コザクラインコ  ぴぃ たん 6ケ月目〜7ケ月目の記録

 2006/ 11月

  〜 お返事 インコ 〜
幼少の頃から『お返事』を完璧にするぴぃ たん。
人間が「ハイッ!」と言うように胸を張って姿勢を正して?はっきりと「プイッ!」と言います。
遊びに夢中になっている時でも呼びかけるときちんとこちらを向いて『気を付け!』の姿勢で「プイッ!」とお返事をします。
ひょっとしたらぴぃ たんは天才かも!とずっと思っていました。

…が、
「ぴぃ たん、お返事は?」「プイッ!」
「粟穂食べる?」「プイッ!」

…は、いいんですが…。

「ぴぃ たん、今から爪切る?」「プイッ!」
「え?爪切っていいの?」「プイッ!」
「じゃあ今から切るよー。」「プイッ!」

てっきり爪を切ってほしいと言っているのかと思えば、いざ、爪を切ろうとすると嫌がって大暴れ…。
どうやら「〜〜?」の疑問形とか、「〜〜するよー。」「〜〜しようねー。」などなどに「プイッ!」っと、適当に返事をしていたようです。
小さい頃、返事をした時に褒めちぎったからかな。気付くのが遅すぎますが…。
ああ、勘違い…。


ぴぃ たんのしっぽ   〜 インコのしっぽ切り? 〜
最近時々、友人が赤ちゃんを連れて遊びにやってきます。
赤ちゃんには鳥の羽から出る粉とか、糞の飛沫がよくないかなーと思って、ぴぃ たんは別室に隔離しているんですが、情操教育とかで見に来てくれます。
その友人も、小さい頃にセキセイインコを飼っていたそうですが、コザクラインコは初めてとのこと。

ある日、
「このインコ、しっぽ切ってるの!?」
の質問には吹き出してしまいました…。
「さあ、かわいらしい外見にするのだぞ!」と、「ビエーー!!」と嫌がるぴぃ たんを捕まえて、はさみでじょきじょきしっぽを切る自分の『図』が浮かんできてしまったから…。

も、もちろん、しっぽは一切切っていません。
コザクラインコは、『そういう外見』の、いつまでも幼児体型のようなインコなのです。 思わず証明写真を撮ってしまいましたよ…→


  〜 トイレ・トレーニング 〜
インコの体の構造上、『トイレのしつけ』は不可能だとわかってはいるんですが、やはり手や服の上で脱糞されると…。
怒ってはかわいそうかなあとは思いつつも、ぴぃ たんに説教してしまいます。
前までは一瞬うなだれて(飼主にはそう見えます)反省している様子を見せたものの、自分の意思表示をハッキリと表すようになった頃からは「ギイッ!」と短く反論したり、手や耳の表面をちょっと噛んで抗議したりします。
きっと、「いい加減にしろぴー!インコに糞のコントロールができるかよ!」と逆ギレしているのだと思います。
でも・・・、トイレさえ覚えてくれると、もっと安心して一緒に遊べるんですよね。
おばしゃんは教育ママなんだぴー
頭に乗られた時、もし脱糞されたら…という思いが横切るので「やめてぇー!早く!下りてよ!!」といつもパニックになってしまうし、肩に乗っていてもフンか?フンか?と気になってたまりません。

そこで、一ヶ月ほど前からですが『糞をした時に怒る作戦』ではなく、『偶然、紙の上やコンパクト鏡の上でできた時に褒めちぎる作戦』の方に力を入れることにしました。
コンパクト鏡というのは、いつも机に置いている小さな立て鏡です。ぴぃ たんはお立ち台としてお気に入りの場所なのです。
この一ヶ月、コンパクト鏡の上にいる時や、机上に敷いた紙の上にぴぃ たんが立っている時、
「フンは?ふ〜ん!フン出るか?フン出ないの??ほら、力んでえー!」
なんていう、ぴぃ たんにとってはうっとうしいことこの上ない『お声かけ』に励み、偶然紙の上や鏡の上でした時には手を叩いて絶叫して転げ回って大喜びしていました。
鳥かごに入っている時にフンをした時には、「フン!フン出たのぉー。よかったよかった!」と騒ぎ、『フンという言葉=脱糞行為』を結びつけるように、そしてそれは紙の上や鏡の上でするように、ということを繰り返し繰り返し言って聞かせると・・・
なんと!分かってくれました!!決して、飼主の妄想などではなく…。

