コザクラインコ  ぴぃ たん 3週目〜5週目の記録

 3週目の生活  2006/4/29 〜 5/ 5  家に来て3週目 孵化後6週?
  〜 爪を切る 〜
4/29は初めてぴぃ たんの爪を切りました。
最近、腕や首に止まられるとチクチクして痛くて、みみず腫れのようなものもできるようになったので思い切って爪を切ることにしたのです。
小さい頃、セキセイの爪は何も考えずにぱちぱち切っていた記憶はあるのですが・・・、いざ、ぴぃ たんの爪を切るとなるとかわいそうだわ怖いわ・・・、なかなか切ることができません。

夫を呼び、横で見守るように頼み、ぴぃ たんの体にレースのカーテンを巻き付けてレースから出た爪を切ろうとしたのですが、なんとか固定できているというのにいざ切るとなると手がぷるぷる震える〜!
何度も何度もチャンスを逃し、夫からの「早く切ってあげて楽にしてあげるのだ!」という一言を励みにやっとこさ全ての指を切ることができました。
・・・と言っても、0.1mmぐらいずつ。本当に先の鋭くとがった部分を平らにしたというだけなんですが・・・。

ぴぃ たんに不信感を持たれないだろうかな?と切る前は心配でしたが、切って解放してしまうと嬉しそうないつものぴぃ たんでした。これからの爪切りも怖いな・・・。

  〜 ハウスと食事 〜
だいたい孵化40日〜50日位だと思うのですが、4/29から夜も鳥かごに入れました。1日だけ、止まり木で眠らせましたが、見ていてちょっとかわいそうなのでテントを作ってかごに入れたらその中でコロンと寝るようになりました。
夜、新聞にまいて食べさせていた、ふやかしたアワダマの餌もやめました。
鳥かご内に入れている食事は、

 ・乾いたアワダマ
 ・皮付きフード(『プレミアムインコフード』色んな種や乾燥フルーツ、ペレットみたいなもの入り。)
 ・水たっぷり(ゴールドブレンドコーヒー150gのフタに半分ほどの水)
 ・ボレー粉入り塩土(ネット通販 鳥餌専門店キクスイで購入)
 ・粟穂を4cmほど切ったもの

で、皮付きフードが一番のお気に入りのようです。
水は飲み水と同時に風呂場にもなっている様子(突然飛び込んでばしゃばしゃしたりします)なので、1日に数回取り替えています。
まだ鳥かごの床にフン切りの網は付けていません。床にはキッチンペーパーを敷き、エサやボレー粉は何かのフタに入れて置いています。

  〜 保温 〜
ヒーターのヒヨコ電球ですが、3週目までは毎日常に点け続けていました。
夜は水槽のふたを徐々に大きく開けて外気温との差をなくすようにし、昼間は鳥かごの外側に掛けておいてぴぃ たんが寒い時に近付いて暖を取れるようにしていました。
4/30からは日中はヒヨコ電球はオフにし、寒がっているならいつでも点せるようにしています。
夜は寝る前に少し点灯して鳥かごを暖めてから消灯。鳥かごをビニールと布で覆って保温しています。

  〜 行動いろいろ 〜 5/5
・「お外に出たい。」
いつも外に興味津々。呼んでビービー泣き叫ぶことは減ったものの、私がリビングに入るとすぐに鳥かごから『熱い視線』を感じます。とにかく外に出て一緒に遊びたいと言うのがひしひし伝わってきます。
だいたい1日に2回ぐらいかごから出して遊ぶのですが・・・、鳥かごに帰す時が本当に大変。
「さあさあ、ハウスに帰ろうか」と呼びかけると即座に落ち着きがなくなってしまいます。
手でむんずとつかんで鳥かごに戻す、なんてことは出来ないのでどうにか自主的に戻ってもらいたいのです。手を差し出すとひょいひょいと避け、なんとか手には乗せてもカゴの入り口が迫るとぱたぱたぱた・・・と頭に止まります。
どうにかこうにか説得し、手に乗せてカゴの中に入れると、片足は止まり木に。・・・でも、もう片足はしっかりと私の指に。で、『股裂きの刑のコザクラ』のような状態になるのですが足を指からはがそうとしてもぎゅ〜っとしがみついて決して離すまいぞ!としているのが分かります。
前飼っていたセキセイもなかなかカゴには入りたがらなかったけど、こんな執念を見せられたことはなかったような・・・。毎回毎回、コザクラぴぃ たんとの根比べが結構大変です。

