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2005年7月10日(日)
研修旅行

明日、明後日とTAX近畿ブロックの研修旅行。
だから、ダイアリの更新はないです。

はじめは日程の調整が付かなかったのだが、
2日目に「スバル専門館−オートフロンティア」に行くことになったので
「これは、なんとしても行かなくては・・・・・」と思い、必死でスケジュール調整。
やる気になれば時間の調整はつくもんです。
この研修を企画してくださった近畿ブロック前田会長に感謝です。

研修1日目は顧客満足度日本一「ホンダクリオ新神奈川」にお邪魔します。
研修2日目は埼玉の「スバル専門館-オートフロンティア」にお邪魔します。
どちらも本当に楽しみ楽しみ。
最近はあまり同業の他の店を見る余裕もないので(ガールズバーは気になるが)
この機会にじっくりと見てこようと思う。
売れる店はどんな店作りをし、どんな顧客サービスをするのか?

そもそも僕は「売ったら勝ち」的な考えはしていない。
「お客様の満足度はその人の感覚や価値観による」という考えにも賛同できない。
やはり、ある程度は自分で満足できるレベルのサービスを提供してこそ
その延長上にお客様の満足があると考える。
でも、この考え方自身に限界を感じているのも確か。
というのは宣伝力のない当社などはいくら他店と差別化しても
認知してもらえない以上、自己満足のレベルで終わってしまっているからだ。
サービスというものは組織の中で提供する以上、利益が上がる前提で行う。
だから、可能な範囲というのは限られてくるから人の力(ソフト)が大事になる。
用品や値段でサービスしてたら会社はつぶれてしまう。
でも、僕は商品力、内容の充実度(ハード)があってこそソフトが生きると思っている。
だから、ディーラー(中古車販売販売チャンネルに限定)というものに
まったく、何の魅力も感じていないし、まねしようとも思わない。
唯一、「うらやましいな」と思うのは
「たいしたことのない商品を目の玉が飛び出るような高値で売って
どこでも出来る当たり前のサービスを期待させる看板の力」をもとに
たくさんの利益を上げられるということぐらいかな?

といっても、商品を付加価値をつけて販売することにはまったく反対しているわけではない。
だから「サービスの底力」という本まで出版している会社の社長が
いったい、どういう考えをしているのかじっくり聞いてみたい。

「そもそもサービスって何?」
こういう質問を是非してみたい。
でも、僕には質問させてくれへんやろな。

また、こんな事書いたら怒られるんやろな・・・・

2005年7月9日(土)
言い訳を一つ

なーんか天気がすっきりしませんね〜。

明日の午前中は2週間ぶりの試合。
実は雨の予報を信じて練習を何もしていません。
おまけに普通の食生活に戻した結果、見事にリバウンドが・・・・・
で、ここからが言い訳なのですが2週間前の怪我が全然治っていません。
だから、思いっきり投げられないかもしれません。
今までの肉離れに比べたら比較的軽症だったのですが、
それでもやはり2週間では無理ですな。
だから本当は中止になってほしいのです。
というのも明日の相手はいつも対戦している相手から比べると
戦力的には楽な相手なのですが、堺市民なら誰もが必死になる
堺市民オリンピックの地区予選なのです。
これは絶対に負けられない〜。
負けたら1年間はこの地区で縮こまって生きていかねばなりません。
明日の天気はどうなることやら・・・・・・

今日、嫁がこの日記を見たらしく
「誰が鬼嫁やねん!ああ?」と悪態をついていた。
おまけにまだしつこく亀に対しての薀蓄を自慢げに話していた。
よっぽど亀が好きなんやね?

ところでこの日記、最近中古車のこと全然書いてないでしょ。
直接、物件のことを書くと宣伝じみていやらしい気がするのです。
だから、意識的に書かないようにしていたのです。
でも、今週は比較的いい仕入れが出来てます。
僕のお勧めの30Rが2台入荷しています。(ツーリングワゴンですけど)

明日は雨なら朝一から、晴れても試合が終わり次第、出勤します。
皆さん、御来店くださいね。

2005年7月8日(金)
亀の話2

まあ、こんな話で2日間も引っ張りたくはないのだが・・・・・
これを読む前に昨日の話しも必ず読んでください。
でないと流れがわかりません。

昨日、亀を拾って川に流した話を何人かにした。
話を聞いたほぼ全員が「やさしいな〜」とか「まめやな〜」
「きっと、亀はよろこんでるで、ええことしたな〜」と褒めてくれた。
こんな些細なことでも、気分は良くなるものだ。

