今週ふくらんだつぼみ
先週のネコヤナギ
色々あって、忙しかった去年の今頃と比べて、今年は随分のんびりとした春休みをすごしています。
幾らか出ている春休みの宿題を、朝のうちに終わらせてしまえば、子供たちには自由な時間が待っています。端から宿題など無いタンタンは、朝からハイテンションで、お姉ちゃんたちを困らせています。
姉たちは、やりたいことに没頭して有意義な時間を過ごしています。ナミンチは、マンガを描いて、高校野球の資料をまとめて、借りてきた宝塚歌劇のビデオを見て。ヨウカラは、悶々としつつ、少しずつ絵本の下書きを作っています。エリポンは資料を眺めつつ、次々と絵を描きまくっています。タンタンは、幼稚園が恋しいようです。カアサンは、別の意味で幼稚園が恋しい。毎日の騒々しさに、少々うんざりしているようです。
トウサンは、春休みとあまり関係なく、季節感に乏しい一週間を過ごしました。ウエブページのネタを探していて、デジカメの画像を見直して、ご覧に入れたふたコマに一週間の季節の流れを感じたというわけです。春がやってきました。
先週は森林公園に出かけて、マンサクの花や、オオイヌノフグリやネコヤナギを見つけました。今週は電車でお出かけ。香櫨園駅の道すがら、夙川公園でようやくほころびだしたサクラのつぼみを見つけました。トウサンがこどもの頃、北海道では、雪の下から地面が顔を出し、ふきのとうが開いて春を知らせてくれたのです。日向の堤防にネコヤナギも見つけました。そういう情景を懐かしく思い出します。
今年はサクラの開花が遅れて、お花見のタイミングを掴みかねていました。場所取りをしていた屋台のテントも、一旦片づけられていました。おそらく、来週末が見頃になるでしょう。お天気が良ければ、お花見に出かけるつもりです。お弁当を持って、香枦園浜まで、お花見がてらお散歩を計画しています。
花束を用意
先週末、お友達のピアノの発表会を聴きに、六甲アイランドに行ってきました。
我が家の子供たちの発表会をいつも聴きに来てくれていましたので、今回はピンクのチューリップの花束を用意しました。車を利用した方が楽そうでしたが、久しぶりに電車に乗りたいと言うタンタンの希望を入れて、阪神電車で出かけました。御影で六甲ライナーに乗り換え。六甲ライナーに乗るのは初めてです。高架の窓から見下ろす景色は、なかなかの絶景です。ヨウカラは社会の時間に西宮の地理を勉強しています。上から町並みを眺めながら、地理のお勉強。
音楽会を聴くときは、タンタンをどうやって押さえるかに苦心するのです。今回は、なかなかお行儀よくしてくれたのですが、それでも、時々自己主張を始めて、トウサンが抱えて二度ほど会場の外に出ることになりました。外の通路を一周する間、ご機嫌を伺いつつ説得。説得に応じてくれるようになったのは、大変な進歩だと思います。
タンタンは、まぁまぁの出来だったのですが、会場をうろうろと歩き回る男の子が気になりました。演奏を聴く気はさらさら無いようです。タンタンと同じか、少し年下くらいに見えます。目について気になりますが、騒ぐわけではないし、こういったピアノ教室の発表会では、残念ながらよくあることです。うちの息子も、ちょっと前にはこれに近い状況だったわけで、許容範囲と思っていました。舞台に上がろうとしたり、他の聴衆にちょっかいを出したり、男の子の行動が少しずつエスカレートしていくので、ハラハラしていたのです。お母さんの前を通ったときに、親が彼の腕をむんずと掴み、「良い子にしていなさい、と言ったでしょ。」とかなんとか言って、叱りました。演奏中だったのです。親は私達の直ぐ後ろに座っていました。しかりつけてから、また息子の腕を放したので、彼はそれまでと同じように、会場をほっつき歩き、母親は、お友達と世間話を続けたというわけです。演奏中だったんだけれど。
あまり、他の子の演奏に興味がなくて、お友達とお話ししたいのなら、息子と一緒に会場の外のロビーに出たらいいのに。ピアノの演奏ばかりでなく、演奏会を聴く態度を学ぶというのもピアノの発表会の意義の一つと思うわけで。
