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2005年6月16日(木)
バランスボール

このダイアリーにも書いたかもしれないが、僕は腰椎にヘルニアがある。
詳しいことはわからないが、2箇所の椎間板が損傷しているらしい。
ひどいときには両足がひどく痺れる。いつも、右足は痛い。
いろいろな医者に通った。いい医者がいると聞くと遠くまで行った。
でも、どの医者に行ってもすることは同じ。
レントゲン撮ってMRI撮って、その後はリハビリか理学療法だ。
「続ければましになるよ」と、どの医者も言う。
なるほど、通えばましになるので少しぐらいは通ってみる。
でも、仕事の都合などで通うのが疎遠になると痛みは再びぶり返す。
これではいけない、何とか根本的に治る方法はないかとネットで調べてみる。
手術は余計に悪くなる可能性もあるらしいからだめ。
その他はどれもこれも今までやってきたことと変わりはない。
ただ、唯一、カイロプラクティックのページには
「カイロは治療ではなく、治癒(体が元に戻ること)の手助けをすること」
と、書いてあった。その治療院の名前がなんとなく胡散臭そうだったので、
行く事はなかったのだが、なんとなくその言葉は気になっていた。
そうこうしているうちに僕のヘルニアはどんどんと元気になってくる。
(すいません、決して卑猥なことを言っているのではありません)
反比例して足腰は悲鳴を上げている。下腹部から足の先までずっと痺れている。
特にソフトボールのときはつらい。
これが原因だということもわかっているのだが、ソフトはやめられない。
なんとか痛みを和らげられないものか?

ふと、駅の売店で購入したターザンのページをめくってみると
最近は結構手軽に仕事しながらでも出来る運動器具が乗っている。
そこにバランスボールの広告が載っていた。
(表題のバランスボールここでやっと出てきます)

バランスボールの存在は前から知っていたし、家にもあるのだが
それはボールの上に寝っころがって体を伸ばしたりするものだと思っていた。
でも、使い方を読んでいると、
「椅子代わりに座ると腰痛も緩和され、運動しているのと同じ状態になる」
というようなことが書いてある。
「す、すばらしい。これや、俺は今までこれを待っていたんや」
早速、ヒマラヤに行ってバランスボールを購入した。

3000円前後のバランスボールは僕の想像とは違い、小さな箱に入ってあった。
しわくちゃに折りたたまれたバランスボールを取り出し、
海に行ったときのボートを膨らますようなたよりないポンプでせっせと空気を入れた。
だんだんと膨らんで行くバランスボールを見ていると僕の期待も膨らんでくる。
バランスボールは空気を目一杯にはらみ、その堂々とした勇姿を現した。

「おおっ、ええやん」
早速座ってみた。
なんとなく普通の椅子よりは座りにくくて体に負荷がかかっているような感じだ。
「ええな、ものすごええな」
無理に自分に言い聞かせた。

それ以来、椅子の変わりにバランスボールに座って仕事をしている。
それ以来、なんとなく、腰が軽くなった(様な気がする)
それ以来、痛みも緩和された(様な気がする)
走るときも体が軽い(と自分に言い聞かせている)
たまに、外出先から帰ってくると社長が座っているときがある。
社長も気になっているようだ。
子供連れのお客様が来ると子供は僕の尻の汗がついたバランスボールで
遊び道具と勘違いして思いっきり遊ぶ。
(けちだと思われたら嫌なので「汚いからやめとき」とはなかなか言えない)

この小さな事務所で大きな僕が丸い物体に腰掛けて仕事をしている姿は
かなり、異様に見えることは間違いない。
水族館のセイウチと間違われるかもしれない。
でも、しばらくは続けてみようと思う。

2005年6月15日(水)
今日からやっと・・・・・・

今日からやっといつもの僕の1日のペースに戻った。
PCはまだ完全ではないが、ほとんどのソフトが元に戻り、業務に支障はなくなった。
前向きにやっているときは目標があるのでどんなに忙しくてもめげない。
でも、今回のようにゼロに戻す作業というのは非常に疲れる。
正直、めげました。

ただ、月曜日にTAXの近畿ブロックの全体会議があり、
久しぶりにTAXのメンバーといろんな話をして
その後、久しぶりに夜の街に行ったのはよい気分転換になった。
この大変なさなか、「何をやってんねん」と言われそうだが
人間はどこかで息を抜かないと自分のバランスを保てないと感じた。

もともと、僕はあまり仕事と遊びの区別がつけられなた人間だ。
もちろん、仕事を遊び半分でやっているわけではなくて、
仕事も遊びのように楽しくやればよりよい仕事が出来ると考えている。
実際、店頭でお客様と話しているときは本当に楽しいし、
メールをもらったりするのもうれしい。
また、中古車ならではの希少なお値打ち品が入ってきたりすると
いろんな工夫を凝らしてネットでアピールしたりする。
こうやって考えると、いやいややっている仕事はほとんどない。

