コザクラインコ  ぴぃ たん 4ケ月目〜5ケ月目の記録

 2006/ 9月

  〜 『俺様の家』 〜
そうそう、ぴぃ たんはどうやらオス?と勝手に思っているんですが、メスの可能性もまだまだあります。。
鳥かごの床の網をティッシュで拭いていると、すぐに尻スリスリにやってきて。その動きを見るとオス・・・?エサの吐き戻しプレゼントも毎日くれますし。
しかし!世間の例ではそんな行動を見て、すっかりオスだと信じていたのにメスだった・・・ということがたくさんあるようです。

一般的に、メスは気性が荒いのが多く、鳥かごに手を入れると流血するほど噛むらしいです。
この部分がぴぃ たんにも当てはまるのですよね・・・。
ぴぃ たんは鳥かごを自分にあてがわれた家というような意識が強いようで、勝手に(許可なく)触ると激怒!その家は私が買ってあげたんですが・・・なんてボヤいても『俺様の家だ!』なんだそうです。

水やエサを替えようと黙って手を入れると飛びかかってきて喰いつきます。
「おてて噛まないでね〜噛んだらダメダメ!噛んだらイタイイタイよーー」とか話しかけつつ、そーっと手を入れると軽く噛まれまくるだけで済みます。
一度、テレビか何かに気を取られて無言で手を入れたら親指に噛み付かれて血が噴出!

掃除の時もこんな調子です。
止まり木やハシゴなどの小物を洗おうと思って、取り外していると「ブーブー」言いながら軽く噛まれまくります。これは不快だけどなんとかガマンできるというレベルのようです。
・・・が、なぜか底の糞切りアミを洗おうと思って取り外すと激怒!いくらなだめても怒ってもかなり強く噛み付きます。
ぴぃ たんを部屋に放しても、耳に噛み付いたり手に噛み付いたりして作業を阻止しようとします。
私は「アチャチャチャチャ〜!」とか「イイィィィイタイタイタタタッッ!!」などという、奇声を上げっぱなしでひたすら痛みに耐えながら急いで作業をしています。
近所の人には『定期的に変な奇声をあげる危ないヒト』と思われてるかも・・・。
もちろん、キレイにしたものの取り付けの時にもこの騒ぎです。
鳥かごがもう1つあれば、そちらに移して気の済むまで掃除ができるんですがもったいないし・・・。こんな、家にこだわりを持ったコザクラ飼われてる人はどうされているのか知りたいです。

  〜 執念の鳥 〜
夫とぴぃ たん  夫とぴぃ たん
ぴぃ たんの性格か、コザクラインコの特性か??
いつも「この執念深さっていったい・・・??」と思ったり、困ったりしています。
部屋でぴぃ たんを遊ばせている時、ぴぃ たんは何かに突然『執着』します。口、耳、リモコンだったりカメラだったり・・・。遊ばせられないものに寄ってきては踏みつけたり、噛んだり。
「ダメー。」と言って紙とかおもちゃとかで気をそらそうとすればするほど、逆に執着度が増す様子。
手に乗せて執着物から遠ざけると
「それが気になるんだぴー!ぜえぇったい、それで遊ぶんだぴー!!」
と、ものすごく高速で走りながら何度でも何度でもやって来ます。
↑上写真は、『執着物=夫』の時の様子。
首のホクロを「おじさん、この黒いの食べといてあげるぴー」と思いきり噛み、ヒゲの毛繕い?をと、ぴぃ たんは夫の世話を焼いてくれるんですが、肝心の夫は「やめるんだよ!テレビ見てるんだよ〜!」とか言ってます。

握られるぴぃ たん  握られるぴぃ たん
手でニギニギしながら、至近距離で口を見せる(人間の)遊びも大好きです。『不思議なほこら』と名付けています。
テーブルの上で片手をトンネルのように丸く置いて、「ぴぃ たん『ほこら』だよー」と呼ぶと、ヘッドスライディングで手の中へ入ってきます。
そのまま、ぴぃ たんの頭を口に近づけ、話しかけるとうっとりするのです。奇声を発してやると目をキラキラさせて口元を見つめています。
「はい、終わり」と言ってぴぃ たんを解放すると、その場で両足でぴょんぴょんスキップして感激を表現し?、また手の中へ入り込んでくるので口を見せます。10回ぐらい、その遊びをさせられることもあります・・・。
夫の口も交互に見せると、解放した時のスキップの力強さが違うので、もっと喜んでいるらしいのですが、不思議なことに『夫のほこら』にはあまり入りません。夫のは拘束時間が長いからかな・・・??