姉妹の演奏はなかなか素敵でした。それぞれのソロに加えて、姉妹の連弾もあり、大変上手でした。子供たちは、演奏が終わって、お辞儀をするタイミングを見計らって、花束とお手紙を持って舞台に駆け寄り、無事に渡すことが出来ました。とても暖かな日で、家を出るときに閉じていたチューリップがすっかり開いてしまい、渡す前に散ってしまうのではないかと心配になるほどでした。
ほぼ満開の桜
ハルちゃんとエリポン
春先の冷え込みで開花が遅れていた桜ですが、このところの暖かさで一気に開花しました。
今週末、日曜日は雨の予報がでていましたので、土曜日にお花見を計画。豊中市に引っ越してきたトウサンの親戚を誘うことにしました。折角近くに引っ越してきたのに、今まで一度も誘ったことがありませんでした。私達が関東に住んでいる時に、いとこ会があって、その時以来ですので、7年ぶりくらいになると思います。その頃、彼らはまだ新婚だったと思いますが、今回はもうじき三歳になる娘さんのハルちゃんを連れて、三人でやってきました。
阪急夙川で落ち合い、桜を眺めながら夙川沿いを香枦園浜まで歩きました。考えることは皆同じで、花見客でごった返していました。
香枦園浜に着いて、お弁当を広げました。浜はおあつらえむきの引き潮で、子どもたちはお昼ごはんもそこそこに、浜にでて石ころをひっくり返し、カニを探し始めました。こういったことは、エリポン大活躍。次々とカニを捕まえてきます。ヨウカラはパンをちぎって、カモメを呼び寄せました。ナミンチはスケッチブックに一家の似顔絵を描いてプレゼントしました。
初めて会うハルちゃんはとてもはきはきとしていて、直ぐ我が家のことどもたちとうち解けたようです。ハルちゃんはエリポンのことを気に入ってくれたらしく、ふたりで仲良く手を繋いで歩いていました。普段は、ひとりで黙々と遊び、みんなと離れて歩くことが多いエリポンですので、親としてはビックリ。かわいい妹を引き連れているような気分になったのかもしれません。
少々段取りが悪く、申し訳なかったと思います。いきなり、随分と歩いて疲れました。豊中から出てきた一家にとっては、かなりハードな一日になったことでしょう。我が家はいつもこんな調子で遊んでいます。是非またご一緒しましょう。つぎは動物園か、魚釣りなどいかがですか。
満開の紅葉をバックに
スミレ
春らしいお天気。今朝は六甲の山並みに春霞が掛かっていました。
桜は、そろそろ若葉が目立ち始めました。田舎で、エゾ山桜を見慣れています。桜餅をモチーフにしたような桜です。色が濃いめのピンクで、紫色の若葉と一緒に吹き出してきます。季節の移り変わりは、雪国のふるさととここら辺で随分違っていて、私はようやく慣れてきましたが、北海道で春の訪れを告げるのは、溶け出した雪の固まりからしたたる雪解け水と、汚れた雪の間から顔をのぞかせた半年ぶりの地面。そして、日向に顔を出したふきのとう。眠そうな水仙やクロッカスの芽。
こちらに来るまで、七草などほとんどみたことがありませんでした。
先週のお花見で、見かけた春のかけらを紹介します。満開のソメイヨシノの引き立て役に回っているのは、紅葉です。桜の花に合わせるようにして、紅葉の花も満開でした。桜の淡いピンク。抜けるような青空に、紅葉の新芽の若草色と、小さな赤い花がすばらしいコントラストです。画像が少々小さいので、わかりにくいかもしれません。
そして、石垣の間に密かに咲くスミレを長女が見つけて写真を撮りました。スミレの季節は春だったでしょうか。次の日出かけた北山公園でも見かけました。カタクリの花を思い出しました。
気の早いツバメとコウモリが、夙川の水面をかすめるように飛んでいました。
お目当ての本を探す
まだまだ遊ぶつもり
週末、ご近所でいつも遊んでいるお友達を誘って、夙川公園で花見をしました。
ソメイヨシノはそろそろ終わり。もう、桜吹雪も元気がありません。お花見には、おでんを用意することにしたカアサン。土曜日は買い物へ。日曜日は朝から、大鍋に色々なものを仕込んで準備に忙しい。夙川公園では、火気を使ってはいけない事になっていますので、家で煮込んでから運ぶ予定。
