とみた歯科医院は、神戸市北区にある包括的歯科治療と口腔衛生及びそのメインテナンスを専門とする総合的な歯科医院です。

治療方針

私は医療の主たる目的は、患者さんを苦痛から解放し失われた機能を回復することによってQOL（quality of life,生活の質)を改善することだと考えています。特に歯科においては、一義的には歯や顎の痛みを取り、機能的にも審美的にも良好な咬合状態を回復することにより食物を美味しく味わったり咀嚼・嚥下が容易に行える状態を回復させることですが、延いてはそれによって全身の健康状態の改善・増進に寄与することであると考えています。このような観点から、例え一歯の治療であっても口腔全体の機能に影響を及ぼすことから一口腔体位での治療を行うこと（包括的歯科治療）を心がけております。この治療には、虫歯治療、歯内・歯周治療、歯冠補綴やブリッジ・義歯など架工義歯補綴、顎関節治療、更には矯正治療・インプラントによる歯列の修正までト−タルの治療が必要となることがあります。当院では口腔機能の改善に必要な情報を患者さんにお知らせし、可能な限り患者さんのご要望にお応えできるように心がけております。お口の健康から全身の健康へと充実した人生の一助として治療のみならず口腔ケアの部門においてもお手伝いさせていただきます。

---

院長からのご挨拶

はじめまして。とみた歯科医院の院長をしております富田真一と申します。私は、地元小部小学校を卒業し、三田学園中・高を経て昭和53年広島大学歯学部に入学致しました。卒業後同大学の歯科放射線学講座に文部教官助手として入局致しました。卒後何をしようか当てもなく色々と考えていた時に先輩から診断学を教えてやるという言葉に誘われて同科に入局致しました。そこでX線写真に写しだされる線や陰影が生体のどの部分であるのか、どういう場合にそう写しだされるのかを徹底的に教え込まれました。それは適切な治療を行うためには正確な診断が必要条件だからです。その後診断学をメインに専攻し虫歯から口腔がんの診断に至るまで数多くの症例を経験してきました。特に口腔外科での研修とカンファレンスにおいて、X線診断と病理診断の食い違いや臨床的な悪性腫瘍の侵潤範囲や切除範囲の決定等についての激しい討論は私の人生において宝物になっております。またその時期に前後して、私は頭頸部悪性腫瘍の放射線療法と免疫に関する研究で歯学博士の学位を取りました。その際にお世話になった口腔細菌学教室ではその当時免疫学と抗生物質（MRSA：メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の耐性機構)をメインテ−マとされており、抗生物質の知見についても広げることができました。永年大学で研究してきた身でしたが、在野にて実際の患者さんと接し地域医療に貢献したいとの気持ちが強くなり、また阪神大震災の影響もあって、この筑紫が丘の地で開業するに至りました。大学在籍中は診断が主な仕事でほとんど患者さんを治療することがなかったため、開業前には広島大学口腔外科、補綴専門のドクタ−や歯周病専門のドクタ−のもとで勤務させていただき口腔外科・補綴・歯内歯周治療について研鑽致しました。開業後は大阪大学と広島大学の矯正学プログラムや朝日大学のインプラントプログラムに参加し実践的な包括的な歯科治療を学びました。歯科における総合医であるいわゆるGP (general practitioner)として一通りの研鑽を積んだと自負しております。この地で開院して22年になる現在でも日々進歩する歯科医学を吸収するべく研修に精進しております。
歯科治療においては、総合的に適切に口腔内を診断できる能力が要求されます。正確な診断があってこそ適切な治療ができるからです。１本の歯の欠損から咬合が不安定になり鬱状態になられる患者さんもおられます。それ故１本の歯の治療であっても口腔全体のバランスを常に考える必要があります。健康に生活するためには口腔機能が安定している必要があるのです。ただ開業医には治療の限界もあります。その限界を知り、必要な場合は適切な医療機関に紹介できる能力も求められます。その際は適切な医療機関にご紹介いたしますのでご安心下さい。以上が私の基本的な考え方です。
疑問な点があればお気兼ねなくご質問下さい。

当院の診療内容は、歯科全般（保存歯周治療・補綴治療・顎関節治療・口腔外科治療・小児歯科矯正歯科治療・睡眠時無呼吸スプリント治療・スポ−ツスプリント作製・インプラントのメインテナンス等）を行っております。現在小児歯科矯正歯科治療においては長期間の調整を要する�T・�U期治療は行っておりませんが、短期で終了できる小児咬合誘導や成人の小矯正（MTM)を中心に行っております。インプラント治療においては市民病院と提携してインプラント埋入を行っています。また、睡眠時無呼吸スプリント治療においては、提携する内科医と共同してスリ−プスプリント治療を行っています。

---

院長略歴

1984年 3月

広島大学歯学部卒業

1984年 4月〜1992年 3月

広島大学歯科放射線学講座入局（文部教官採用）

1992年 1月

歯学博士号取得 （頭頸部がんの放射線療法と免疫に関して）

1992年 1月〜1992年 6月

広島大学第一口腔外科講座にて研修

1992年 7月〜1996年 12月

補綴専門開業医・保存歯周病専門開業医にて研鑽

1996年 9月

日本歯科放射線学会認定医

1997年 6月

とみた歯科医院開設

1998年 4月〜2010年 3月

大阪大学・広島大学矯正談話会会員

2011年 5月〜2012年 1月

朝日大学インプラントプログラム参加 (口腔インプラント科認定医）

2019年11月　　　　　　　

緩和ケア研修会終了（於：神戸中央病院）

2020年1月　

日本語教師資格取得

2021年 9月

現在に至る