊達ではなく、完璧を目指して生産されたキットで、
100点満点を越えてしまったと評される。
総パーツ点数は600を超え、説明書通りに組み上げるだけでも1週間近くを要する。
しかし、ディスプレイしたときの迫力や劇中の大半のシーンを再現できる可動などは、
その膨大な労力に報いてくれること請け合いである。
高騰した価格と相まって、まさに大人の趣味といえるだろう。
以上、主要な三つのシリーズを解説しましたが、
この三シリーズは互いに影響しあいながら、
現在なお進化を続けているということを付記しておきます。
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