第5回:死闘、カテドラル教会
3日目
このまま朝まで病院の前で待っているわけにもいかないので、とりあえずもう一度バスに乗りグランドステーションへと戻る事にした。
グランドステーションからは車に乗り一旦支社へと戻る事にした。
中へ入りコンピュータを立ち上げてメールをチェックする。
ん?(--;一杯来ているな。
ホテルからはお礼のメールと、ホテルで異変が起きているので調べに来て欲しいというメールが入っていた。
どうやら、偶然にも異変が起きているときにホテルへ行ってしまっていたようだ(--;
それより、なぜ異変が起きたからといってこっちへ連絡して来るんだ?
うちが新聞社だということは理解しているんだろうか(--;
他に怪しげなメールがいくつかあったが、ナオミからのメールを読んでだけで残りは明日に読むことにした。
なんでもナオミの病院への就職が決まったらしい。
ん?病院って、あの奇病が発生しているて連絡してきた病院か。(--;
ナオミは「ホテルで見たような奴が奇病なのかしら?」って、書いているが、あれはどうみても病気とは思えないぞ。
それはともかく、支社を出てホテルへと向かう。
ホテルに入りフロントで部屋を取ろうとすると、ホテルの危機を救ったので開いている部屋ならどれにでも泊まっていいらしい。
宿泊料もいらないのか?(--;
とりあえず言葉に甘えて適当に部屋を空けて中で休む事にした。
4日目
すがすがしい朝を迎えて、ホテルの一階へと降りて朝食を取ることにした。
レストランに入ると、なんと、部屋だけでなく食事も出してくれるらしい。
うーん、うれしい気はするが、また事件が起きたらこっちへ頼んでくるんだろうか?(--;
それはともかく、朝食を済ませて支社へと向かう。
支社でコンピュータを立ち上げてメールを読む。
えーと、なになに、「炭坑跡から人々が出てきて困っています。封鎖をしていますが依然として出てくる人はいます。」
確かに不思議だ。(--;
しかし、なぜうちにこんなメールを送ってくるのやら。
妙なメールが多いなあと思いながらコンピュータから目を離すと、突然電話がかかってきた。
手を伸ばし電話を取る。
私「はい?」
電話「以前にメールを送った教会のものです。神父達が鐘楼に立てこもってしまいました!」
私「(--; いや、それはなにか瞑想でもしているのではないかと…」
電話「一部武装をしている者もいてかなり怪しい状況になっています。すぐに来てください!」
私「えと、そういう話は警察とかに(--;」
ツーツーツー。(;;)切れた。うちはX-FILEじゃないぞ(;;)
今度国防省にでも雇ってもらおうかと考えながら、助手の少年からベレッタと電磁波銃を受け取って車に乗りこみ教会へ向かうことにした。
車でかなり北上して昼頃には教会についた。
着いてから気づいたが、すぐ近くに地下鉄の駅がある。(--;;
ホテルの前から地下鉄に乗れるから、地下鉄で来たら良かった。(;;)
気を取りなおして、教会の中へと入る。
入り口のところにいる人と少し会話をすると、神父に会わせてもらうことができないらしい。
なにが起きてるんだろうか。(--; やはり単に瞑想するためにこもっているんじゃないかと思いながら少し奥へと行く。
すると、一人の男が居た。彼がメールを送ってきた犯人らしい。
話によると鐘楼に神父達が立てこもっていて、まったく会わせてもらえないとの事。
どうなってるのか私も入り口を閉鎖している人に聞いてみると、なんか妙なことを口走ってきた。
すこし奥にろうそく台みたいの格好をした物をもって歩いている人が居たので、その人に話し掛ける。
すると、彼はこの教会を守る役割を持った四人のうちの一人で、他の三人とあって話をすれば神父達へ会わせてもらえるらしい。
とりあえず許可だけもらえたらメールを送ってきた男に後をまかせるつもりで、教会の中を歩き回って残り三人の許可を得てくることにした。
教会の中をぶらぶら歩いているとそのうち二人までは容易に見つけて許可を得ることができた。
あと一人はどこに居るんだ?と思いながら隅々までさがす。
すると、途中で教会に行ったきり帰っていない夫を探す妻と出会った。
「どこに行ったのか誰も教えてくれないんです」と私に言われても困るんですが(--;
