小細工〜小さな事で大きな変化
改造・・・というと大げさなので「小細工」です(^^;
ちょこっとした工夫でプラモはグッと見栄えが良くなります。
墨入れのススメ
プラモのパーツ表面に細い溝が彫ってあることがありますよね?
あれが「筋彫り」です。
その筋彫り部分に色を与えるだけで簡単に格好良くなります。
ただし全部の筋彫りに墨入れすると鬱陶しくなってしまうこともあるので、
バランス良く墨入れすることが大切です。
特にHGクラスのキットは物が小さいので墨入れするとごちゃごちゃした感じになってしまいます。
ですから、HGクラスでは明らかに装甲が分割されていると思われる部分など、
最小限に止めることをお勧めします。
逆にPGクラスになってしまうと、一つ一つの面が大きいので、
墨入れをしないと、オモチャっぽくチャチに見えてしまいます。
ですから積極的に墨入れしましょう。場合によっては自分で筋彫りを作るのも有りです。
で、中間のMGクラスの場合はどうでしょう?
ハッキリ言ってしまうと、「好みの問題」です(爆
しかし、作品のイメージを尊重するというのが一つの指針かも知れません。
例えばエルガイムやマクロスなどのメカメカしい感じの作品のプラモは多めにして、
ミリタリー感を強調する。
Gガンダム、ダンバインのようなアニメ、ファンタジー色が強い作品は少なめにして、
アニメ演出風の躍動感を出してみる、といった具合です。
墨入れの方法
油性マジックの極細で・・・なんてやらないように(^^;
確かに油性マジックも使うことはありますが、標準的な筋彫りはマジックより細いです。
ですから、その方法だと「子供の落書き」になりかねません。
一番手っ取り早いのは「筆ペン」で周囲ごと塗って、乾燥前に拭き取る方法です。
筆ペンだと、極細でも入り込めないような細い筋彫りにも確実にインクを乗せてくれます。
さらに水性なので拭き取る際のインク離れも良好です。
私は墨入れには主に「ガンダムマーカー スミいれ ふでぺん」を使っています。
穴空け
プラモの場合、縮小して模型化しているわけですから、省略されている部分が多々あります。
また、プラの強度の関係で再現しきれていない部分もあります。
もし、それが穴であった場合は迷わず空けましょう♪
ガンダムの顔の横のダクトなんて、空いているのと空いていないのとではハッキリ変わります。
穴空けには「ピンバイス」と呼ばれる極細のドリルを使います。
私が愛用しているのは0.8mm〜2.5mmの6本セットの物です。
私は電子部品の店で買いましたが、ホームセンターや模型店でも買えます。
変な塗装
ガンダムマーカー以外のペンを使って塗ってみると新発見があるかも知れません。
ただし、その場合は必ず試し塗りをすること!
ものによっては溶剤が強力すぎてプラを溶かしてしまいます。
プラにも色々あって一種類で試し塗りしたからといって大丈夫とは限りません。
試し塗りには必ず塗る予定のパーツのランナーを使いましょう。
ちなみに三菱のペイントマーカーはほとんどのプラを溶かしました。
ガラスや金属面に塗るのには良さそうですがプラモ作りには不向きです。
成功して愛用しているのは「アサヒペン カラーパレット」
本来は家具補修用マーカーか何かですが、性質は耐水性水性なので使いやすいです。
これのマット(つや消し)ブラックが非常に発色が良く、塗料のノリも良いので、
私は多用しています。
あとはマニキュア。そう。爪に塗るマニキュアです。
マニキュアはネイルエナメルの名が示すとおり、エナメル塗料なので、
プラとの相性は抜群です。発色も良く、色数も多い。
さらに、溶剤の粘度が高く、塗った後に盛り上がるのも使いどころを考えれば最高です。
ジオン系MSのモノアイ、キュベレイのPSYセンサーなどに多用できます。
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