鳥かごの様子見に近付いた時は、喜んで鳥かごにしがみつきながら寄ってきます。
「だめだめ。今はお外に出ないよ。」と話しかけると・・・、怒りからか期待の高まりからかなんなのか、口から「かちかちかちかち・・・かちかち・・・」と音を出しながら聞こえるか聞こえないかの声で「ぴぃぴりり ぷぃ ぴぃぃ・・・ぴぃぃぃ・・・」と言います。
顔は目をくりくりとさせてどちらかというと嬉しそうなのですが、口から発せられる音と言うのは『執念』とか『怨念』、果ては『呪ってやる』というフレーズが連想させられるような音。なんだかものすごく怖いです。

・虐待?遊び?
最近、ぴぃ たんはしつこく耳を噛みます。
本気で噛むわけではなく、私の「キャーやめてキャー」という反応が楽しいか、毛繕いをしてやってる感覚かのどちらかのようです。こちらはたまりません。耳に軽くクチバシが当たっただけで全身鳥肌が立つほど耐えられません
ふとぴぃ たんを『逆さカイカイの刑』にすることを思いつきました。
それは、手でしっかりとぴぃ たんを握り、仰向けにしたあげくうなじや目の後ろ、後頭部のあたりを「そーら、カイカイッ!」と言いながら執拗になでなでするという刑なのです。
ぴぃ たんにとって、カイカイは人間で言う『痛カユイ』という感じの様子です。わき腹とか足の裏を爪の先でカイカイと掻かれる感じでしょうか。それを仰向けの状態で致すのです。
犬は服従させる時に仰向けにしますが、鳥には?? よく分からないけどとにかく実行してみました。

私の耳を噛んで楽しそうに調子に乗っているぴぃ たんを鏡で確認。サッ!と右手でつかみ、即 仰向けにし、満面の笑みを浮かべながら左手で「カイカイカイカイ・・・」
その瞬間、ぴぃ たんは「ビエェェーーッ!!!ビイーーっ!ビィイィイイイーーーー」と今までに聞いたことのないようなものすごい悲鳴をあげました。恐怖で目も点。まるで殺される間際かのような凄まじい悲鳴。
・・・えっ?!でも、つかんだ手もカイカイもこっちは全然力を入れていないんだけど・・・ちょっと痛かったかあ?慌てて解放すると、すぐに立ち直ってぱたぱたと肩へ飛んできて耳を噛み噛みとするではありませんか!
「おぬしめ!懲りておらんのだな!」気分は代官様。またぴぃ たんをつかんで逆さにして「カイカイ」してみるとやはりものすごい悲鳴・・・。でも、解放すると耳にまっしぐら。噛むと逆さカイカイの刑が待っているのは分かった上でのようでした。
そのすさまじくひどい悲鳴は、知らない人が聞くと私がぴぃ たんを虐待していると思うに違いありません。でも、ぴぃ たんは悲鳴を含め遊びの様子。一度夫がそうやって遊んでいる姿を見て「ぴぃ たんが死んでしまう!」と目を丸くして驚いていました・・・。

そして、夫がいない昼間・・・
私: 「ん?また耳を噛んでいるの?噛んでもいいと思っているの?分かっているわねぴぃ たん。そんなことをすると、ほりゃー!『逆さカイカイの刑』だぁ〜ほりゃほりゃ〜〜!むふふふふ。」
ぴぃ たん: 「ビャーーーっ!!ギャエェーー!!!・・・@;ё★○×!!!!!・・・」
私: 「ふんっ。耳を噛んだら『逆さカイカイ』ってなんべんも言ったやろ?よおーく覚えておくんだよ。ムフフ」
・・・という、なんだかM&Sというかなんというか、アブノーマルとも言えそうな光景がリビングで繰り広げられているのでした・・・。



 4週目の生活  2006/ 5/ 6 〜 5/ 12  家に来て4週目 孵化後7週?
  〜 ハウスと保温 〜
5/8に「フン切り網」を付けました。これまでは網はなしで、底にはキッチンペーパーを敷いていました。
網設置直後、早速ぴぃ たんがものめずらしそうにやって来て、足元の網に懸命に噛み付いていました。

4週に入ってから、ヒヨコ電球は日中、寒そうにしてる時のみです。朝、水に飛び込んだ後ぐらいかなあ・・・。

  〜 生活 〜
朝、お天気がいい時は直射日光の下に鳥カゴごと放り出して日光浴をさせています。もちろん、出入り口には3ケ所ともしっかりナスカンを付け、鳥カゴを見ながら掃除機をかけたりぞうきんがけをしたりしてます。結構、高層階なのでカラスの襲撃が心配。だいたい30分〜1時間位です。
テントは毎朝鳥カゴから出してお天気のいい時は外干し、悪い時は部屋干し。そして夜だけ付けます。(ぐうたら・肥満インコになられると困るのでテントでの昼寝防止)



