コザクラインコ  ぴぃ たん 1ケ月〜2ケ月目の記録

 2006/ 5/20 〜 6月末

  〜 噛みぐせ 〜
ぴぃ たんは、お迎えして割と早くに見込んでいたとおり、激しい性格のようです。
甘やかすと大変なことになりそうだ!と最初からうすうす感じていたので噛んだらすかさず怒るようにしていました。噛んだ時、まずは大声で一喝。それでも噛んだら足元をぐらぐら揺らしてみています。それでも噛んだ時は必殺、「逆さカイカイの刑」、最後の手段は鳥カゴに放り込みます。

そのしつけの結果・・・。
噛みまくる、ということはしないインコになり、間違えて噛んでしまった時に叱るとすぐに口を離してぺろぺろなめて取り繕ってくれる・・・こともあるインコへと成長しました。

遊んでいて、なぜかは全く分からないのですが、ぴぃ たんが突然激怒して八つ当たり的に指に噛み付きまくることがあります。密かに『インコヒステリー』と呼んでいますが、他のコザクラインコもこんなことがあるのでしょうか・・・。謎ですが・・・。
何かインコなりのきっかけがあるはず、と思ってよく観察しているんですが・・・、楽しく遊んでいる最中に突然激怒し始めるのです。遊びが思うようにならなくて・・・とかなら気持ちも分かるのですが。
この『インコヒステリー』状態に陥ると、怒りがますますパワーアップ。手で捕まえて「逆さカイカイの刑」にしようとしても、ものすごい素早い動きで巧みに手をかわし、隙を見てはこちらに噛みつきます。
もう、どうしてもおさまらないので何とか捕まえて鳥カゴ行き。
怒ってもなだめても噛みまくる時は、インコ相手に本気で腹を立てて怒りまくっている自分に「はっ!」と気付いたりします。もう少し余裕を持って・・・と思うのですが、無理!

  〜 芸 〜
家へ来てちょうど1ケ月が来る頃、ひとつ、完璧に出来るようになった芸があります。
・・・と言っても ブランコ なのですが・・・。
鳥カゴの中にいるぴぃ たんに、「ブランコしてちょーだい」と声を掛けると、止まり木から『ぴょい』とブランコに飛び乗ってくれます。
以前からブランコに乗っているのを見かけたら『何とか大賞受賞!』の勢いで「ぴぃ たん!すごーい!!ブランコできるの〜?!ブランコすごーい!すごすぎるぅ〜〜」と拍手付きで絶賛し、すかさず鳥カゴの扉を開けるようにしていました。手がふさがっている時は絶賛のみ。
犬に芸を仕込んだ時の要領と全く同じでよかったようです。
前に飼っていたセキセイインコの1羽も芸達者で『止まり木前回り』とか『大股開き前回り(足を上下に開いたところに頭を突っ込んでくるんと回転するレア?な芸)』をしてくれましたが、肝心のどうやって教えたのかをさっぱり覚えていません。
止まり木前回りなんてインコは得意そうですが、偶然しているのも見かけないから褒められないし、ひっつかんで無理やり前回りをさせて教えるわけにはいかないし・・・。レパートリーの増やし方が難しいです。
  インコ日干し中。

 ← 朝、ベランダにて日光浴中。

スズメ・ヒヨドリなんかの声、遠くで飼われているコザクラかボタンインコの呼び声に反応して
「キイィーー!」
と呼びかけます。
「元気かよぉー?」「元気だよー!!」
なんてやり取りでもしているんですかねえ。







  〜 一人での遊び 〜
一人で遊ぶのがだいぶ上手になりました。
見ていて面白いのが、なんと、サッカー!中に鈴の入ったプラスチックのボールを床に転がしているのですが、それをちゃんと片足で蹴って転がし回って遊ぶのです。
エキサイトすると「ギャッ!」「ギャッ!」と叫びながら蹴り転がします。
高い所から「プギャーッ!」と奇声を上げながらボールをキーック!なんていう『飛び蹴り』もしますし、1羽しかいないというのにとても騒々しいです。
足で蹴るのに疲れたり飽きたりすると、今度はクチバシでつかんで高く持ち上げて振り回します。それを上に放り投げて、下に落ちるのを楽しむ?こともあり、エサ入れや水入れに投入して満足することもあります。
まるで、入れ物をゴールに見立てて終了するようです。
そういえば粟穂も軸をクチバシでつかんで振り回し、最後はなぜか水入れに沈めています。
 ↓激しい遊びによって破壊されたボール。左の緑色の方の破壊具合がヒドイです。
  ボール破壊 ボール


遊びというか、人間が近くにいて外に出して欲しいことをアピールする時、相変わらず扉をクチバシでがちゃがちゃしています。
扉、もう完全に開け切っているんですが・・・首をはさまれるのが怖いらしく、自分では外に出てきません。
というか、開けて出ようとするのではなく、ガチャンと閉まる音を出して人間の気を引こうとしているのでしょう。

カゴから出した時は、いらない雑誌などを切らせています。
熱心に噛み付きますが、まだコザクラの習性の『紙きり』はできない様子です。
技術を磨いてもらって、細切りの紙を腰に挿しているのを見せてもらいたいです。

  〜 「頭をなでなさい」 〜
『カイカイ』の気持ちよさにようやくはまったらしく、鳥カゴに指を差し込むと機嫌のいい時はほっぺたや頭を差し出してくるようになりました。夫にも『ここ掻いてくれ』とせがみます。
ぴぃ たんが差し出したところをうまく掻けない時や掻き方が悪かった時、「キッ!!」と大声で文句を言います。
インコがなでてくれとすり寄ってくるとは・・・、ついこの間、神戸花鳥園で頭を掻いてくれと寄ってくるオカメインコに会って衝撃でしたが、自分の飼うインコにされるとは驚きです。

