第4回:ホテル危機一髪

3日目

国防省の男に会うためにホテルの入り口をくぐった私の目の前に、背広を着たおやじが居た。
そのおやじが言うには、ホテル内に伝染病が発生したから中へ入るのは賢明ではないとの事である。
伝染病?(--; ひょっとして、例の体が怪しげに変化して妙な生物になる現象か?
と思いながらもとりあえずフロントへと足を運ぶ。
フロントに話し掛けると、なんでも従業員が次々とおかしくなり、中には妙な風に体が変形し出すものが出て中はパニック状態であるらしい。
それは大変だ(--;と思いとりあえず国防省の男に協力をついでに仰ごうと思いエレベータのほうへ足を運ぶ。
すると、フロントからエレベータへ行く途中の道にうろうろしている男を発見した。
少し情報を収集しようとその男に話し掛けると、
男「おまえも奴らの仲間か?!」
え?(--; と思う暇もなく拳銃をぶっ放してくる男
今日はついてないぞぉ(;;)と思いながらもベレッタを抜き2,3発撃ち返して後退して正面玄関ロビーまで戻る。
幸いにも男が追いかけてくる気配がないので、先に一階のレストランを偵察してみることにした。
レストランに入ると入り口の係員が、「中でお連れ様がお待ちです」と話し掛けてきた。
ん?誰かまってるのか?と思いながらレストランの中へと入っていく。
すると、中では巨大な体の化け物が待っていた。
その化け物が話し掛けてきた内容から想像するに、彼はこのレストランのコックらしい。(--;
他のコックや調理器具と融合して化け物へと変化したようだ。
なぜか彼は、私を料理するつもりらしい。今日はほんとになんて日だ(;;)
こんな奴にベレッタが通用するのか?と思いながら銃を構えた私は、フジタからもらった電磁波銃をまだ持っていたのを思い出す。
後退しつつ電磁波銃にもちかえ、こちらへ向かってくる元コックへ電磁エネルギーの塊を投射、すばやく飛び退り相手の怪しげな攻撃を回避する。
フジタのおかげでひどい目に次々と遭っているおかげで、かなりヒット&アウェイがうまくなってきた。(--;
うれしいやら悲しいやら。
それはともかく、少し時間がかかったものの元コックを無事倒すことができた。
とりあえずレストランの出口へ向かい、入り口の係員に詰め寄る。
「脅されたんです。(xx)」とあやまる係員。この係員も始末してしまおうかと思ったが、それでは殺人になってしまうので思いとどまった。
その場を後にして、玄関ホールへ。あ、まだおやじが居るな。
とりあえずおやじは無視してフロント前を通りぬけエレベータを目指す。
途中でふらふらしているさっき銃撃してきた男は無視する。
ふと、エレベータ前で奥のほうの通路が気になる。確か通路の先にはツアーのオプションの受付カウンターがあった気がする。
ベレッタを抜いて、ゆっくりと廊下を歩いていく。
受付カウンターブースの近くまで到着すると、ブース前の廊下を怪しげな歩き方で歩いている男女が居た。
ゆっくりと近寄って話でも聞こうかとすると、……(--; いきなり襲ってきた。
どう見ても人間じゃない姿に変形しながらなにか飛ばしてくる。いてえぇ(;;)
すかさずベレッタを連射して反撃。
見かけよりもしぶとかったが、なんとか二人とも倒し、受付ブースへ。
そこには受付の女性が居た。彼女の話によると、4階のある客が来てから従業員や宿泊客がおかしくなったという。
とりあえずエレベータへと引き返し、先に国防省の男に会うべく3階へ移動する。
廊下を歩いて部屋へ入ると、国防省の男が待っていた。
まず倉庫街での事件の話をし、調査員の話も伝える。
国防省の男「彼とは同期だった。」
そうですか、それは残念なことです。(--; で、あの、このホテルで事件が起きてるのですが……。
国防省の男「また何かわかったことがあったら知らせてくれ。」
えーと、あれ?(--; 国防省のほうでなんとかしてもらえませんかねえ?
……(;;)どうやら私が何とかしないといけないらしい。(;;)
部屋を出て、エレベータへ向かい4階を目指す。
4階まで来てから、その問題の宿泊客の部屋番号を聞くのを忘れたことを思い出したが、聞きに戻るの面倒なので順番に部屋を開けていくことにした。
401、鍵がかかってるな。(--;
402、開いた。あ、ナオミの部屋だ。(--;;
ナオミ「助けに来てくれたのね?」
私「いや、別にそういうわけでは(--;」
ナオミ「立っていないで、そこに腰掛けたら?」
そんな暇はないんだって(--;と思いながらベレッタを構え、隣の部屋へと急ぐ。
403、鍵がかかってるな。
404、開いた。中には男女の宿泊客が居た。
まず近くに居た女の宿泊客に話を聞く。