 5週目の生活  2006/ 5/13 〜 5/19  家に来て1ケ月 孵化後8週?
  〜 保温 〜
GW明けからヒヨコ電球の保温はなしです。
ヒヨコ電球のカバーと中の電球をきれいに拭いて箱にしまいました。

  〜 葉っぱ 〜
一人餌になった時から野菜はある時だけちぎって入れてみています。・・・が、全く食べません。
豆苗、小松菜の4cmぐらいに切ったものや小さな葉っぱをケージに入れても踏みつけられた形跡があるだけです。これでは困ったことだわ・・・と思い、小松菜を一口サイズにハサミで切ってペットボトルのフタに入れて様子を見ました。
朝に入れて、午後に様子を見ると・・・、なぜか半分ぐらいが水入れに投入されていました。
なぜ??1つ1つ丁寧にも運んだのでしょうか?!遊び道具だと思ったのかな・・・。
気長に、食べ物だと分かってくれるようになるまで待ちたいと思います。

  〜 吐いてしまった 〜
先週頃から『甘噛み』を覚えてくれたようで、遊んでいる時に手や耳を噛む噛み方は全く痛くありません。普段少しクチバシが当たっても夫婦で「痛いよ痛いよ!」とギャーギャー騒ぐせいか、甘噛みするぴぃ たんの方もそーっと遠慮がちに噛んでくれます。
鳥カゴ内に手を入れて、中にいるぴぃ たんの首や頭をなでなでしてみると、以前は怒りにまかせて噛み付いていたような気がするのですが最近は甘噛みしてお返し?してくれることが多いです。(そういう気分でない時は嫌がって噛み付くこともあります。)

5/14、いつもより嬉しそうな顔をして体全体が「気持ちよくてたまらないんだぴー」という感じだったので、しつこく首やらクチバシやらを人差し指でなで回し続けてあげました。
すると・・・くねくねしたり羽繕いをしていたぴぃ たんがぬっ!と立ち上がり、まるで「それではとっておきのお返しだぴー」と言うように私の指に向かい、何度かお辞儀をするように首を振ってから「おえーっ!!」とエサを吐いてくれたのです・・・。
鳥にとって、相手にエサを吐くというのは愛情表現なので喜ばなければならないのですが飼主は困惑・・・。
これが人間同士だとしたら・・・想像したくない愛情表現。。。
 「○○ちゃん、いつもよく尽くしてくれてありがとう。これを食べてよ。げろりん!」
 「ひーーっっ!!」

もちろん、「ひーっ!ぴぃ たん何するの!人の指に吐くんじゃないよ」などと罵るはずはなく、「ぴ、ぴぃ たんありがとうありがとう!ううっ嬉しいわぁ〜〜!」と大げさに喜んだのでした。

  〜 ぴぃ たんとの遊び 〜
毎日、鳥カゴからぴぃ たんを出して遊ぶ時間は設けていますが・・・、犬ならともかく、こんな小さな小さなインコとどうやって遊ぼうか・・・と毎回少し悩んでいました。
鳥だから、この機会に思う存分部屋中を飛び回ればいいと思うのですが、気が向いた時に部屋1周か2周ぐるっと飛んで戻って来るぐらいです。

一番多い遊びがそう、上にも出てきた『M&Sごっこ』・・・。肩に乗ればぴぃ たんは大喜びで耳に噛み付き、私が怒ってぴぃ たんをつかんで『逆さカイカイの刑』にし、またぴぃ たんは懲りずに耳に噛み付き、また『逆さカイカイ』を・・・(と果てしなく続く。)
この遊びもまあ、ぴぃ たんが楽しいならいいのですが、『肩フン率』が高くなるのでできれば机上でできるようなものは何かないかな??と考えていました。

ほとんどの飼い鳥がそうだと思うのですが、鳥は初めて見るものとか、見慣れているものでも近づけると極端に怖がることがあります。ぴぃ たんも、いつもその辺にある鉛筆やペンでも少し手に持っただけでキーキー怖がります。
ティッシュなら怖がらないことに気が付いて、少しちぎってねじり、『こより』を作ってぴぃ たんに見せびらかしてみました。長さも太さもつまようじみたいなサイズです。
そんなものですが、ぴぃ たんには大好評!何分でも飽きずにクチバシでねじりをほぐそうとします。
縦にして杖みたいにしたり、片足でしっかりとつかみながらほぐしたり。
途中でこよりを奪おうと手を出したら「いやだよ!こよりはよこすものか!」とますます夢中になります。時には机から足を踏み外して「びいぃ〜〜」と言いながら落下することも・・・。
引っ張って奪ってしまうと夢中→激怒!に変わるので、適度に様子を見て時々引っ張ってみる感じがいいようです。

<<< Back Next >>>
   もどる 次へ進む   

「ぴぃ たんの成長記録」へもどる