でも、約1名、この事件について至極、否定的な人間が存在した。
それは、何を隠そう、うちの嫁である。
昨日は11時ごろに帰宅した。
店で1日中しゃべっているのだが、僕の口は疲れを知らず、
嫁にも1日の出来事を一生懸命話す。

余談だがうちは亀を飼っている。
夜店で亀つりをして持ち帰ったものがそのまま大きくなって生息している。
亀をペットとしてこよなく愛する嫁は
「私の気持ちわかってくれるのはこの子らだけやわ」と、毎朝話しかける。
これを家の中でやってくれれば良いのだが、
裏の小さな庭でやられるので近所の人はいったいどう思っているのだろう。
少し迷惑だ。

余談はさておいて、当然のごとく、昼間に亀を助けた話をした。
亀好きな嫁に褒めてもらえることを期待したのだが、
帰ってきた答えはこうだった。
「それ、きっと昔にうちから逃げた亀やわ。
ああぁぁぁ、せっかく1年ぶりに飼い主を見つけたのに川に捨てられてかわいそう〜」
僕は驚いて「んなわきゃないでしょ」
すると嫁は
「そらそうかもな、でもきっと川に捨てたんやったらその衝撃で死んでるな!
ああぁぁ、かわいそう〜」
と、片ひざを立てたまま、その大きな体がよほど暑いのか、汗をだらだらかいて
缶ビール片手に冷たく言い放った。
僕は(なんて悲しい人なんだろう・・・心がすさんでいる)と思ったが
その場では言い返せなかった。
その日は非常に悲しい気分のまま床に付いた。

そして今朝を迎えた。
今日も銀行へ向かう途中、昨日、亀を放してやった現場に行った。
亀がひっくり返った草の上をくまなく探した。
(もしかして、ひっくり返ったまま死んでたらどうしよう・・・)
ずいぶんと探したが亀はいなかった。
きっとあの後すぐに意識を取り戻し、元気に泳いで行ったに違いない。
なんとなくうれしい気分になった。
もしかしたら乙姫様でも現れるかもしれない。
そこに、タイミングよくチャッチャッチャーラチャラッチャとメール着信の合図。
(おぉ、乙姫か!?)
メールは乙姫ならぬ鬼嫁からのものだった。
メールを開けてみると
「どう?亀は死んでた?」

世の中にはいろんな人がいる。
でも、まさか一番身近にこんな心の荒んだ人間がいたとは・・・・

なにはともあれ、亀が助かってよかった。
そういえば、昨日遅い時間にその日のオークションで値段が寄り付かなかった車に
オークションの後商談が入って成約した。
ひょっとして亀の恩返し?


亀よ、ありがとう。

そんな気ぃ遣わんでもええのに。

2005年7月7日(木)
動物

特に動物がすきというわけではない。
しかし、あるシチュエーションに置かれた動物に対しては放っておけない。

それは雨にぬれた雑種の子犬。
悲しげな目でこっちを見られるとつい、拾ってしまう。
子供のころから何回拾ってきては持ち主を探したことか・・・・
以前、実家で飼っている犬もその前の犬も捨て犬だった。

捨てられた動物に対してのエピソードは書き出したらきりがないので
今日はやめておくが、なぜこんな車と関係のない話を書く気になったか・・・・

今日の朝の出来事だった。
銀行へ行こうと車で向かっている途中、道路の端っこに石のようなものが落ちていた。
その石を避けてふとバックミラーを見ると、なにやら動いているように見える。
よく見るとその石に見えた物体は亀だった。
もう、こういうのを見ると放っておけない。
会社には急いで戻らないといけないのだが、車に引かれた無残な亀を想像すると
いてもたってもいられなくなり、ハザードを点けて路肩に車を止め
ずっしりと重いその亀を拾い上げた。
今日の猛暑で亀はからからに乾いていた。
助手席の足元に亀を置き、僕は川へ向かって車を走らせた。

川べりから水面まで3M以上の高さがある。
水深は浅い。
これをびょーんと投げ入れると亀は全身打撲で死んでしまうかもしれない。
堤防の低いところを探したいがそんな時間はない。

