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作業を始める前に、現物を確認して、組み立て方や作業方法などを検討しました。その結果、ブーツバンドの取り付け方の 説明が少ない事と、溶着剤を塗ってからブーツをシャフトにはめる作業に問題がありそうなことが分かりました。 それで、そのあたりの事について、特に念入りに説明しようと思います。 |
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(1) ネオブーツについて DIYでドライブシャフトのブーツの交換ができる『割れブーツ』は数社から出ているようですが、 今回は(株)パロートの『ネオブーツ』というものにしました。材質がゴムではなく樹脂なので、 しっかりしていて組み立てやすく、接着も『溶着』で行うため、はがれることがないそうです。 インターネットで検索して見つけた「(有)秋田自動車部品商会」というお店で購入しました。 2個セット送料・税込みで8900円でした。ディーラーでは片側1万円程度ということだったので、 DIYで自分でやれば片側の費用で両方できることになります。 |
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(2) これがネオブーツの本体です ゴムより薄く、硬いです。そのため、接合の作業がやりやすいように思われます。 また、接合する凸と凹は鉤(カギ)のようになっており、パチパチとはめることができ、すぐに外れることはありません。 |
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(3) これがグロメットです こちらが小径グロメットです。材質はゴム(?)で、ブーツと同じく割が入っています。 ブーツ本体の内径はシャフトよりも大きく作られているため、こちらのグロメットを挿入して組み付けます。 ブーツ内径が大きいため、作業性は非常によくなっています。 組み付け時に、ブーツの割りとグロメットの割りの位置が重ならないように注意してください。 大径グロメットも同様です。 |
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(4) これがブーツバンドです ブーツバンドを最初見たときに、「これはどうやって固定するのかな?」と思いました。見た感じでは、 方法は一つしかなさそうなのですが、それで実際に固定できるのか、少し不安になりました。 (実際作業して、不安は解消しましたが・・・) ブーツの固定方法については、取説の説明は不親切ですので、以下にその方法を載せておきます。 |
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(5) この爪を この尖った爪の部分を |
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(6) この穴に この穴の部分に引っ掛けて |
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(7) テコにして テコにしてぐいっと引っ張り |
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(8) 爪を曲げます 端の部分を本体に付いている爪で固定します。 この「テコにする」というのがミソで、引っ張る時にバンドをかなり締め付けるので、 確実に固定できるようです。 では、実際に作業を始めましょう→(次へ) |