第3回:フジタ、恐るべし

3日目

はっ、おきたら8:00だ。(--;
慌てて支社へと向かう。
コンピューターを起動して、メールをチェックすると、…なんかまた怪しげなメールが増えてるな(--;
そんな中に友人のフジタからのメールがあった。
なになに、この間発電所で見つけたものはやっぱり武器だったって?
なんとか完成させたから君にも一つ渡すよ、って、あの時一つしか拾わなかったような気がしたんだけど、いつの間に量産したんだ?(--;
とにかく、友人思いの私は急いで車に乗りフジタの家を目指す。
なお、途中のファミリーレストランで軽く朝食を取ったのはいうまでもない。腹が減っては戦はできぬ(脚注1)というやつである。
しばらくして、フジタの家に無事到着。
家の中ではフジタが待ち構えていた。
なんでも、拾った武器は電磁波銃で要するに電子レンジの強力版らしい。
一つもらったが、なんだか怪しい形状をしている。(--;
フジタの話では50mmの鉄板を撃ちぬけるらしい。むー、愛用のベレッタより強力なんじゃないか?(--;;
フジタ「早速試してみよう!街中では光で人が集まってくるから…そうだ海辺の倉庫を使おう!」
私「使おうって、そんな勝手に、(--;」
フジタ「あそこは良く知っているんだ。今はほとんど使われていないから良く実験で使っているんだ。」
私「(--;; フジタ、おまえ、やばい仕事してないか?」
フジタの危なさを懸念しつつ、家を出ようとしたときにふと部屋の奥の例の怪しげな実験装置に目が行く。
フジタの話では依然として怪しげな音が出ているとの事だ。時空間のゆがみは発電所だけの現象ではなかったらしい。
まあ、国防省も出てきていることだしその方面は何とかしてくれることだろう。(--;
とりあえず表に出てフジタと共に倉庫街を目指すことにした。当然、カーナビゲーションシステムに道順は頼る。
その途中で、アーミーショップとビッグバーガー、デリカッセンが並んだところを見つけた。
倉庫街でまともな食事を取れるかどうかわからなかったので、ここで昼飯でも調達するかと思い車を降りる。
ビッグバーガーには嫌な思い出があるのだが、やはりダブルチーズバーガーに魅力があり、ビッグバーガーへと入る。
幸いにもこの店の店員はまともで、普通にテイクアウトで注文して無事バーガー三つとポテト、コーヒーを入手できた。
再び車をとばし、目的の倉庫へと向かう。
車を降り、倉庫へと入るといきなり入り口の扉がロックされた。(--;
フジタ「おかしいな、こんな警報装置は前になかったぞ」
って、フジタ、おまえが倉庫で遊ぶから付けたんじゃないのか?と思いながら奥を見ると、なにやら怪しげなロボットらしきものが動いている。
近寄るといきなり発砲してきた。(--;
どうやら警備ロボットらしい。
退路はふさがれているので、応戦するべくフジタ特製の電磁波銃を取りだす。うーん、見た目はなぜかマラカスに似ている気がするぞ。(--;;
スイッチを押すとエネルギーが充電され電磁エネルギーのリングが構成される。
警備ロボットへ向けて一気にエネルギーを開放する。エネルギーは見事ロボットに命中。
おお、すごい威力だ。(OO)フジタ、やるな。
と思ったのもつかの間、軽快な銃声が聞こえたかと思えば横から撃たれた。痛いぞ(;;)
どうやらもう一体居たようだ。再び電磁波銃を振り下ろすと、……あ、はずれた。(--;
えい、もう一度!と何度か挑戦してなんとかもう一体のロボットも倒した。
すると、奥の扉のそばに有るプレートで1のランプが点滅して消える。
フジタ「どうやら警備ロボットを倒したことで警備システムが解除されたようだね。全部のシステムを解除しないと奥へは進めないようだよ。」
私「なあ、威力確認できたから、帰ろうぜ。」
フジタ「他の入り口もあるから、試してみよう。」
おい、人の話は聞いてくれぇ(;;)
とりあえず出口へと足を運ぶとロックされていた扉がひとりでに開く。
外へ出ようとした私にフジタが話し掛けてくる。
フジタ「各倉庫には三つ入り口があったはずだよ」
…完全に行く気だな。(--;
ここでフジタの機嫌を損ねるとなんだか怖い気がしたので、仕方なく別の入り口を探し入ってみることにした。
倉庫の周りを歩いていくと別の入り口はすぐ見つかった。
中へ入るとやはり先ほどと同じように入り口両脇の怪しげな警報装置に引っかかって扉がロックされる。
フジタ「えらくたいそうな装置だなあ。おそらくこの警報装置は侵入者の思考を読みとって異変に気づいたものだけを発見するんじゃないかなあ。」
(--;それだったら、たぶん、フジタ、おまえの思考が反応しているんだぞ。きっと。
それはともかく、どうやら先ほどと同じように警備ロボットが居るようだ。
これを始末しないことには帰ることすらできないので、電磁波銃を握り締め立ち向かう。
どう見てもフォークリフトにしか見えないロボットを二体始末して先ほどと同じプレートを探す。
が、見当たらない。(--;
扉を一つ見つけたので試してみると、難なく開き奥へと通路が続いていた。
少し通路を進むと目の前に扉とプレートが見えた。
おお、こんなところにと思いながら喜んで駆け寄ると、……あぅ(--;。左から銃声がした。
左を見ると、一つ向こうのプラットフォームに警備員らしき人が居て銃を乱射してくる。
