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2005年5月19日(木)
事故車の基準

今年度4月1日から日本自動車査定協会の修復歴車の基準が変わった。
修復歴車の基準が厳しくなればよかったのだが、逆に甘くなってしまった。
今まではフレームの先やインナーパネルの先が修正後があったり
歪んでいたりすると、修復歴車として取り扱っていた。
それが今回の改正でラジエターサポートより前にある部分が
損傷を受けていても修復歴車として取り扱わなくなったのだ。
確かに一部の車種のようにボディ自体で衝撃を吸収するような車は
インナーがすぐに歪むため、「ちょこん」と当たっただけで修復歴車扱いするのは
少しかわいそうな気もした。
ただ、逆にぶっといフレーム構造の車は少々の衝突では事故車として
扱われなくなった。
当社のスタンスは今までどおり外から見えないパネルに損傷がある車は扱わない。
でも、市場には3月には事故車だったものがこれから「修復歴なし」で表示されます。
ユーザの皆様はよけい分かりづらくなりますよね。
僕自身もいいことなのか、悪い事なのか良く分からないです。

2005年5月18日(水)
2ちゃんねる

最近、2ちゃんねるの中古車の掲示板を見ている。
ユーザーの方の率直な意見がきけて実に面白い。
興味本位のどうしようもない意見や特定業者への中傷も多いが、
たくさんのユーザーが被害にあっている現状も良くわかる。
「メーター巻き戻し」「修復歴の未申告」などの話題が実に多い。
ネットや雑誌などで情報がたくさん入ると容易に価格の比較が行えるため、
ユーザーの皆さんが安い車を探しやすい状況にある。
ただ、それを逆手に取る業者も相変わらず多いようだ。
そういう業者がはびこると「中古車はディーラーでないとダメ」とか
最終的には「中古車はダメ」になる。
中には「中古車屋はまじめにやっていると儲からない」という意見まであった。
これはまじめに取り組んでいる業者には由々しき問題だ。
私はシンプルだが信念をもってこの商売に携わっている。
「安くてよい商品は絶対に売れる」
「そういう商品はお客様に喜んでいただける」
「お客様に喜んでいただけると当社も繁栄する」
車の販売だけではない。
修理も自動車用品も保険も全部これに当てはまる。
どんな商売も同じではなかろうか?
偽者は絶対に長続きしない。
かといって、看板に胡坐を掻いて他店と同じような商品を高く売っても長続きしない。
商品知識を深めて、より良い商品を努力して安く仕入れ、安く売るのは
車という特定の商品を扱う我々プロの義務だ。
うちに来るお客様には絶対に損はさせない。
そのための努力は惜しまない。

こういうことを書き出すと熱くなって長くなるのでこの辺でやめておくが
2ちゃんねるというのは情報の宝庫だと改めて認識した次第です。

2005年5月17日(火)

TAXには近畿ブロックというグループがある。
私は昨年まで事業委員長という役職についていた。
事業委員長と言っても別段忙しいわけではなく、仕事と言えば
事業の立案やグループの協同広告のとりまとめなどだ。
ただ、それ以外にもう一つ重要な仕事がある。
それは年に数回の近畿ブロックの全体会議時の宴会の企画だ。
幹事はなるべくたくさんの人に参加してもらって、
なおかつ喜んで帰ってもらえるような企画を立てなければならない。
これがなかなか難しい。
上は70歳近くのベテラン社長から30歳そこそこの若手社長もいる。
終わってから「なんや、おもろない」と言われたらえらい事だ。
だから、必死に企画を練る。
昨年は積み立てたお金で有馬温泉で一泊の旅行をした。
結構たくさんの人に参加していただいて喜んでいただけたと思う。
今年は事業委員長の任期満了で交代した。
当然、宴会の企画からも開放されたと思っていたのだが、
なぜか、「今度の総会、頼んどくで」といわれた。
私はきっぱりと「いや、今年は新事業委員長にお願いします」
と言えばよかったのだが、
「は、はい。いいですよ」と言ってしまった。
もうそれから、大変だ。
引き受けた以上、「なんや、しょうむない」とは言わせたくない。
「さすが、宴会はやっぱり君しかおらん」と言ってもらいたい。
今回は予算の関係で一泊は出来ない。
アクセスが良くて、料理が良くて、会議が出来て、個室が広くて、
低予算で、和室で座って食事が出来て、etc・・・・・・・
ぐるなび、YAHOOグルメ、グルメウォーカー、
時間があればネットとにらめっこしている。
もちろん仕事優先なので集中できず、なかなかまとめきれない。
一旦時間をおくと、また一から考え直さなければいけない。
「和室だったら会席か、それとも鍋か・・・
でも、そんなもんどこでも一緒やろなあ」
「いっそのこと、中華にするか。でも、年寄りは文句言うやろなあ」
宴会のプランはとめどなく、私の頭を駆け巡る。
意表を付いて面白い宴会、どなたか教えてくれませんか?