ちょっと下流を見ると川原に草が茂っているところがあった。
ここなら草がクッションになって落ちたときの衝撃は少ない。
僕は体をめいっぱい伸ばして、そーっと亀を草の中へと落とした。
見事にその狭いスペースの中へと落ちてくれたのだが
運の悪いことに、亀は1回バウンドして甲羅を下にして着地した。
それでも衝撃は弱かったので大丈夫なはずなのだが・・・・・・・
亀は頭も手足も引っ込めたまま動かない。
その隙間からわずかに見える目は半開きでなんとなく生気がない。
ん?
10秒・・・・・・
20秒・・・・・・
30秒・・・・・・
1分ぐらい待ってみたがやはり動かない。
「まあ、いずれ動き出すだろう」
時間がないのでそのままにして立ち去った。

でも、今日一日、このことが気になって仕方がない。
あの亀は無事に自身の体を反転させて川へと泳ぎ出せたのか?
もしかしたらあのまま死んでしまったのか?
いや、もしかしたらどこかのペットだったのかぁぁぁぁ?
うーん・・・・・・・
明日出勤前に見てくるとしよう。

2005年7月6日(水)
これや!

街を歩いていても車に乗っていてもテレビを見ていても色んなところにヒントは隠されている。

先日、ビジネスサテライト?という深夜番組を見ていた。
ゼネコンの準大手の会社が出張メンテナンス事業に取り組みだした話を放映していた。
それは、大掛かりな改装工事などを請け負うのではなく、
ちょっとした修理を出張で行うというものだった。
ユニクロの店舗の自動ドアの修理や個人宅のドアの修理、
中には郵便ポストの修理なんてのもあった。
担当者がファンカーゴに乗ってそのお宅に伺いその場で出来る修理を
数千円から数万円単位で請け負うというものだった。
その会社の社長はある日、自分の会社の屋上から周囲の古びた建物を眺めていて
「いったい、この古い建物群を誰がきれいにしていくのだろう」と考えた。
そこで建て替えという長いスパンの従来のビジネスの捕らえ方をしていくより
修繕という直ちに必要とされる依頼をビジネス化できないかと考えたらしい。

僕は普段、真剣にテレビを見ない人間だが、このときばかりは
「これや!」と思わず、おっさんのようにひざをうった。

車にもこれを生かせないものか?
「面倒くさい」という理由で小さな不具合を放置しているオーナーは
かなり存在するんじゃないか?
ディーラーや修理工場に持っていくと、
すぐに対応してくれなかったり、下手をすると何日か預かられたりする。
それが面倒くさくて放置しているオーナーは多いんじゃないか?
取るに足らないようなことでもその部分が改善されたりすると
人間は結構気分が良くなったりするものだ。
自動車は修繕ではなく、修理がほとんど部品交換なので工賃が安い。
出張修理で対応できるクイック修理ではビジネスベースに乗せるのは難しい。
しかし、よりたくさんのお客様と取引させていただけるチャンスが広がるのではないか?
よーーーしっ、さっそく中古のファンカーゴを買おう!
色は黄色でドアに「TAX出張サービスカー」というカッティングシートを貼ろう!

ってな事を思いついても、調べてみたらすでにやっている会社はあるねんな。
でも、思いついただけでも半分は成功!
実施したらもう1割成功、継続してさらに1割、成果が出れば100%成功だ。
ようはアイデアをどのように生かせるか?ということだけである。

まあ、僕の場合は思いついてもすぐに忘れるので今日は書いてみた次第です。
今日は電話してその相手に伝える用件を忘れただけでなく、
相手が「もしもし」といった時点でどこに電話したかも忘れてしまった。
あわてて電話を切ったので結局イタ電になってしまった。
まあ、TAX本部やからええか。

2005年7月4日(月)
メイトというやつ

メイトというやつ、こいつなかなか侮れない。
メイトといってもこれは会社名でTAX堺I.C、TAX狭山を経営する社長様だ。
業界では僕の一番仲のいい友人だ。
本当にいいやつだ。