  〜 青菜 〜
以前、青菜を全く食べないことが悩みだったのですが、1度ブロッコリーを鳥カゴに入れてみたのがきっかけで青菜大好きになりました。
ブロッコリー、つぼみが鳥にはついばみやすいようで、最初はむしって遊んでいるうちに口に入っておいしかったようです。
今は小松菜・豆苗をほとんど毎日少しずつ食べさせています。

  〜 男の子ー?! 〜
突然、お昼にカゴから出した時に手のひらの上をクルクル〜、クルクル。
口から「カチカチカチ・・・カチカチカチカチ・・・」と音を出しながらくるくると回るのです。
で、時々ちみちみと手の皮膚の表面だけ噛むのです。
何をしているんだろう??初めての動作だったのでじーっと観察。時々「カイカイ」と頭を掻いてあげました。
しばらくくるくる回っていたかと思うと・・・突然微妙に動きが変わり、なんと!手に尻をスリスリなどという何やらいかがわしい動作をするではありませんか!
ひいーーー何やってるんだよ・・・!スリスリするんじゃないよ〜。本当にびっくりしてしまいました。
まだ生まれて3ケ月しか経ってもいないでしょうに。やっとオムツが取れたぐらいの感覚だったんですが・・・。
ぴぃ たんはオス?!でも、メスがすることもあるのでまだまだ確定ではありません。
ソレニシテモ鳥に求愛されるとは・・・。しかも子供・・・。(愕然)

  〜 あわやの事故 〜
1日のうちに、これまで1度も起きたことのない足引っ掛け事故が3件も起こりました。(6/21)
まず、私の目前でお昼に鳥カゴ内の網にへばりついて移動中、「ジージージー!!」と大声を出すので、足を見るとケージの天井面と側面の金網に指一本はさんでいました。
ぴぃ たんは大声を上げただけで落ち着いていたので、外から金網の隙間を少し広げました。すると自ら指を抜いて、何事もなかったかのようにまた元気に動き始めました。

夜、夫に昼間こんなことがあったよーと夕食を食べながら報告中、鳥カゴから聞こえてくる「ジージージー!!」。即、駆けつけるとテントのどこかに指を引っ掛けていたようでしたがすぐに自分で引き抜いたようでした。
肝を冷やしつつ、また夕食を食べ始めると・・・、しばらくして、今度は 「ジイィージイージイィー!!」 ものすごい悲鳴!羽もバタバタさせてパニックになっています。右足がテントの金具付近に固定されているようで体が上からぷらーんと宙吊り状態。
こちらも今回はただごとでない!とびっくりして夫婦で駆けつけ、ぴぃ たんを両手のひらで包んでよく見ると・・・、右足の指一本がテントをぶら下げている金具にすっぽりはまってしまっていました。
外してやろうとした途端、自らギャーギャー叫びながらも「すぽっっ」と指を引き抜き、目をまん丸にしてびっくり顔・・・。腹いせ?に私の人差し指をカプッと強めに噛みました。
よくぴぃ たんの指をチェックしてみましたが、幸い傷んだようではありませんでした。
金具は即、外して、テントはカゴの外側から当分、ナスカンでぶら下げることにしました。

前に飼っていたセキセイも、特に若鳥は、足をはさむ事故やおもちゃに首をはさむ事故がちょこちょこありました。事故原因をその場で取り除いて対処しても・・・、また別のもので考えられないようなことでケガをしたりするのです。
長年経てば、鳥も学習するようであまりヒヤッとするようなことも少なくなっていくのですが・・・、今回は本当に肝を冷やした1日でした・・・。

  〜 意思疎通 〜
今は6月の終わりですが、ぴぃ たんがやって来てまだ丸2ケ月。
結構、意思疎通できるようになりました。嬉しい〜。
噛み噛みする時、「噛むな!」と言うとはっとしたように噛むのをやめてくれたり(興奮していない時ですが)、「お外に出たい?出てくるー?」と聞いてみるとキーキー叫びながら気が狂ったように鳥カゴ内を暴れまわって喜んだり。

鳥と人間の垣根を越えた?と思うような(大げさですが・・・)、対話?もできたのです。
ぴぃ たんが鳥カゴ内で退屈して金網を噛んでいる時、近付いて爪で目の前の金網をカカカカ・・・とすべらせて音を立ててみたのです。
ギターなんかの弦を爪で端から端まではじく感じです。
「ほれ、ぴぃ たん、これ面白くない?音がするよー」と話しかけながらもう一度金網をカカカカ・・・と爪で弾くと、首を傾げて見ていたぴぃ たんがあきれ返ったような顔をし、「それぐらい、できるわい!!」とでも言うような感じで目の前の網をクチバシでカカカカ・・・としてくれたのです。
「うわっ!すごい〜!ぴぃ たんできるのー?!」と驚いていると、「これぐらいでオドロクナヨ〜」という感じで、今度は金網を高速で移動しながらクチバシでカカカカカカカ・・・。
その後、ぴぃ たんはすぐにカカカカ・・・は止めてしまいました。
驚いたやら、おかしいやら・・・。
新しい遊び方を教えてあげたつもりだったのですが、ぴぃ たんにとっては普通で特に面白くもないと言ってきたのがものすごく伝わってきたのでした。

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