とその人を避けようとしたときに奥に続く通路があるのを見つけ、そこへ逃げ込むと探していた最後の一人が居た。
即座に許可をもらい、鐘楼の扉へと戻る。
そして、再び鐘楼の扉をふさいでいる人に話し掛ける。
すると、長老様にあって指示を仰いでくださいと鍵を渡された。(--;
どうやら地下室にいるらしい。
地下室の入り口の場所を聞いた後そこへ向かい扉を鍵で開けて降りていく。
かなり狭い通路だな。と思いながら降りていくとそこには扉があった。
用心しながら扉をあける。
すると、そこは小さな部屋で、中に一人男が居た。
む、(--;化け物だったら嫌だなと思いながら離しかける。
すると、どうやら彼が長老でこの教会の由来などを話し出した。
なんでももともとこの教会の教えは人間のものではなくて、どこかから来た存在が広めたらしい。(--;;
で、神父達は何かの姿へ変化しだした時にその思考内容がその元々の教えに近いものになっていったと。
神父達はこの街の人間ではなく、また、この教えは秘密にされてきたので知るはずもないのにそれに近づいていったことに驚き、教えを守るため、秘密を守るために鐘楼に閉じ込めたらしい。
ん?(--; ちょっとまて、ということは、この長老って、その最初の教えを広めた存在の一人なのか?(--;;
ということは、人間ではないと(--;;
こちらの疑問を無視して長老は鐘楼への扉を開くから、私の手で何とか止めてくれと頼んできた。
逆らうと急に化け物になって襲われたらかなわないので、即座に引き受ける。
地下室を出て先ほどの鐘楼への扉のところまで戻る。
扉をふさいでいた人は扉を開けて、「途中に武装をしている者も居るようですから、気をつけてください。」と忠告してくる。
武装しているのか(--;;、と思いながらも電磁波銃を握り締め先へ進む。
扉の向こうは急な登り階段が続いていて、登っていくと踊り場へ出てまた階段が続くという感じになっていた。
しばらくの間誰にも出会わないので今日はラッキーか?と思ったら、踊り場をぬけて先の階段へ目をやるとそこには人影が。
挨拶でもしようかと思った私の気持ちも知らずにいきなりその人影は襲ってきた(--;
怒りの電磁波銃が火を吹く。
なんとか無事倒したが、まったく、こいつらどこでライフルなんて買ってきたんだ?(--;
さらに先へと進むとまた同様に襲ってくる奴が居たが、それも電磁波銃でしとめて先を急いだ。
すると、階段の最後に警官がいた。
おお、なんだ、警察のほうからもすでに人がでていたのかと思い近寄っていくと、……あ、こいつも襲ってきた。(;;)
先ほどまでの奴らと比べるとこの警官は強く、こちらもすこしダメージを受けてしまったが、電磁波銃の威力の前には敵ではなかった。
階段を上りきった私はさらに先を急ぎ、途中で立ちふさがる信者を倒しながらとうとう鐘楼へと到着した。
すると、そこには、とても巨大な化け物が三匹いた。(--;;
どうやら彼らが、この教会の神父のようだ。
例によって訳のわからんことを話しかけてくるが、どうやら私を信者にしようという魂胆らしい。
で、まずは私の血肉になってもらおうって、(--;結局襲ってくるのか!(;;)
三体一と不利な状況であったが、扉から逃げることもできず壁を背負ったまま応戦する。
いつもように壁際からのヒット&ランで確実にダメージを与えていき、長時間の死闘のすえなんとか三体とも始末した。
それにしても、でかいなこいつら(--;
とりあえず、他に襲ってくる奴もなさそうなので階段を降りて下へ戻ることにした。
そして、そのまま教会を出てとりあえず傷の治療の為に病院へ行くことにした。
いつものように一旦グランドステーションへ行き、そこからバスで病院へ。
病院で治療した後は再びグランドステーションへ戻り、一旦支社へ戻ることにした。
支社に戻ってコンピュータを起動してメールのチェックをする。
あ、教会の信徒組合からメールがきている。
なになに、あのあと警察が来たのか。それならはじめから警察に頼んでくれ。(--;;
えと、三人の神父の検死解剖の結果、行方不明の信徒の遺留品がでてきたって?(--;;
……。あいつら、やっぱり私を食うつもりだったのか。(--;
続く。(--;
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