  〜 モノマネ インコ 〜
少し前からですが、ぴぃ たんは人のマネをします。
特に、『音』に敏感で、「『チュン』って言って?『チュン!』」と話しかけると「チュン!」、「『キーー』は?」と言うと「キィイー!」とマネします。「ホケキョ」の言い損ないらしい音も時々出します。
人間の爪切りの音やハサミの音も大好きで、夜にそーっと「パチッ」と切っていると、寝ているはずの鳥かごから「バチッ!」と大声でお返事をするのです。
ただ・・・、音は好きでも、言葉をマネするのは苦手なようで、おしゃべりは期待できなさそうなんですが・・・。

そんなぴぃ たん、つい最近、夫の仕草までマネするようになりました。
なぜか、『頭突き』のみ・・・。
夫がぴぃ たんの前で頭突きの仕草をすると、ぴぃ たんは慌ててテントの中に潜り込み・・・、テントの側面の布に力強く頭突きをします。
2人?で、お互いの顔を見つめながら、何度も何度も繰り返される頭突き・・・。
ちょっとアホな?ほのぼの光景・・・。

  〜 ぴぃ たんのお叱り 〜
ぴぃ たんの鳥かごはリビングにあります。
夜はテレビの音などがうるさいのですが、わが家の生活に慣れてもらおうと、雛の時からずっとリビング。
PM8時になると、寝かしつけるために黒い布だけは掛けています。時々音に反応して「ぴぃ!」と鳴いてしまうこともありますが、一応はテントに潜って眠っている様子です。

この間、夜中に扇風機が回らなくなってしまったので、カチャカチャと分解していると・・・
 「ゲエェェッ!!!」
と一言、テントの中からものすごい声が!そんな声、普段は聞いたことがありません。
眠れないのをものすごく我慢して、とうとうたまらずに叫んだようでした。
びっくりしてなるべく音を立てないように修理、組み立てをするとその後は何も言いません。
その日から、寝ている時は大きな音を立てないように気をつけていますが、テレビの音を誤って大きくしてしまった時、また「ゲエッ!!」と怒られてしまいました。
なんだか、人間がもう一人いるような感覚になってきています。


 2006/ 10月

  〜 なんと、ハンスト 〜
9月の終わりから、ほんの少しの期間ですが働きに出ることにしました。
フルタイムの仕事なので、夫とほぼ同時に家を出発、帰りは夫よりも遅いです。
家から出る時、急いでぴぃ たんのごはんを入れ、水を替えるのが関の山。手でニギニギしたり、顔をなでるというスキンシップは数分しかできませんでした。
「ぴぃ たん、ごめんね。お仕事だからお留守番しててね〜。じゃあねー!行ってくるね〜!」
とか、できるだけ明るく声を掛けてから家を出ていました。
毎日心配で心配で、仕事中も気になってたまりませんでしたが・・・、帰ってくると不安な予感は的中。

ぴぃ たんは、なんと、ごはんを全く食べないという抗議行動に出たのです。
本当に一口もエサに口をつけていないようで、殻が全くありません。エサ箱内が朝、セットしてきたままなのです。
いつもはエサを食べつつ、頻繁に水も飲んだり水で遊んだりするので水入れがかなり汚れるんですが、水入れも全く汚れていません。
ぴぃ たんにすまなくて、いつも帰ってくると「ごめんね。ごめんね。」と謝りながらごはんを食べさせていましたが、夫には冷たく「甘やかせすぎだ」と言われてしまいました。
土日に、夫婦で半日ぐらい外出した時はエサは食べているようで減っているんですよね・・・。たまーに、私が実家へ1日遊びに行った時なんかもエサは減っています。
私が仕事に出かけたことを怒ったのでしょうか・・・。
近い内、3ケ月ぐらいの短期のフルタイムの仕事があれば行ってみようかと思っていたんですが、すっかり行く気が失せてしまいました。
情の深いインコだな・・・。