先週頃から、そろそろ?と思った時に「フンは?フンは??出るかなー?!ふ〜ん!」と『お声かけ』をすると、しっぽを上げ下げし、腰を低く落とし、『んっっ』ときばっている仕草をするようになったのです。
で、その時に出るときもあるのですが不発に終わることもあります。
そして、手の上で漏らしてしまったこともありました。
漏らしてしまった時というのは、動いていて急にもよおし、ぴぃ たん自身「!」と思った時には出てるっぽいです。『んっっ』ときばっているヒマもない感じなので明らかに違います。

ここ数日、10発7中ぐらいで「フンは?」の掛け声にあわせ、『んっっ』とちゃんと脱糞するようになりました!
夫も「すごい!!インコってトイレ覚えるんや!」と感心していたので、私の妄想でもないみたいです。
これって、かなりすごいように思います。
かつて飼っていたセキセイインコ、一応はトレーニングしてみたものの、一羽としてトイレのしつけを覚えようともしませんでしたから…。
さすがにインコにトイレトレーニングは無理だろう…と、自分自身思い込みがあったので本当に意外です。
フフフ、まだまだ可能性を秘めているのかも。
すっかり諦めている「人語でのおしゃべり」もできるようになるかもしれません。

 2006/ 12月

  〜 「し、叱られたあ…」 〜
トイレ・トレーニング成功からはや一ヶ月。
今もきちんとかけ声に合わせてしています。
ぴぃ たんの様子をよく観察すると、そろそろ…と分かるので(少し落ち着きがなくなる気がします)、すぐに鏡の上に乗せて「フンは?」と言うとしてくれます。
出ない時はすぐにその場から離れるので、すごく分かりやすいんですよ。
しつけ…というより、『パブロフの犬』のインコ版みたいなものなのかも知れませんねえ。(刷り込み)

『噛み』へのトレーニングはなかなか難しいです。
相変わらず、気に入らない時とか発情?の時は思いっきり噛んでくれます。
機嫌よく遊んでいると思えば、急に指が目に付いて一瞬にして攻撃的な気分になるらしくて、気が付くと飛び掛かって噛んでいるという感じです。
噛んだ瞬間に「あぁ!やってしまったぴ!」と思うようで、とっさに加減しているのかなあ?
血が出るほどではないのですが、めちゃくちゃ痛いです!ペンチの先で小さくつままれてひねりを入れられるのを瞬間的にやられる感じです。

噛まれたらいつも「痛い!!」「コラァ!ダメでしょうが!!」と大声で叫んで怒っています。
本などでは噛まれた時に『足元をグラグラ揺らす』なんて書いてありますが…、それって他のコザクラには効き目があるのでしょうか???
うちでは全く意味がない感じです。まさに「そんなの、屁ともおもわないピー」と言っている目で怒られたことに逆切れ。チミチミガシガシ手を噛みますが…。

そこで、突然の思いつきで『無言睨み』で対抗してみました。
ちなみにこの作戦は、友達が赤ちゃんのしつけ?でしているのを参考にしました。

ぴぃ たんが噛み付いた瞬間だけ、「イタッ!!」と言い、怖い顔を作って至近距離でぴぃ たんを睨みつけるのです。
それは思ったより効果がありました!
噛んで口を離した後、冷や〜〜と冷や汗が出てくるかの様子になり、決してこちらの目を見なくなってしまって、右へウロウロ左へウロウロ。
背中を向けて紙を一口噛んでみたり、鏡を見てみたり。
心なしか肩を落としてしょんぼりしてるし…。
しばらくそうしてから「ケーーッ!!」と叫んでこちらの反応を横目で見たり、それでも黙って睨んでいると指に恐る恐る近付いてきてツンツンしてみたりベロベロなめてみたり。
そこで思わずふき出してしまうと、いつものぴぃ たんに戻りました。

