第2回:国防省の男

1日目

時間はもう19:00。発電所襲撃後一服しながらメールを読んでいる。
怪しげな内容のメールが増えたな。(--;
ん?本社からメールが届いているな。
なになに、…なんだ?…この街への交通路がすべて遮断されているって?(--;
一種の隔離状態にあるのか。
なになに、「国防省から協力の要請があって君のほうへ連絡が行くと思う。」(--;
なぜ国防省まで(;;)。あ、さらに何か書いてあるな。
「おい、一体何が起きているんだ?こっちにも少し教えろ」って、私も何がなんだかさっぱりなんだけど。
とりあえず、これ以上メールを読むのが怖いので一旦コンピュータを終了して、夕飯でも食べてホテルに部屋を取るかと考えていると、突然電話が鳴り響く。
がちゃ、
私「はい」
電話「国防省のものだが、本社からすでに連絡が行っていると思うが、そちらに調査員を派遣したので彼の援助をお願いする。」
私「えっ(--;」
電話「では、頼むぞ。彼はグランドステーションに到着しているはずだ。」
私「えぇっ(--;」
がちゃ、つーつーつー。(;;)
とうとう国防省までに巻きこまれてしまった。
仕方がないのであきらめて迎えに行く事にした。
外へ出るついでに護身用にナイフを購入してこようと思い、助手の少年に棍棒を預けて(脚注1)から外へ出る。
近くのアーミーショップに車を走らせて、ナイフを購入。その後グランドステーションへと向かう。
グランドステーションの前に車を止めて中へと入ると、会社員風の男が電車が止まったと騒いでいる。
もう一人居た、会社員風のおやじも同じようなことを言っている。
どうやら、高速道路も通れないらしい。(--;
駅の中へ調査員を探しに踏み込んでいくと、今度は怪しげな自称警官が丁寧にもすべての外への交通機関が麻痺していることを教えてくれる。
近くに居た駅員も復旧のめどが立っていないと教えてくれた。
…が、なんかこいつら見掛けが怪しいな(脚注2)。(--;
と、そのときに隅のほうに妙に濃い顔の人が立っているのが見えた。
近寄ると、こちらの面が割れているのか、相手のほうから国防省の調査員であることを名乗ってきた。
とりあえず宿がないか聞かれたので、支社のそばに有る私の利用しているホテルを教えた。
すると、周りに怪しい連中が居るから詳しい話はそのホテルでするので後で来てくれと言って来た。
ああ、後でね、と適当に挨拶をして夕飯を食いに行く事にした。
グランドステーションから少し車で移動すると、道端にビッグバーガーを発見。
お、こんなところに有ったのか、夜食用にバーガーを確保しておくかと車を降りて店へと入る。
店の中には定員が一人だけ居て、他には客は居なかった。
そのまま、カウンターへと近づく。
店員「いらっしゃいませ。…」
む?(--; なんか怪しい雰囲気の店員だなあ。(--;
店員「…ひゃははは、これでもくらいやがれ!」
カウンターの下から銃を取りだし乱射する店員。今日はなんて日だー(;;)
後ろへステップして射線から外れながらベレッタを取りだし構える。
発電所で乱射したおかげか心持ち相手にねらいがうまくつけれる(脚注3)ような気がする。
狭い店内の中で激しい銃撃戦の末、なんとか店員を始末した。(--;
ひょっとして、街全域の人間がすべてあの発電所で見た怪しげな生物のようになにかに同化されていってるんだろうか。
まあ、それはともかく、バーガーを食い損ねた私は車に戻り他の店を探す。
とおもったら、すぐ近くにレストランがあった。
まだ営業中だったのでレストランに入る。
席につこうと店内を進むと、前にライフルを下げた男が居た。(--;
あんまりかかわりにならないで置こうと思ったが、食事をして帰る時に鉢合わせになってしまい会話をすることになってしまう。
男「ひゃはははあ」 む、このパターンは(--; …ああ、やっぱり(;;)
店内に銃声がこだまする。
懐からナイフを取り出し相手が次弾を撃つ前に連打を浴びせる。
…勝った。なんだかナイフさばきまでうまくなってきたようだ。(--;;
そのままそそくさと店を出、ホテルに調査員を訪ねるかと思いホテルへ向かう。
ホテルに入ると入り口のすぐそばで怪しげな男が街に伝染病が発生しているから外出しないほうが賢明ですよと勝手に忠告してくれる。
変な奴だなと思いながら無視してフロントへと向かう。
さて、調査員はどの部屋に泊まったのかなあ……あ(--; 彼の名前忘れた。
仕方がないのでせっかくフロントまで来たことだし、とりあえず自分の部屋を取る。
302号室という事なのでエレベータで3階へあがり部屋へと入りベッドにもぐる。
すぐに睡魔が襲ってきた………。

