組み立て〜基本となる技術
説明書をしっかり読む
最近のパーツ点数の多いプラモでを作るにあたっては基本中の基本です。
まず、パーツリストを見て欠損などがないか確認。
そして、できれば説明書とパーツを見比べながら頭の中で「仮想組み立て」。
これをやっておくだけで、左右の組間違いなどのミスがグッと減ります。
環境を整える
簡単に言ってしまうと「部屋をかたづけろ」ってことです。
部品を飛ばしてしまって、それがどこに行ったか判らなくなるのは悲劇です。
さらに、プラモ作りは大量の「プラ屑」を生み出しますので、
それを手っ取り早く掃除するためにも、あらかじめ片づいていた方がよいです。
なお、私自身はこの項目がしっかり出来ていないので、やたら部品を紛失したり、
プラ屑まみれの布団の上でチクチクを我慢して寝る羽目に陥っています(トホホ
パーツを切り出す前に・・・
説明書を読んで部屋も片づいたら、いよいよ組み立てです。
でも、全部のパーツを一気に切り出さないでください。
そんなことをしたら、パーツを形状だけで区別するしかなくなるので、
基本的に、説明書の1項目で必要とする部品だけを切り出すようにしてください。
その際、形状が似ていて紛らわしいパーツは、組み立てたときに外から見えなくなる部分に
油性ペンで部品番号を書き込んでおくと間違いが減ります。
また、小さい上に紛らわしい形状をしているパーツなどは、紙切れに番号を書いて、
それにセロテープで仮止めしておく方法が効果的です。
切り出しの基礎テクニック
テクニックというのもおこがましいレベルですが、最近の組みやすいガンプラの場合、
ここで完成したときの見栄えに大きな差が出ますから、是非ご一読を。
1.まずはニッパーを使って、ランナーから切り離します。
このときは、出来るだけパーツから遠い部分を切り、ゲートを多く残すようにしてください。
その方がニッパーでパーツを傷つける可能性が下がります。
2.そして、ゲート落とし。ゲートを少しだけ残して、パーツの近くをニッパーで切ります。
ここも、一気にパーツ間際を切ると、パーツに傷が付いたり、
ゲート跡が白濁するので注意してください。
3.仕上げはアートナイフでゆっくりと残りのゲートを切り落とします。
焦って刃先が滑ると、パーツそのものを削る可能性がありますので注意が必要です。
また、力を入れすぎるとプラが歪み、ゲート跡が白濁するので注意してください。
一気に作業を進めず、少しずつ切り落としていけば白濁は回避できます。
最後の部分、私はナイフを使いますがヤスリを使って処理する方法もあります。
組み立ての基礎テクニック
このサイトで紹介したラインナップは接着剤を必要としません。
ですから、説明書通りに部品をハメ込んでいくだけです。
強いて注意点を挙げるなら他の部品を挟み込むときに、向きの間違いや挟み忘れがないかを
再確認してからハメ込む癖をつけた方がよいということぐらいです。
塗装の基礎テクニック
バンダイのHG以上のクラスのプラモの場合、基本的に全体塗装は必要ありません。
せっかくの多色成形ですからキットの成形色を生かしましょう。
したがって、アクセント塗装についての解説となります。
アクセント塗装は小面積を塗るだけなのでスプレーなど不要。
ガンダムマーカーで十分です。
とりあえず、はみ出しても構わないので、軽く一回塗ります。
その時、出来るだけ同じ所は重ね塗りしないようにしてください。
塗膜が厚くなり、乾燥が遅れたり、ひび割れの元になったりします。
そして、ペンは必ず一方向から走らせましょう。
上から下なら上から下。左から右なら左から右といった具合です。
これは、塗りむらを減らすのに重要なポイントです。
乾いたらはみ出した部分の処理です。
大きくはみ出した部分はアートナイフの刃を立てて、削っていきます。
小さいはみ出しは、綿棒の先にコンパウンドをつけて磨き落とします。
コンパウンドを使った時はきれいな綿棒で乾拭きしてください。
コンパウンドの溶剤はガンダムマーカーなどに比べると強力なので、
塗装面に溶剤が残っていると2回目以降の塗装がはじかれます。
そして、2回目の塗りを行います。
2回目の塗りも基本的に一回目と同じ要領なのですが、
必ず1回目とは「直交」するように塗ってください。
そうやって、直交塗りを繰り返していくと色むらが軽減されます。
あとは自分の納得するまでです。
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