これから毎回『無言睨み』をすると、すぐに慣れて効き目が薄くなるような予感がするので、時々使ってみたいと思います。

  〜 またもや、あわやの事故 〜
ずいぶん以前、ぴぃ たんがまだヒナの頃、ケージ内で足を引っ掛ける事故があったことがありましたが、それ以降はほとんどそんな危ないと思うような出来事は起こっていませんでした。
…が、2度目の危険が!

ぴぃ たんを部屋に放すと、今までは人間のそばにくっ付いて離れませんでした。
「何か見ておいで」と言っても、部屋内を2周ぐらい飛んでくるぐらい。探索はしようとはしなかったのです。
つい最近になって、飛ぶと電子レンジの上に止まってこちらを眺めたり、壁に貼ってある紙に少しだけ興味を示して飛びながら近付いたりし始めました。
今月には部屋用の物干しも気に入ったらしく、ステンレス棒の上に止まってツルツルすべるのでキーキー叫びつつそのスリルを楽しむという遊びをするようになりました。

ぴぃ たんも色々興味を示してくれて大きくなったものだわ〜と微笑ましく眺めているんですが、タンスの上に乗って「わーいわーい高いぴ高いぴ」とはしゃぐかのように走り回っていたぴぃ たん、『バサバサバ…』という音と共に姿が消えました。
「お、落ちた……。」
「ぴぃ たん?だいじょうぶ??」と声を掛けても「ぴい」とも言いません。
タンスの裏で動いている様子もなく、しーーんとしています。
これはもしや打ち所が…???

嫌な予感がしつつ、そーっと近付いてタンスの裏を覗こうとしたとたん、下からぴぃ たんが『バサバサバサッ!!』と勢いよく飛び出てきて、ものすごい速さで部屋を何周か飛び回り、私の頭へ止まってハーハー肩で息を。
こちらもびっくりでした!
結局、何事もなかったのですが…、もし、ヘンな落ち方をしたら…もし、隙間が狭くてぴぃ たんが挟まってしまったら…などなど頭によぎってぞっとしてしまいました。
でも…、鳥なのに、スキップしていて足をすべらせてタンスから落ちるなんてことがあってもいいんでしょうか???
飛んでいて、到着の失敗でとかならまだ分かるんですが…。

  〜 ケース設計中 〜
仮組み立て(これでも)設計図
保温のために、ぴぃ たんの鳥かごを覆うケースを製作しています。(まだテープで仮止めの段階)
材料は2mm厚のアクリル板。
上からすっぽりとかぶせるようになっていて、前面が上下にスライドする扉です。
扉の両サイドを目玉クリップで止めれば、半分だけ扉を開けるということも可能なのです。
素人設計の悲しさで・・・、天板がたわんでいたり、強度がすごく低かったり。まだまだ改良の余地があります。というか、余地だらけ。
面と面とのつなぎ目を補強する三角棒などなどをまた追加発注しているところです。
総工費、約1万円!!インコ御殿ですよ!ものすごい出費になってしまいました…。

本当は、3mmか5mm厚のアクリル板を使いたかったのですが、あまりにも高価になってしまうので、ケチって2mm厚にしてしまいましたが
果たして、保温力は…??
後でよく考えてみると、厚い方が防音効果にも期待できそうな気がします。2mmじゃなあ…。
ちなみにこれまではずっと前面のないビニールカバーで鳥かごを覆っています。
端をかじってしまうのと、ヒヨコ電球が当たるとビニール臭が出ることがあって不安なので、アクリルケースにするだけでこの点は解消されそうです。

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