おそらく、こいつも正常な奴ではないんだろうなあと思い込んで、電磁波銃を思いっきり撃ちこむ。
かなりダメージを受けたものの、なんとか警備員を倒しプレートへと向き直る。
すると、2のランプが点滅して消えた。
いきなりフジタが後ろから声を掛けてくる。
フジタ「それにしても手の込んだ警備装置だなあ。」
後ろに居たのなら、援護くらいしてくれえ。(;;)
こうして、西の倉庫の三つの入り口と東の倉庫の入り口を警備ロボットや警備員を始末しつつプレートのランプを消していった。
ようやく5のランプを消して、やっと終わったと思ったが、フジタは無情であった。
フジタ「扉を開けるためにはIDカードが必要みたいだね。まだ行っていない入り口に行ってみよう!」
かなり体ボロボロなんですけど(;;)。
とりあえず来る途中で買った昼飯を食べてから、最後の入り口へ入ってみる。
そこには机に一人のおやじが居てこちらの姿をみるなり、なぜか発電所の地下の施設を爆破した犯人だと見ぬく。
かなりご立腹のようだ。(--;
私が弁明する前に、いきなり襲いかかってくる。
今日はなんて日だあ、と思いながらも電磁波銃で応戦する。
なんとかこのおやじを倒すと、机の上にIDカードがあるのを見つけた。
もう、こうなったら早く終わらせて支社に戻って一服だと腹を決めIDカードをポケットに入れて外へ出る。
先ほどのプレートまで戻り、IDカードを差し込んでみる。
お、扉が開いた。
どうやら構造からすると西と東の倉庫は地下でつながっているようで、地下にはなにかの施設のようなものがあるようだ。
途中で巨大な怪しげなロボットを発見する。
例によって、所々にいきなりライフルをぶっ放してくる物騒な奴が居たので、かなり扱いがうまくなってきた電磁波銃を使って始末しつつ先へと進む。
すると、いきなり背広をきた男と出会う。
男の話によると、彼は国防省から派遣された調査員の一人で、先ほどの大きなロボットがこの街と外部との交通を遮断していたものらしい。
彼は隙をみてロボットの動作を停止させたらしい。
やつらはつぎつぎと同化しているとこの調査員も訴えているが、ほんとは私にはなにがなんだかさっぱり。(--;
一通り事情を説明した後調査員は、自分の体の変化が始まってしまう前に殺してくれと頼んでくる。
どうやら、変化してしまうことで発電所の地下で見たような怪しげな生物になるようだ。(--;
私は、あのときの経験を思い出し、即座に電磁波銃のエネルギーを充電して彼に引導を渡す。
そして、彼の後ろに扉があるのに気づき、それを開けて中にはいる…あ、しまった、そういえば奥で何かが同化しているといっていたんだ。(--;
そこには巨大なロボットのようなはたまた生物のような怪しげなものが居た。
しかも、それはこちらへと話し掛けてきて、なぜかあの調査員のしたことへの怒りを私へ向けてくるようだ。
おもわず扉を開けて逃げようかと思ったが、扉が開かない。(--;
ここに来るまでにかなり疲弊していて、あまり戦いたくはなかったのだが、意を決して電磁波銃を握り締め立ち向かう。
作戦は例によって、必殺のヒット&アウェイ(^^;;
ほとんどノーダメージでこの化け物を倒す。
いつものごとく倒した死体に近寄ると残留思念が読み取れるのだが、それによるとどうやら建設機械と人間との世界初の融合存在らしい。(--;
別に何を試みてもいいけど、私に迷惑を掛けないで欲しいものだ。(--;;
これ以上不審な存在も居ないようなので、先ほどの調査員の報告をホテルにいる国防省の男に連絡する為に外へ出ることにした。
道中の敵はすべて始末したので特に危険はないのだが、出口まで遠い。(--;
しかも外へ出ると、そこは入ってきたところではなかったので車までかなり距離がある。
かなり気力がへばっていて、心臓の鼓動が耳にうるさい(脚注2)
だいたい良く考えたらフジタはどこへ行った?(;;)先に家に帰ったのか。(;;)
なんて奴だと思いながらもなんとか車にたどり着き、とりあえずグランドステーションのほうへ車を向ける。
気力が薄れていくのを感じながら、途中でなにか食べる店はないかと目を光らせるが、なにも店が見当たらない。(--;
なんてところなんだ、と思っているうちにグランドステーションの近くまでついてしまった。
ここまでくれば、いつものファミリーレストランはすぐ近くなのでまずはファミリーレストランへと向かう。
体と足はボロボロだが腕と頭はほとんど無傷なので、車に乗っている分には怪しくないが、やはり車から降りるとゾンビのような姿をしている気がする。(--;;
が、べつに入店を拒否されたりしなかったのでそのまま席について食事をする。
一服したところで、再びグランドステーションを目指してそこでバスに乗って病院前へと行く。
病院でいつものように注射を一本打ってもらい全快した後、再びバスでグランドステーションへ。
そこからバスに乗りホテルを目指して車を走らせる。
ホテルに到着した私は車から降り、ホテルの扉をくぐる。
……そこで、私は再びX−FILEライクな事件に遭遇するのであった(;;)。

続く(^^;
脚注(^^;
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