コザクラインコ  ぴぃ たん 1才の記録 3

 2007/ 9月

  〜 発情過多に悩む秋 〜
8月、初めての長期宿泊によって、手の中で寝てしまうほどの甘えん坊になってしまったぴぃ たんですが…。
その後、一週間もしないうちにすっかり元のぴぃ たんに戻りました。
反抗期真っ最中のぴぃ たんに…。
でも、これでなくては!胸を撫で下ろした私たちでした。

さて、9月になっても関西は相変わらず暑いです。
室温は、お昼には28℃ぐらいに上がりますし、夜も26℃前後です。(クーラー作動で、です)

それなのに換羽が始まり、秋の発情もやってきました。
毎日毎日、ぴぃ たんはブランコ相手に「オエ。オエ。」と吐いて吐いて…。
あまりにも吐くのでブランコを外して時々洗うのですが、撤去しようとすると「ギュギイィ!!」と、恋人と生き別れんばかりのような悲痛な声を上げます。
そのブランコをリビングで干していると、悲しい顔で鳥かごにへばりついてずっと見つめています。
また取り付け直すと吐き続け…、心配になったあまり、ブランコを隠してしまいました。

すると、今度は止まり木に吐くようになってしまいました……。
止まり木の根元から先まで、30cmは超えると思うのですが…、その長さに渡って吐くのです。
油断していると、止まり木全体が、『オエ』に覆われていたりして夫と『オエ木』と呼んだりします。
時々、その止まり木から落ちた吐いたもので『オエ塚』ができていたりします。
手が空き次第、止まり木も取り上げて洗うのですが、意味の無い状態で本当に困りました。

頻繁に洗う理由はというと、ぴぃ たんは吐きながらも食べたりするからなんですよね…。
吐いたものが古くなると、すぐにカビが生えそう。
それを口に入れてしまうと、そのうとか消化器官にカビを取り入れてしまいそうで。

今は、木をしょっちゅう洗っては入れたり、わざと進路の邪魔になるような所に輪っかを吊り下げてみたり。
発情を受け入れながら、ちょっと妨害している感じで様子を見ています。
鳥かごを地面に置いたり、洗濯中はベランダに長めに置いたり。
それでも、ふと気が付くとうっとり吐き続けていますが…。
痛々しくて、本当に見ていられないぐらいです。ぴぃ たんはというとただただ恍惚の表情なのです…。
秋が過ぎると自然に治まるのかな。
でも…、近年、秋って異様に長いですよね…。何かいい方法を編み出したいです。

  〜 夜中に「ぽピィイーー!!」と叫ぶ鳥 〜
9月の終わりですが、まだまだ吐いています。
吐く量が尋常ではない時は少しうろたえてしまいますが、気にするとぴぃ たんに伝わって情緒不安定になるような気がするので、半分は静観するように気をつけています。
頻繁にブランコ没収。時々、取り付け、止まり木の位置を変え…というようなことをしているうちに、落ち着いてくる時期にもなったのか、『オエ塚』をせっせと作っていた頃よりはましになっています。

最近、また変な鳴き方を覚えました。
怒った時に、はっきり「ぽピィ!」と思いっきり叫ぶのです。
音調は関西人の「アホー!」なのです…。(私たちの言葉のマネ…???)
不機嫌な時に何度も発する、「ジュリッ」は、やけに低いおっさん声なのですが、ひょっとすると人間の言葉の何かのマネなのかも知れません。
夫の「オラッ!」みたいな言葉なのかも。それにしても、ガラの悪い家ですよね…。オホホ(大汗)

夜中、ぴぃ たんのカゴを布で覆ってからテレビを見て笑っていると…(テレビの音量も、声も抑えるようにしています)

「ぽ ピィイ〜〜!!!(怒)」

と、ぴぃ たん激怒のおたけびが家に響き渡ることもしばしば…。
それまでしーーんと静かなのです。ぴぃ たんは寝こけているとばかり思っているので、すごくビックリします。
(初めて聞いた時は、ぴぃ たんから発せられてるとは一瞬分かりませんでした。)

ぴぃ たんの激怒ぶりに、反省して口を開かないようにするのですが、「それにしても「ぽピィ」って…」と、後からじわじわおかしくなってくるわ、声を出してはいけないわ…。

それにしても、いろいろな鳴き方をどうやって仕入れてくるのでしょう。
人間の言葉を聞いていて、これは使えるとかこれなら言えるとか考えて拾うのかな?
そういえばお昼、ウトウトしながら「ホケキョ」とか「ギヨギヨ」とかブツブツとなにかずーっと言っています。
あれはきっと、練習とか新しい鳴き方探りかなんですね。


 2007/ 10月

  〜 ぴぃ たんと赤ちゃん 〜
我が家には時々、友人親子が遊びにやってきます。
最初はキーキーと警戒していたぴぃ たんですが、最近はすっかり慣れて来訪を歓迎しています。
少しでも近くで見たいぴ!と、鳥かごにへばり付いて興味津々…。

その友人の赤ちゃんも、1歳10ケ月ぐらいになりました。
ぴぃ たんを見て「ぴたん!」と指差して仲良くなりたい様子。
そこで、ぴぃ たんを鳥かごから出してお披露目してみました。

でも…「こわいこわい…」と怯える赤ちゃん。
まだ早かったのかな??
ぴぃ たんを鳥かごに帰そうか迷っていると、突然ぴぃ たんがパタパタと飛んで、迷わず赤ちゃんの頭頂部に着地してしまったではありませんか!