  〜 念願の本 〜
「ザ・ラブバード―コザクラインコ&ボタンインコの飼い方・育て方 (単行本) 」 
誠文堂新光社 廣末 さおり (著), 価格\2,730

ずっと前から欲しかった本です。
アマゾンで、安く売られていたので思わずボタンを押して購入してしまいました。
やはり写真も中味も充実していて良かったです。
ぴぃ たんがヒナの時から読んでおきたかったな・・・。

面白かったのが、オスメス判別についてこんなような文章があったことです。
「プロは頭の形で判別してます。丸いのがオスで平らなのがメスだと言われますが、プロでも的中率は5割だと・・・」
それって・・・それって・・・一般人が適当にオスメス当てるのと1つも変わらない的中率ではないですか〜!
一応、ぴぃ たんの頭を芽が生えそうなほど見つめてみましたが、丸いといえば丸いし・・・、平たいといえば平たいし・・・、他のコザクラがいなくて比べようがないのでさっぱり判別つきませんでした。

内容が、コザクラとボタンインコについてのみに限られているので、本の中に何度も凶暴性についてやセキセイや文鳥などに比べると度の過ぎる遊び好き、愛情深さゆえに・・・という性格、雄叫びについて触れられていて、「そうそう。外見がカワイイのに、飼ってみると・・・すごいのよね・・・。」とニヤニヤして読んでしまいました。
コザクラやボタン飼いの方には機会があれば(定価は高いので)、ぜひぜひ一度読んでみられると楽しめるし情報量も多いオススメの一冊でしたよ。

  〜 かぼちゃの種の日干し中 〜
かぼちゃの種 かぼちゃの種
前回、かぼちゃの種を乾燥させた時、ビンに入れて数日でカビてしまいました・・・。
どうやら「干し」が足りなかったようです。
今回は室内干しですが、日数を多くしてしつこいぐらい乾燥させています。今日でもう5日ぐらい。
ついさっき、一つの種を手に取り、エサ箱に入れてあげようとカゴの中で運んでいる途中、ぴぃ たんに「はやくはやく!!よこせよー!オラオラ!!」と噛みつかれました。
血こそ出なかったのですが、中指の「骨」をクチバシでがっしりはさまれ、グリグリ噛まれて「キャー!やめて!骨が割れる〜」と叫んでしまいました。
時々、こうやってかなり強く噛みますが、血が出ると騒ぎになると分かっているようで、流血寸前で力を弱めている様子です。
夫は、噛まれるとクチバシをつかんで引っ張ったりして怒っていたのですが、それが効いたのか夫には多少のことでは噛みません。噛む代わりに遠ざかっていきます。

  〜 困った遊び 〜
最近また、新しい遊びを覚えてしまいました。
水入れの容器を下から激しく押して揺らすという遊びです。
水が飛ぶ飛ぶ・・・。カゴの底の新聞紙も水溜りができてベタベタになり、カゴの外側の床にも水溜りができるほどです。
ナスカンで固定しているのにも関わらず、水入れの中には1/5ぐらいの水しか残りません。
信じられないぐらいの力で揺すっているのです。

初めてぴぃ たんがこうやって遊んでいるのを見た時、水が激しく四方八方に飛んでいるのを見てびっくりしてしまって、「こぉらぁぁぁ!!なにやっているんだあぁ!!」と大声で叫んだのが悪かったみたいです。
次からは、なぜかピヨピヨ言いながら、時々こちらの様子を伺いつつ、がっちゃん!がっちゃん!!と盛大に水入れを揺らしてくれています・・・。
陶器の重いエサ入れの方に水を入れようかとも思ったのですが、その重い入れ物も時々ズリズリと底中を引き回して遊んでいるし・・・。フンが入りやすいから、水を入れるのは危険か・・・。

そして同時に、止まり木やブランコの木をかじって削って遊ぶ、というのも覚えてしまいました。
困った遊びをしている時、さりげなくおもちゃやエサへ誘導しているのですが、そんな手には絶対乗ってくれません。
すぐに元のところへ戻って遊びの続きをしています。
インコと人間の知恵比べ、というよりインコに負けてるかも・・・。

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