今日はちょっとややこしい話をします。
先月、当社の社長が追突事故に遭いました。
その日は救急車で運ばれて病院へ行きました。
診断書をもらって、警察で事故の調書を取られたのですが
最終的に人身事故にするか当事者同士の示談にするかは「保留」にし、
その場合は改めてこちらから警察の担当者に連絡を入れるという事で、
診断書などの書類は取りあえず、担当者預かりにして帰宅しました。
その後、物損のほうは保険会社と、人身の方は相手の方から
「行政処分だけは避けたい」という希望があり、当事者との話し合いで
「示談」解決することになり、警察には人身事故での処理は依頼しませんでした。
示談がまとまり、関係者一同、ホッとしていたところ、
相手の方から「今日、行政処分のハガキが来ました」という連絡がありました。
「えっ?なんで?」私はすぐに警察に確認の電話を入れたところ、
「連絡がなかったので人身事故の処理をしました」
私は唖然としました。
人身事故扱いにするかどうかは「保留」のお願いをしていたにもかかわらず
いつの間にか人身事故扱いになってしまっていたのです。
これでは、この何週間か、誰もが傷つかないように奔走したことは無意味になります。
誰がどこで間違ったかということは深く追求するつもりはないですが
このままでは相手の方にも迷惑がかかります。
人間だから誰でもミスはします。
しかし、事実と異なることは元に戻って正していかなくてはなりません。
警察の担当の方にも事情を説明して行政処分の取り消しをお願いしています。
警察が「一旦処理されたことだから取り消しは無理です」という回答をしてきたら、
私としてはそのお役所的な性質に失望を感じざるを得ません。
でも、逆に間違いを認め、処分の取り消しをしてもらえるのなら
まだまだ、日本の警察も捨てたものではないと思います。
結果はまた報告します。
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