赤ちゃんはバンザイをしたまま固まってしまい、頭上でぴぃ たんは
「オラ!俺様仲良くしてやるぴ。まずは毛づくろいしてやるぴ」
とご機嫌で、赤ちゃんの毛繕い…。
来客に自ら飛んで行ってお世話を焼くなんて初めてで、びっくりしました。

なんてほのぼの風景!
と、友人とほほえましく見ていたら、残念ながら赤ちゃんが「ギャーー!」と泣き出してしまったので慌ててぴぃ たんは鳥かごに帰ってもらいました。
この後、赤ちゃんは数時間ずーっと「ぴたんこわかたこわかった」…。
帰宅してからは、お父さんに「こわかたこわかた!」と一生懸命言っていたらしいです。
もう少し大きくなったら、一緒に遊べるかな。

 2007/ 12月

  〜 こだわりぴぃ たん 〜
11月は多忙でなかなか更新できませんでしたが、ぴぃ たんは相変わらずです。
じろぴじろぴ
鳥かごに近づくと・・・。

「なんだぴ?何かくれるのかぴ?
それともカイカイマッサージかぴ?」

期待いっぱいで目の前にやって来ました。
この状態で、ちょっとTVに気を取られると
「ピー! ピー!」
と大声でクレームをつけるぴぃ たんです。

最近、また一段と人間臭くなり、クレーム率も高くなってきて困ったりおかしかったり。
いつもと違ったり、ぴぃ たんの気に入らないことをしてしまうと「ピー! ピー!」
と思いっきりクレームのブーイングをされます。

最近特にうるさいのがテントのこと。
テントは毎朝外して、少しでも汚れていたりお天気のいい日は洗ってベランダに干します。
そして、夜に設置した時、どうもゴワゴワするよう。

最初のうちは無言で『テントメンテ』(テントに激しく出たり入ったりしながらお掃除をしたり布を踏んだり噛んだりして柔らかくします)をするのですが、なかなか思った仕上がりにならないみたいで…。
途中から
「ギュギィギュイ〜〜」「ムギイィ〜!」「ジュリジュリッ!!」
と、ヒステリックに大声で文句をいいながらテントのお手入れをするのです。
人間の言葉にしてみると、関西弁だとして…

「なんでこんなにゴワゴワやねんぴ!」「だいたいな、洗わんでええぴっちゅうねん!」「くそ〜〜!俺様さっきからこんなに踏み踏みしてるのに、なんで柔らかくならへんねんぴ〜腹立つわ〜!」

いかにも、こんな感じで文句を言い続けるのです。
ちなみに、洗わなければ簡単にテントメンテをして終了です。文句はほとんど言いません。

洗わないワケにはいかないので、そうだ!洗ったテントを柔らかくしてあげよう!
と、干したテントを取り付ける前に手でモミモミしていると、その姿を見てまたぴぃ たんが激怒するのです。
鼻からブーブー音を出しながら「キキキ!ギュイ〜〜!!」と…。訳すとこんな感じです。「俺様のテントにそんなことするなぴ〜許可なく揉むなよぴーー!!」
だから今は、ベランダでよくモミモミしてから取り付けます。
それでもよく文句を言いながらメンテしていますが…。
他のコザクラもこんななのでしょうかね〜。本当に、人間みたい…。

  〜 1年以上ぶりぐらいの事故 〜
ついこの間のことです。(11月下旬ごろ)
またぴぃ たんが金網で足の指をはさむという事故がありました。

たしか幼少の頃に一度同じことがあったのです。
鳥かごの中のぴぃ たんが金網をあちこち登りながら移動している時に足の指一本をはさんでしまうということが。
前回は上写真の金網の狭い隙間でしたが、今回は扉の部分の隙間でした。
人間から見ると、簡単にスポッと抜けそうなのに意外と抜けにくいみたいです。

前回もでしたが今回もたまたま目の前で指を挟み、「ピーピーピーピー!!」とバタバタしながら助けを求めるので、外から押し出しました。
即、ケロッとするぴぃ たんでしたが、よくよくチェックしてみると左足の後ろ側の指の肉球がほんのり赤くなっているではありませんか。

「うわあー!どうしようどうしよう…」
冷やした方がいいものか、テーピングなどがいるものでしょうか…。うろたえて青ざめましたが、ぴぃ たんには痛くもかゆくもない様子。
しばらく様子を見ても腫れたり黒くなったりもしなかったので結局なにもしませんでした。
私の外出中にもし、またこんなことが起きると…と思うと鳥肌が立ちます。
このケージ、日本製で一般的に使われているようなものなのですが。もっと安全そうなものに買い換えようかな…。
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