それでも、人間には休息が必要だ。
たまの休みの日にはもう、思いっきり遊ぶ。
前述してあるが、僕の遊びの大半はソフトボールだ。
ソフトボールのためには大好きなビールもやめる。
月曜日は会合があったので久しぶりに飲んだが、
今回の禁酒は先週の火曜日から続いている。
体調管理は順調だ。目標体重まであと2kg。
全体練習は出来ていないが、個人的にはまあまあだ。
久しぶりのフェンス付の球場で革ボールの試合。
これで燃えなければ男ではない。

ソフトボールのない日は家族と思いっきり遊ぶ。
これでまた、次の月曜日から思いっきり仕事が出来る。
こうやって僕は自分のペースを守っているのです。

自分のため、仲間のため、お客さんのため、家族のため、
親のため、従業員のため、その他いろんな人のため、
僕は喜んだり、怒ったり、悲しんだり、嬉しくなったりする。
いろんな人に生かされているとつくづく感じる。
本当に幸せな人生や。
(儲かっていないこと以外は・・・・・)

2005年6月14日(火)
一寸先は闇・・・・・・

どーも、お久しぶりです。
ずいぶんと更新できずにいました。
それは、ある事件があったからです。

10日金曜日の午後8時、マシンは急に電源が切れ、再起動しました。
しかも、再起動の途中で
「無効なBOOT.iniファイルです。」
「c:\windowsを起動しています。」
とメッセージが出てwindowsが起ち上がらずに再起動を繰り返します。
緊急用ディスクでboot.iniファイルの書き換えを行いましたがまったく同じ症状。
次はWINDOWSのCDから修復を行いましたがこれもだめ。
スキャンディスクも実行できず。
「もしかして最悪の事態かも・・・・・・」
ハードディスクを取り外し、別のマシンのセカンダリに繋いだところ、
ディスクドライブのマークは画面に出るもののアクセスできず。
うぁぁぁああああああああ。
ハードディスククラッシュか?
とりあえず、その日は何もできないので帰宅しました。

翌日、デルのサポートセンターに電話して症状を報告したところ、
「ハードディスククラッシュですね」と、事務的な返答。
うぁぁぁああああああああ・・・・
実は僕はデータのバックアップを取っていませんでした。
実は4年ぐらい前にも同じことがあって壊滅状態に追い込まれたにもかかわらず
その教訓を生かせずに今回も同じことをやってしまいました。
顧客ファイルなどは別のマシンに入っているので問題ないのですが
ホームページや車の写真、その他営業活動にかかわるデータは
すべてこのマシンに入っていたのであきらめる事ができません。
ふと、以前耳にしていたクラッシュしたディスクからデータを取り出すことの
できる業者があるのを思い出し、ネットで調べた結果、
取り出せたとして費用が50万以上かかるようです。
ただ、絶対に復旧したいデータはお客様のメールアドレスのみ。
その他のデータは時間さえかければ何とかなるはず。
もっと費用が安く済む方法はあるはず。

「そうだ、こんなときはタウンページだ」
ベタな方法ではあるが、タウンページから4〜5社に電話した。
なんとも頼りない回答をする業者ばかりだったのだが
そのうちの1社が
「大丈夫だと思います。その場でデータは取り出せると思います。」
おまけに費用も2〜3万との回答。
でも、取り出せなかった場合も出張費は8000円ほどかかるとのこと。
藁にもすがる思いでこの業者に出張を依頼した。

土曜日の夕方、その業者はやって来た。
担当の男性はセカンダリに繋いだディスクドライブのマークを見て
「アクセスはできますか?」と聞いてきたので
「出来ません」と回答したところ、
かばんの中から「ファイナルデータ2.0」というCDを取り出した。
僕「そんなんで取り出せるの?」
担当者「うーん、ドライブの中身が見えれば大丈夫なんですけどね」
(ん?中身にアクセスできたらそんなソフト使わんでもデータは取り出せるんちゃうの?)
と思ったけど、相手はプロと思い、黙って作業を見守っていた。
担当者はそのデータ修復ソフトを駆使していろいろとやっていた。
数分後、
「だめですね・・・今はディスクに熱を持っているから持って帰って試してもいいですか?」
僕「帰ってまた、そのソフトでやるの?」
担当者「そうですよ」
僕「いや、それなら僕でも出来るのでいいです」
と、出張料8000円を支払ってお引取り願った。

早速、ファイナルデータ3.0をケーズ電機で18000円で購入した。
翌日、ディスクが冷えたのを確認していろいろと試してみた。
すると・・・・・・・
やっぱりだめだった。
まあ、そんなに期待していなかったのでショックでもなかった。
もうデータはあきらめた。