彼は僕と同じぐらいの時期にこの業界に入った。
年も僕より3つ下と若いので昔は毎日遊びに行っていたし、
いろんなことでも張り合った、よきライバルでもある。

でも最近はあらゆる面で差がついてきた。
そう、僕のほうが引き離されているのだ。
彼はどんどん成長していく。
ここ何年かは僕のほうが助けられていることのほうが多い。

むちゃくちゃ面白くて馬鹿なやつだが、
一言でいうなら彼は魅力にあふれた人間だ。
一流企業の偉い人からお医者さん、弁護士、警察官または
普通ではちょっと近寄りがたい人までみんな彼の周りに寄ってくる。
会社も彼の魅力と比例してどんどん大きくなってきた。

もちろん、たいへん女性にもモテる。
彼の前ではみんなが裸になる。
といっても服を脱ぐという意味ではないですよ。
「自分をさらけ出してしまう」という意味です。

彼は人の話をじっと聞く。
とにかく聞く。
中途半端な一般論のアドバイスなどしない。
だからどんな人でも彼の前ではおしゃべりになってしまう。
でも、本当は何も頭に浮かんでいないのかもしれない。

彼はおもしろい。
エピソードがたくさんあるから話のネタにも困らない。
でも、「子供のころに自分の股をツバメがくぐって行った」という話を
どこでもするのはそろそろ飽きてきたのでやめてほしい。

彼はスポーツが好きだ。
今でもサッカーをやっている。
ちょっと前は試合でハットトリックを達成したらしい。
でも、ジャイアント馬場のようなその体で1試合走っているとは信じがたい。
ハットトリックが本当なら、試合中はゴール前でじっとしているのだろう。

彼の行動は破天荒だ。
あるとき自分の女性社員のカメラをこそっと借りて最後の1枚のフィルムに
決して被写体に収めてはいけない自身の体の一部を撮影した。
現像に出した写真屋さんがなぜかプリントアウトした。
女性社員が中身を確認をせずに自分のお母さんにその写真を見せた。
お母さんはしばらく自分の娘と口が聞けなかったらしい。

彼は本当にいいやつだ。

彼と一緒に遊びに行くととにかく面白いのだが、どうも僕は引き立て役になってしまう。
でも、そんなときでも周りの人間に気を遣って面白くなさそうな人がいると声をかける。
だから僕は遊びの面でも仕事の面でも彼に追いつけるように頑張る。

彼はこれからもどんどん大きくなっていくことだろう。
お互いに目指すスタイルは異なるが、
助け合い、ともに大きくなっていきたい。

そして50歳を超えてもいつまでも馬鹿なことしょーな。

2005年7月3日(日)
プロボクサー荒木慶大

現在31歳、荒木慶大(あらきよしひろ)は25歳からボクシングを始めた。
元はプロ野球選手を目指していた異色のボクサーである。
西日本短大付属高校出身、日本ハムの新庄選手の後輩でもある。
実は荒木選手とは顔見知りである。といってもそんなに深い付き合いはない。
ソフトボールクラブの前監督が荒木選手の父親で荒木選手も
何度かソフトボールの試合や練習に来てくれたことがある。
野球で培ったそのアスリート能力はボクシングの世界でも発揮され、
ボクシングを始めて5年、あっという間にミドル級の日本チャンピオンになった。

この男、むちゃくちゃ明るくていい男だ。
ソフトボールに来てくれたときも、周囲を盛り上げ、ムードメーカーになってくれる。

私は彼の1度目の防衛戦から観戦に行っている。
一度目は地元堺の会場でスカッとKO勝、
2度目の防衛戦は世界戦経験もある保住直孝選手と壮絶な打ち合いの末、勝利を収めた。
ところが、このあと日本タイトルを返上し、空位の東洋太平洋王座をめぐって
カメルーン出身のオーストラリア在籍ボクサー「サキオ・ビカ」と対戦することになる。
同じ階級とは思えないほどの黒人特有の分厚い筋肉のよろいを着た
サキオ・ビカは恐ろしいパワーで突進してきた。
結果は・・・・・・10RTKO負け。
2RからTKOが宣告された10Rまで壮絶に打たれた。
今までどんな試合でも見たことないくらい打たれた。
なぜ、そんなに打たれたかというと荒木選手はどんなに打たれても
その2本の足でしっかりと立っていたからだ。
最後、TKO負けが宣告された瞬間、ようやく荒木選手のひざは崩れ落ち、
しばらくマットに横たわったまま動かなかった。
戦慄の走るような試合だった。
最後まであきらめない、心が折れないその姿勢に僕は痺れた。
何が彼をそこまでさせるのか?

