コザクラインコ  ぴぃ たん 10ケ月〜11ケ月目の記録

 2007/ 3月

  〜 新・れもんちゃん 〜
ぴぃ たんには、『れもんちゃん』というお友達がいます。
インコ(セキセイ?)の頭だけの置物で、首のところにバネが入っていて、突付くとびよんびよんと動きます。
今住んでいる鳥かごを買った時に一緒に買って取り付け、ぴぃ たんが水槽から鳥かごへと引っ越した日からのお友達なのです。
旧・新・れもんちゃんその初代れもんちゃんのバネが壊れてしまったので、『新・れもんちゃん』を購入しました。

←左の紫の取り付け具の方が『新・れもんちゃん』
 右の緑の方が『旧・れもんちゃん』です。
やはり旧のれもんちゃんの方はもう目や鼻の黒い部分がハゲてきています。

初めてれもんちゃんを設置した頃、ぴぃ たんは主に八つ当たりの道具として使っていました。
「ギィーー!!」と、頭突きをしたり蹴りを入れたり。
両目の部分をがっちりとクチバシで挟んでグリグリ噛んで、飼主を震えあがらせたこともあります。
れもんちゃんが『生』でなくて、本当によかった…。

でも、ぴぃ たんが大人(5〜6ケ月ぐらい)になると、れもんちゃんをいたわる?ような仕草をすることが多くなりました。
まずは、頭にゲロゲロと餌を吐き、こんもりと乗せ、そのうちれもんちゃんの横でカチカチダンスを踊るようになり、頭に跨ってお尻をフリフリとすりつけるように…。
カチカチダンスというのは、ムラムラ?した時、クチバシをカチカチ・・・と鳴らしながらその場を歩き回るというものです。

見ていて、あまりにもしょっちゅうゲロゲロ・スリスリとしているので、夫が取り上げてしまいました。
時々、取り付けています。
ぴぃ たんに「れもんちゃん入れる?」と聞くと、声の限りを張り上げて「キイイイィィィ!!!(もちろんだぴー!)」とお返事をし、最近はダンスを踊る手間も省略。れもんちゃんを入れた途端、頭にまたがって一心不乱にスリスリとしています。

それ程お気に入りだった『旧・れもんちゃん』ですが、壊れて買い替えてしまって、新しいれもんちゃんはぴぃ たんのお気に召すのかなあ…ととても心配しました。
取り付け具の色も違うから、怖がるかもしれません。
『旧・れもんちゃん』は初恋の黄インコでしょうし、きっと思い入れがあるのだと思っていました。

ところが!
『新・れもんちゃん』を見せ、「ぴぃ たん、前のれもんちゃんは壊れちゃったから新しいれもんちゃんだけど、いいかな??」と聞くと「キイイィィィ!(いいともだぴー!)」と絶叫するではありませんか…。
鳥かごに入れても、予想していた撃退行動はゼロ。
即、跨ってスリスリと…。余計な心配だったんですね・・・。
れもんちゃん「・・・・・・。」 新妻もかわいいぴ。というか顔はどうでもいいぴ
 ※ 来客中は、絶対にれもんちゃんを取り付けられませんねえ・・・。ずーっとこのようにスリスリします。

  〜 マイ・ブーム 〜
ぴぃ たんが最近ハマっていること。それは、夫の服の中でまったりすることです。
あったかぬくぬく
決して、自分から服の中に入っていくわけではないのです。
夫が手づかみで自分の服に入れてしまうのですが、
気に入ってるみたいでなかなか出てこないんですよ〜。
暖かいからかな?それとも、落ち着くんでしょうか。

←この写真のように、私たちが覗くと「見たな!」という顔をするんですよ。
そーっと覗いて見てみると、クチバシを小さくもぐもぐさせて、目をうっとり閉じたりして本当に気持ち良さそうにしています。
体勢はセミみたいで疲れそうなんですけどね…。



  〜 ぴぃ たんのお世話焼き 〜
ぴぃ たんは、意外と?世話好きなのです。
ひょっとして、コザクラインコの性格なのかもしれませんが。

まず、ホクロは、「何か黒いのがついてるぴ」と、いつも噛んでくれます。(泣)
小さな頃は餌か、何か付いているのだと信じて疑わず思いっきり噛むので夫婦で悲鳴を上げる毎日でした。
今は、軽く噛んでくれるし、「イタッ!」と言うとその場から離れてくれるので、『ホクロ』は理解してくれたみたいなんですが、毎日「一応汚れてないか確認するぴ」と噛みます。

そして、髪すき。
頭に止まると、必ず髪の毛を1本1本クチバシですいてくれます。
絶対、噛み切ったり引っ張ったりということはしないので、親切で毛繕いをしてくれているようです。
…が、リンスとか整髪料などがぴぃ たんの口に入るのが怖いので、「ダメよう〜」と泣く泣く断わっています。
夫の生えかけのヒゲも1つ1つ丁寧に毛繕い。
一度でいいから、インコになって、キレイにしてもらいたいなあ〜といつも思います。

鳥かごに入っているぴぃ たんを、外から指でカイカイと掻くと、お礼なのか指をなめなめとしてくれます。
少しなめると、「次はカイカイの番」とまた頭を差し出してきます。
それは、とても嬉しいのですが…
いつも最初はなめなめだったのが、少しずつチミチミ噛みになり…、だんだんガブガブになるんですよね…。
「痛い痛い!!」と悲鳴を上げると、気分的に大変盛り上がるようで、目を吊り上げながらもとても嬉しそうに噛みます。