2日目

あっ、おきたら8:00だ(--;
とりあえず、調査員の部屋を探すために朝から部屋をしらみつぶしに開けて回る。
途中爺さんの泊まってる部屋をあけて、ホテルの従業員と間違われていつまでここに足止めする気じゃ!と怒られたが、なんとか調査員の泊まってる部屋を発見した。
話によると、じつはすでにこの街に3人の調査員を派遣したらしく、彼らの消息を知るための情報収集に協力して欲しいとの事である。
なにか聞きつけたら連絡するだけで良いみたいなので、X-FILEライクな目に会うことはなさそうだ。(--;
とりあえず、支社へ戻りメールチェックをすることにした。
なんと、昔の恋人のナオミからメールが来ていた。なんでも街へ戻ってきているらしい。
昼頃に電話をするということらしい。って、まだ9:30だぞ。(--;
他に来ているメールは、発電所事件の事後報告。ほう、死体が消えうせていたのか。(--;
えと、教会で神父の行動が怪しいのできてくれだって?(--; 神父に会わせてもらえないって、こっちに相談されてもなあ。
病院からは奇病が発生しているからもし異変を感じたら病院へ来るように記事にしてくれというのも来てるな。
適当に記事を助手に書いておいてもらって、朝飯を食べに行く事にした。
行く場所は支社の近くのファミリーレストラン。もうビッグバーガーとレストランはこりごりだ(--;
食べ終わった後かるく街をドライブしてから支社へ戻る。
椅子に座ってボーっとしていると電話がかかってきた。
ナオミからだ。
電話でいろいろと話をして、久々に再開し様という事になり、21:00にホテルのロビーで待ち合わせをして食事をすることになった。
ナオミからの電話を切ると、すぐにまた電話がかかってきた。
何か言い忘れたことでもあったのかなと電話を取るとそこから聞こえてきたのは見知らぬ男の声だった。
電話「私はフジタと志を同じくするものだ。発電所での君達の活躍は聞いたよ」
はあ、そうですか(--;;
電話「君は信頼の置ける人物だと思えるので渡したいものが有る。私の家に来てくれたまえ。ミステリーサークルが目立つからすぐにわかるはずだ。」
え、ちょっと、(--;; あ、切れた。
フジタの仲間か。(--; 嫌な予感がするけど、念のために尋ねてみるか。
そう思った私は、とりあえずミステリーサークルの場所を知る為に支社の向かいに有る地図屋へと足を運ぶ。
この地図屋のおやじは物知りで、ミステリーサークルに関してもすぐに教えてくれた。
おやじ「あれは、近くの頭のいかれたやろうがつくったんだよ。バスに乗っていけばすぐにつくぜ」
どのバスに乗れば良いのか教えてもらった私は、一路車でグランドステーションを目指し、そこからバスに乗る事にした。
バスに揺られて目的地のSTONE BERRYへ到着する。
見るからに怪しい模様が地面に見え、近くに建物が見えた。
その建物へと近づくと、どうやらこれが目的の建物のようだ。
中に入ると怪しげな科学者風の男が待ち構えていた。
男の案内で奥へと入るとそこには怪しげなパイプを並べた天体望遠鏡みたいな格好をした物体があった。
男「これはUFOを撃墜したといわれるクラウドバスターだ。我々はこれを小型することに成功した。」
私「はあ(--;」
男「君を信頼して、これを君に渡そう。おや?今は持てないようだね。では支社へ送っておくよ。」
私「…(--;」
また一歩X-FILEの世界に足を踏み込んだ気がしながら謎の男の家を出て支社へと戻る事にした。
バスに乗りグランドステーション前へ到着、ふと電車は開通したのだろうかと思い立ちグランドステーションへと入る。
入ると、まだ困り果てているおやじが居た。