この日は、朝から恒例の夙川清掃。子どもたちは、公園の掃除を手伝って、ジュースを一缶ずつ手に入れましたが、直ぐには飲まずに、お花見のために取っておくことにしました。
カアサンがおでんを仕込んでいる間、トウサンと子どもたちは先々週借りた本を返しに、図書館へ行きました。30冊借りていた筈が、1冊見あたりません。仕方なく、図書館で確かめることにして、29冊を二つのカバンに入れて、トウサンとナミンチ手分けして自転車のかごに入れ、家を出ました。エリポンは今までの16インチの小さな自転車から、お下がりにもらった一回り大きな自転車に乗り換えました。サイドスタンドと鍵の使い方がよくわかっていないのですが、上手に乗りこなしていました。タンタンは、トウサンの自転車の補助席に乗りました。
午前中の早い時間でしたので、図書館は空いていました。まず本を返して、見つからなかった本のタイトルを尋ねている間、子どもたちは蔵書検索の端末に直行。お目当ての本の在処を調べています。最近、読書に目覚めたナミンチは、年間2万ページという目標を学校からもらっています。子ども向けの文庫で、何冊か選んでいました。以前は、ビデオブースに張り付いていたタンタンですが、書棚に面白い本があることに気付いて、この頃は片っ端から運んできます。結局ほとんど却下されてしまうのですが、彼なりの図書館の楽しみ方を心得ているようです。結局、絵本を中心に28冊借りて、家に戻りました。見つからなかった「10ぴきのかえるのおしょうがつ」をナミンチが発見。トウサンが改めて返しに行きました。
お花見は正午から。慎重に大鍋を運び、敷物を敷いて、楽しく過ごしました。大人たちが、世間話に花を咲かせている間、子どもたちは食事もそこそこに、お友達も交えて、ありとあらゆる遊びで時間を過ごしました。
飽きることもなく、走り回り、時々水分補給に戻ってきて、そしてまた駆け回る。ペース配分がありません。そろそろ夕方、これから片付けて、家に帰って夕食の支度をして風呂に入れると丁度良い時間。少し体力も残しておいて、これから一週間のために、というようなことは、一切考えないのが子どもたちです。もう止めて帰ろうと、号令が掛かるまで、遊び続ける。
お花見、というのは大人たちの語彙で、子どもたちには、暑くも寒くもなく、丁度心地よい季節に一日遊び回ることが、お花見というもののようです。
気もそぞろ、しかし宿題
ヨウカラはそろばん
子ども部屋。居間と直結で、しかも4人で共用です。
学校が週休二日になって、子どもたちの自主性が重んじられるようになりました。土曜日はパソコンの日。子どもたちはパソコンで、ゲームや絵本ソフトを楽しむことが出来るのです。その前に、宿題を済ませること。
学校から出ている宿題以外に、買い与えてあるドリルや、英会話の宿題も済ませなくては成りません。遊びたい人は、まずお勉強。やることさえ終わらせれば、後は自由な時間が待っています。お姉ちゃんたちが、頑張っている間、タンタンも大人しく(静かに、と言う意味ではない)待っています。
こういったことは習慣づけの問題です。カアサンは、これに関しては、一切の例外を認めず、大変厳しい姿勢で子どもたちをコントロールしています。エリポンでさえ、パソコンで遊ぶために、必死になって宿題を片付けるのです。
これが当たり前になっています。子ども部屋とテレビやパソコンがある居間が直結ですので、抜け駆けは出来ません。パソコンをやりたくて、気もそぞろのエリポンですが、まずは宿題から。となりに座っているヨウカラが、鋭いチェック。背中合わせに座っているナミンチは、マイペースでいつの間にか宿題を終わらせ、そのまま漫画描きに突入しています。タンタンは、お絵かきをしながら、お姉ちゃんたちの宿題が終わるのを待っている。子どもたちは有意義に週末を過ごしています。
私が子どもの頃を思い出すと、信じられない気分ですが、やれば出来るのです。子どもたちの日常から、親の私が学ぶことが多々あります。