お世話好きは嬉しいんだけど、嬉しいんだけど・・・、嬉しいんだけど・・・。うーーん…。

 2007/ 4月

  〜 ぴぃ たんのれもんちゃん 〜
春になったからなのかな?『れもんちゃん』への執着がますますすごい毎日です。
れもんちゃんは夜だけ鳥かご内に取り付けていますが、朝・昼間は止まり木とかブランコにうっとりしながら吐き続けるので、見ててとても辛くなります。
本人(鳥)はとても幸せそうなんですけどね…。

夜、部屋にぴぃ たんを放すと…
出した直後だけパタパタと飛ぶのですが、すぐに鳥かごに止まって、下の棚に隠してあるれもんちゃんを覗き込んで「きえーっ!(れもんちゃーん!)」と呼びかけます。
少し前までは、ずっーとれもんちゃんを探し続けていました。
鳥かごの扉に片足でブラ下がり、逆立ち状態でキョロキョロとする姿はとても面白い格好なのですが(動画コーナーにその姿があります)、同時にかわいそうでもあり…。とても困りました。

…が、ある日、人間に頼めばあっさり出してもらえるんだぴ!と、さとったのです。
鳥かごに止まっては「きえーっ!」と思いっきり叫び、人間の目の前にパタパタとやってきて「きえーっ!」、また鳥かごへパタパタ…。
「えー?れもんちゃん出すの?」と聞こうものなら、「プイイイ〜〜!!(もちろんだともぴ〜〜!!)」と、あらん限りの声を張り上げてとてもいいお返事をします。お返事というか、絶叫です。

気をそらそうと色々努力はしているのですが、絶対、その手にはのりません。
もっと運動をしてほしいのですが、あまりにもかわいそうなのでいつもここでれもんちゃんを取り付けます。
れもんちゃんを取り付けているとスキップしてくるくる回って…と、小躍りしながら鳥かごへ一緒に入るぴぃ たん…。(普段、なかなか鳥かごへは帰りたがりません。)
取り付けると、即、お尻をスリスリとし、その後はゲロゲロとエサを吐きとします。

そして、就寝の時間。
汚れたれもんちゃんを取り外して、また棚に仕舞うのですが、
外しているといつも「ギョー!ギョギョッ!」というような悲鳴をあげるのです。
その後は、テントに潜り込んでしまって、何度も何度も「ジュリクシ!」「ジュリクシ ジュリクシ!」と叫んで、なだめても出てきません…。テント内に激しく頭突きをして悔しがることもあります。
まさに、人間が「チクショー!チクショー!」と言って悔しがっている姿と一緒です。

いつもかわいそうで胸が痛むのですが、れもんちゃんを鳥かごに入れっぱなしにしてしまうと発情過多になってしまって性ホルモン系の病気を招くこともあるのだそうです。
毎回、心を鬼にしてれもんちゃんを取り上げています。

本当は、きちんとお嫁さんを迎えられるといいのですが…。
いろんな面で、とてもうちは2羽は無理なのです。
発情が早くおさまるのを祈る毎日です。

  〜 恐怖のポッポちゃん 〜
最近、リビングのベランダの手すりに、時々ハトが止まっています。
窓際に鳥かごを置いているので、ハトの影に毎回「ビクッ!」と驚くぴぃ たんです。
ハトは手すりに止まっても、すぐにどこかへ飛び立つので、滞在は10秒程度なのです。

朝、珍しくベランダ内にハト侵入!
窓ガラスのすぐ前までトコトコやってきたので、ぴぃ たんを鳥かごから出して手に乗せて
「ホラホラ!ポッポちゃんきたよ〜!」
と窓ごしに間近で見せてあげました。

・・・が、
「ピーピー!」「ピーピーピー!!」(危ないぞぴ!気をつけるんだぞぴ!!)
と大声で叫んで、でもなぜか横目でしっかりハトを見ているぴぃ たん。
あまりにもうるさく叫ぶので、ハトが驚くかなあ…と思ったのですが、なぜかハトの方もこちらをすごーく何度も何度もチラチラ見ながら目の前をウロウロ。
「なんだ?この抹茶饅頭みたいなちっこい鳥は!?」
とか思ったのでしょうか。
ハトおなじみのスズメとはだいぶ、風体が違いますもんね〜。

ぴぃ たんがあまりにもピーピーと叫ぶので、隣の部屋から夫がやって来ました。
ハトに気付き、追い払わんと窓をガンガン叩く夫!
「やめてー!ぴぃ たんに見せてあげてるの〜!!」と足にすがる私。
そして、「ピーピー!ピーピーピーピー!」とひたすら叫びまくるぴぃ たん…。

あーあー。ハト逃げる〜と思ったのですが、「バサッ」と飛び上がったかと思えば、こちら(窓)の顔に向かって飛び掛かってくるではありませんか!
「うわああぁぁ!!!」
と叫び、のけぞる私と、「ピーピーピー!!!ギョッ!」とパニックを起こして廊下まで飛んでいくぴぃ たん。
夫も一瞬、しっかり反っていました。

飛び上がったハト、軽くUターンして元の位置に着地、再びトコトコと私たちのすぐ目の前を右往左往し始めるではありませんか…。
夫、逆上!
「なめてんのか〜!!おら〜〜!!」
と、ぴぃ たんを部屋に放っていることも忘れ、窓ガラスを開けようとした瞬間、「ばっさばっさー」とやけに鈍いスピードで飛んでいきましたよ…。

ぴぃ たんの方はかなりびっくりしたようで、なだめても長い間「ピーピー!」と言うばかり。なかなか落ち着きませんでした。
「ポッポちゃんは平和的な鳥で、おとなしいんだよ〜」というのを見せようとしたのに、完全に逆効果…。
トラウマにならなければいいですが…。

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