2005年5月15日(日)
蜂の巣

最近、展示場に良く蜂が飛んでいた。
あまりしつこく飛んでいるので、いや〜な気がして蜂を追いかけてみた。
蜂の行き着いた先には案の定、6角形の房の集合体があった。
蜂は好きではない。多分、好きという人はあまりいない。
だからと言って蜂を見ると逃げ出すほど嫌いでもない。
しかし、当社は小売を営んでいる店。
お子様を連れたお客様もたくさん来店されます。
蜂に子供が過剰に反応して刺されたりしたら大変だ。
「やはり駆除しよう」
ネットで蜂の巣の駆除について調べてみた。
すると、出るわ出るわ蜂の巣駆除の情報が。
共通しているのは初期の段階で蜂が巣で休んでいる夜に
駆除するのが安全ということであった。
私はあたりが暗くなってから殺虫剤を持って蜂の巣を覗き込んだ。
幸い、蜂の巣は小さく、初期段階のように見える。
巣の周りに1匹のどでかいアシナガバチが見えた。
芸術的な縞模様の、いかにも凶暴そうな面構えをしたそいつと
目が合ったような気がして一瞬、ひるんでしまった。
しかし、勇気を振り絞って蜂の巣めがけて殺虫剤を30秒ぐらい噴霧した。
凶暴そうなアシナガバチは断末魔の叫び声をあげて(そのような気がして)
力なく、しかし最後の力でもがきながら地面に落ちた。
「ああ、蜂さん、ごめん」
苦しんでいる蜂を見ると、本当に情けない気分になってきた。
巣作りに一生懸命働いて、ようやく一日の仕事を終え、床に着いたところで
夜襲をかけられ、何の抵抗も出来ずに死んでいったのだ。
これが、森や人気のないところに巣を作ればよかったのだが、
たまたま、うちの店に巣を作ったおかげで、こころざし半ばのまま、息絶えたのだ。
「苦しかったろう、悔しかったろう」
人間と言うのは実に自分勝手な生き物だ。
本当に嫌な気分だ。
日曜日の、夜も10時前にもなって会社でこんな事を書いている私も相当なバカだが
今日は帰ってから、当社のために死んでいった蜂を弔ってビールを飲もう。

2005年5月13日(金)
人生の達人

僕の知り合いで人生の達人がいる。
まあ、僕が勝手に達人と思っているだけのことなのだが・・・・
その人は年は30代後半で独身の大工さんだ。
その人はいつも近所の焼き鳥屋さんにいる。
言っちゃあ悪いが男前ではない。頭もそんなによさそうではない。
お金も持ってそうにない。口は悪い。女性にもてない。下品・・・・・
客観的に見ると幸せそうなところは一つもない。
でも、いつも大きな声で笑っている。
周りの人はみんな楽しくなる。
周りの人間が楽しそうにするとさらに大きな声で笑う。
一つや二つの悩みを抱えてはいるのだろうが、悩んでいるようには見えない。
その人と話すとこっちまで幸せな感じがする。
まさに人生の達人だ。
本人には言った事はないがひそかに尊敬しています。(その部分だけですけど)

2005年5月13日(金)
出品台数

連休が明けてからどこのオークションも出品台数が多い。
日本全国で70箇所以上のオークション会場があるが、
どこも出品車で溢れ返っている。中古車のタマ数が豊富だ。
これは当社のようにある程度車種を絞っている会社には喜ばしいが、
反面、売れる車と売れない車がハッキリしてきたように感じる。
レガシィなどの人気車種やコンパクト系の車は相変わらず、高値で推移している。
しかし、今週だけの現象かもしれないが中、低年式の中途半端な車の価格があまり伸びない。
ちょっと前には不景気も手伝って低価格車の相場が高かった。
いい傾向なのか、悪い傾向なのかしばらく見守っていこうと思う。