すると、どうやら隣の部屋から変な音が聞こえるらしい。
隣の405へと急ぐ。
扉を開けるとすぐ目の前に男が立っていて、「出ていってくれ!」と追い出された。
なんなんだ(--;と扉の前に立っていると、中から叫び声のような音が聞こえた。
再び部屋の中へと入る。
すると、部屋の中央に化け物が居て、男の死体がその前に転がっていた。
こ、こいつは、強そうだ。(--;
そう思った私は思わず扉を開けて逃げようとしたが、扉がロックされていて開かない。
意を決して部屋の中へ進むと、その化け物が話し掛けてきた。
話の内容は例によって、いまいち良くわからない。
ただ、一つ言えることは、こちらが気に入らないようだ。(--;
ベレッタを構え、すかさず発射、すぐに後退して逃げる。
新聞記者らしい仕事をたまにはしたいなあと思いながらも果敢に戦い、無事化け物を倒し勝利をおさめた。
ヒット&アウェイに熟練しつつあるようだ。(--;;
念のために部屋の中に転がっている死体を確認するために奥へ入る。
ん?なんかメンバーズカードが落ちてるな(--; もらっておこう。
それはともかく、部屋の扉のロックも解除されたようなので外へ出る。
もう一度ナオミの部屋へ戻るとすこし疲れたので先ほどのナオミの言う通りに椅子へ腰掛ける。
すると、いきなり、酒を持ってくるナオミ。
そんなもの飲んでる場合じゃないって(--;、と思うのだがなぜか飲まないとナオミから殺気を感じてしまうのでしかたなく飲む。
二杯ほど飲んだところでナオミが満足したようなので、椅子からそっとたち部屋を出る。
あと行っていないのは5階のラウンジだけか、おかしくなった従業員はまだいるのだろうかと思いながらエレベータに乗り5階を目指す。
エレベータの扉が開くと、いきなり目の前で女の子が倒れた。(--;
エレベータから降りてみるとすぐ近くに妙に怪しい女の子がいて、襲ってくる。
どうやら、すでに人間ではないらしい。(--;
すかさずベレッタを抜き応戦する。エレベータ前の廊下で激しい銃撃戦を行うこととなった。
狭い廊下で弾を避ける場所が確保できず、多少ダメージを受けたものの、愛用のベレッタのおかげで勝利できた。
しかし、こいつら一体どこから武器持ってきているんだ?と思いながらもラウンジの入り口へと移動する。
入り口にはこれまた怪しげな係員が居て、メンバーズカードはお持ちですか?と聞いてくる。
ん?カード?そういえば、拾ったカードがあったな。
カードを見せ、ラウンジの中へと入る。
特に異変はなさそうだな、と思いながら奥へと進んだ私の目の前に、巨大な化け物の姿が見えた。(--;
私の評価では、このホテルで一番でかい化け物であるようだ。(--;;
例によって、こちらを目の敵にして襲ってくる(;;)
すでに、度重なる戦いで足と胴体に結構大きなダメージを受けていた私だが、もう一度気力を奮い立たせて応戦する。
とにかくこの化け物を倒して、飯食って寝るぞぉと思いながら、両手で握ったベレッタを連射する。
化け物はなにか怪しげな光線のようなもので反撃してくる。(--;
その後、すこし時間がかかったものの場所的にヒット&アウェイが可能であったために、ほぼダメージを受けずに倒すことができた。
これで、全部か?(--;と思いながらラウンジをでてエレベータを目指す。
とりあえず、病院で治療してもらわなくてはと思いながら1階に降りる。
フロントの前を抜けて、ロビーへ移動した私はさきに飯を食おうとレストランのほうへ入る。
が、しかし、入り口の係員が行く手をさえぎる。
係員「今日はもう何もおだしできません」
あ、そうか、(--;、コックは私が始末したんだった。
あきらめて先に病院に行くことにして外へ出ようとする。
すると、入り口でうろうろしていたおやじが襲ってきた。(--;
どうやらホテルの危機を救ったことが気に食わないらしい。(;;)
無言で襲ってくるおやじに私はさっきからずっと握ったままのベレッタを連射する。
発射された弾丸は次々とおやじに突き刺さる。
まったく、なんて日だ、と思いながら銃をしまい外へ出る。
車に乗りこんでとりあえず病院へ行くためにグランドステーションへ向かう。
グランドステーションで車を降り、半分ボロボロの体でバスにのり病院前へ向かう。
しばらくしてバスが到着したので、急いで降りて病院へ向かう。
病院の正面玄関に到着。ん?(--;
「外来受付は7:00〜20:00」
時間過ぎてる(;;)
ただただ、病院の正面玄関前で泣き崩れる私であった。

続く(;;)

脚注(^^;
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