戦慄のTKO負けから9ヶ月、7月18日に彼は再びサキオ・ビカに挑む。
ボクシングでデビューした当初「負けたらやめる」と言っていたが
今年の11月に32歳を迎える彼のボクサー魂はまだまだ消えない。
比べたら荒木選手に失礼かもしれないが、僕のソフトボール人生にダブって見える。
負けても、年老いても燃え盛る炎は消えない。
それどころかまだまだ進化するように思える。

今回は川嶋−徳山の世界戦のセミファイナルに行われる。
運がよければキー局での放映もあるかもしれないが、
やはり僕は会場に行って精一杯声を振り絞って応援しよう。
でも、なかなかボクシング観戦に一緒に行ってくれる友達を見つけるのは難しい。
どなたか一緒に行ってくれません?

2005年7月1日(金)
よっしゃ、今日から7月

ということで気合はバリバリに入っている。
昨日仕入れたB4スペックBも非常にいい車だ。
毎月のことだが、なんとなく月が変われば気分もリフレッシュする。

最近ちょっと気にある店がある。
その名も「ガールズバー」
元々、当社の近くにあったショットバーのあとに入った店舗だ。
白人のかわいい女性がウインクしている華やかなピンク色の看板が目印だ。
「何のBARやろ?」気になって仕方がない。
「女性限定のBARかな?」そんなわけがない。
「BARとは名ばかりでいかがわしいことする店かな?」それにしては明るい。
断っておくが、別に行きたいわけではない。

気になって「ガールズバー」というキーワードでインターネットで調べてみた。
簡単に言うと「カウンターにバーテンダーの女性がいて、会話も楽しめる店」ということだった。
「ふーん・・・・・」
断っておくが、がっかりしたわけではない。
小売業という仕事柄、新しい業態が出現すると気になって仕方がないのだ。

昨日、仕事の帰りに店の前を通ってみた。
な、なんと店の前は客の車でいっぱい。
店の中もたいそう賑やかそうな・・・・・・・
「うーん、気になる」
少しの時間、車の中から店の様子を遠巻きに見ていた。
店に来ているお客さんも比較的若い世代で明るそうな人たちだ。
しばらくして店の中から一人の女性が出てきた。
「この人がバーテンレディー(ふるっ)かな?」
その女性は、女性というより女の子は清潔そうでさっぱりとした明るい感じの人だった。
「な、なるほどぉぉぉぉぉ・・・・・」

使い古された言葉だが、世の中はニーズだ。
スナックやクラブでおねえさん相手に飲むにはちょっと行きにくいし、
BARで黙ってグラスを傾けるには、色気がない。
「ガールズバー」はおしゃれで気さくで明るい女の子と会話が楽しめる。
まさに世間のニーズにピッタリだ。
おまけに一人でも気兼ねなく入れる雰囲気だ。
いや、僕は別に行きたいわけではありません。

この業態、割と昔からあったようだが堺市にはありませんでした。
堺といえば昔からの飲み屋街かヤンキーの姉ちゃんがいるスナック、
それに近頃はキャバクラ、バーといっても、まあ普通のショットバー。
あまり面白い「ハコ」はなかった。
堺の若者のニーズにぴったりと合っていたのでしょう。
女の子もキャバクラやスナックで働くよりも水商売っぽくなくて気軽に飛び込めるのでしょう。
だから、驚くほど普通の感じの女の子がいる。
実は客もそういう気さくなその辺にいるような普通の女の子と話がしたい。

僕は常々、「つい、行きたくなるような店」を目指しているので
こういう店には非常に興味がそそられる。
いや、あくまでも商売に生かすためですよ。
一時はスタッフを全員女性にしようと考えたこともあるぐらいだ。
いや、決して僕の趣味ではありません。集客力UPのためですよ。

何とか、「ガールスバー」のコンセプトをうちの店にも生かせないものか?
それには店の前から見るだけでなく、中に入って実際に女の子と会話し、
雰囲気を知ることが必要だ。
いや、決して個人的に行きたいわけではないんです。
会社のために、涙をのんで行こう。
会社のためやから、もちろん接待交際費かな?