我々は閉じ込められてらしいとまだ訴えている。(--;
少し奥に行くと、やはり、警官らしき人が居る。
少し詳しい話を聞こうかと思い近づくと、なぜかあまりかぎまわるなと怒られる。
しかし、久々に新聞記者らしい仕事をしようとして、さらに詰め寄ると、…あ、怒った。(--;
しかも、どう見ても人間ではない形に頭が変形してなにやら怪しげな声を発しながら襲ってくる。
こ、こいつも人間ではないのかぁ(;;)と思いながらも、身を守るために愛用のベレッタを抜き応戦する。
徐々に戦闘になれてきたのか、以外とあっさりと勝ててしまった。
死体に近づくと、やはり、なぜか頭の中にこの死体の残留思念が響いてくる。
それによると、この男は単なるニセ警官だったようだ。
街の外へ人々が出ないようにするのが任務らしい。出入りを見張っているようだ。
そばにいた怪しげな駅員に話し掛けるが、例によって列車が不通の話をする。
いや、私は、このニセ警官が人間じゃなかったと説明したいんだが…と思ったがなにかこの駅員からも怪しげな波長を感じた。
すかさずベレッタを抜き、連射する。やはり、すでに、同化されつつある人間であったようだ。
例によって頭の中に響いてくる残留思念がそれを裏付ける。
とりあえず、この場に居たら面倒な気がしたのでグランドステーションを出て支社へと急ぐ。
支社で一服しようとして、ナオミとの待ち合わせがあったことを思い出す。
すぐに支度して、ホテルへと向かう。
ホテルのロビーではすでにナオミが待っていた。
ホテルのレストランに予約を入れてあるとの事なので、エスコートしてレストランへと入る。
ナオミからこのレストランは二人がはじめてであったレストランよ、覚えてる?といわれたが、最近のX−FILEライクな事件のせいかまったく思い出せない。
が、適当に返事しつつ席について一緒に食事をする。
食事が終わった後、最上階のラウンジに誘われたのでエレベータに乗りラウンジへと移動する。
ラウンジへ到着…それにしても、レストランもラウンジも空っぽだなあ。(--;
このホテル、経営大丈夫なのか?(--;; まあ、この街に唯一あるホテルだからここ以外に泊まる場所はないんだけど。
ラウンジで二人で過ごした後、私は一旦支社へ仕事の確認に戻る事にした。
ホテルを出て、支社へと到着して席に座ると電話がかかってきた。
こんな時間に誰だ?と思いながらも電話を取る。あ、ナオミだ。
ナオミ「今日は楽しかったわ。これから仕事?今夜は支社に泊まるの?たいへんねえ。」
私「え、いや(--;;」
ナオミ「じゃあ、また会いましょうね。」
がちゃ、つーつーつーつー(;;)
支社には仕事の確認しに来ただけなのに、勝手に勘違いするとは。(--;;
大体、ソファーしかないこの狭い支社でどうやって泊まれというのか、……あ、そういえば助手の少年、いつも帰っている気配がないな。(--;
いつも机に座ったままだが、泊まりこみか?
などと考えながらメールをチェックし、特に急な用件はなさそうなのでホテルに部屋をとり休むことにした。
まあ、X−FILEライクなメールは一杯あるが、とりあえず無視しても大丈夫だろう。(--;
ホテルへと到着した私はまた302号室が割り当てられた。
そういえば、このホテル、部屋数少ないな。3階と4階だけしか客室ないし、各階に5か4部屋しかなかった気がするぞ。(--;;
ホテルの経営状態を気にしつつも、自分の部屋へと入り、ベッドに倒れるとそのまま眠りについたのであった。

続く(笑)

脚注(^^;
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