もう一度、ケーズ電機にいってハードディスクを2つ購入した。
新しいハードディスクを購入し、WINDOWSXPをインストールした。
画面に出てくるインストールの文字を見ていると脱力感でいっぱいになってきた。
小一時間でインストールは終了し、次はいろいろなソフトのインストール。
おーっと、忘れていました。その前にインターネットの接続設定です。
プロバイダのマニュアルにしたがって設定して行くも、
「接続が確立できません」のメッセージ。
「ん?なんで?」
デバイスドライバを調べてみたところ、マシンはランボードを認識していません。
そこでもう一度DELLのサポートデスクにTEL。
すると、大変なことが発覚しました。
僕の使っているマシンはサーバー機でマザーボードにランボードが
組み込みになっているのですが、元々XPには対応していなかったのです。
だからOSがランボードを認識しないのです。
このマシンは人に頼んで組んでもらったのでそれを知りませんでした。
でも、これもいろいろと試した結果、何とか解決。

やっと今日からマシンは復活しています。
しかし、データを失ったことは大変大きい痛手です。
今となってはウィルスなのかそうでないのか、
何が原因でマシンがトラブったのかわかりませんが
これからはマメにバックをアップを取ります。
特に、お客様のアドレスがわからないことはつらいです。
これを読んでいただいた方はとりあえず、何でもいいからメールくださいね。
お願いします・・・・

2005年6月9日(木)
ヤフオク

当社も今年の3月まではヤフオクに車を出品していた。
といっても、オークションで車を販売するのが目的ではなくて
広告の一環としての出品である。
やはり、天下のヤフーオークション、出品するとそれなりのレスポンスもあった。
しかし、4月以降は出品を止めた。
一番大きな原因は出品料が1台あたり2940円になったので
調子に乗って出品しているとかなりの費用が発生するからだ。
おかげで広告としての対費用効果としては薄くなったので撤退した。

ところでこのヤフーオークション、ここ数年間の流通形態の中でも
もっともめざましく発展し、社会貢献していると感じる。
個人売買という形態が根付きにくかった日本人の意識を変えてしまった。
でも、最近は色々な問題点も指摘されている。
「商品が送られてこない」などの詐欺問題や入金トラブルについては
各マスコミなど、さまざまな場所で取り上げられいるのでここでは触れずにおく。
僕が以前から「問題やな〜」と思っていたのは自動車本体の事だ。
車両本体をネットオークションで安く購入したい心理が働くのは誰でも当然のこと。
でも、冷静に考えてください。
出品している人が買い取り店や下取店の査定金額よりより安く売りますか?
買取り店や下取店に引き取ってもらうと、売る方にしたら何のトラブルもなく
現金化できるのでこれほど楽な事はないですよ。
ところがネットオークションで万が一売れたら入金から名義変更まで
全部自己の責任の下に管理しなければならない訳ですよ。
おまけに落札する方は相場より途方もなく安い金額で購入しようと思っているので
買取り店の査定金額にプラス5万でも上乗せするとなかなか売れません。
現金化するのに非常に時間がかかります。
そりゃあ、中には「高く売れた」「安く買えた」と喜んでいる人もいるでしょうが
ヤフーが狙っている適正な個人売買の場にはまだなっていないような気がします。
一番怖いのは通常のネットや雑誌で販売できない業者の車がたくさん出ている事です。
むちゃくちゃな車もあります。
モラルのかけらもない出品者も多いです。
彼らがどこで仕入れて来るかというと、業者オークションで仕入れているのです。
その上で利益を発生させているわけですから、
当然、業者オークションでの仕入れ金額よりは高いわけです。
ところがヤフーで売れている車は業者オークションの相場より断然安い。
記載されている説明が全部本当の事なら
業者がヤフーオークションで落札して業者オークションに出品するはずです。
っていうか、ヤフオクに出品している業者が業者オークションに直接出品しますって。

落札して、嫌になったからって買取り店に持っていったとき、
「この車、買い取れません」というようなことにならないよう、
購入される際はあくまでも自己責任で冷静になって挑んでください。

2005年6月8日(水)
好調だけど・・・・・

6月の出だしはあまり売れなかったが、今週に入って割と好調だ。
特に先週仕入れたレガシィB4の30Rのように強く自信のある車は
お客様からも良い手ごたえを感じる。
逆に手ごたえのない車は売れない。
ホームページを継続して見ていただいている方にはすでにお分かりだと思うが
早い車は展示して1週間以内で売れていくが、売れない車は3ヶ月以上残ってしまう。
そういう車はだんだんと値下げして行って、しまいには原価を割り込んでしまう。
一つの要因は「価格設定の悪さ」と思うので値下げする事によって
「売れる」という期待を込めて販売価格を下げてしまうのだが、
価格を下げても売れない車が実は2台ほどある。
これは単に価格設定の問題ではなさそうだ。
では、原因は何か・・・・・
答えは簡単。
「必要とされていない」のだ。
仕入れるときは自分では冷静だと思いつつも熱くなっているのだろう。
特に店頭の在庫が薄くなっているときは、悪い意味で頭が柔軟になっている。
特に程度が良くて安く買えそうな時などはその傾向が強く出てくる。
在庫に余裕のあるときなら、スルーしている車種でも
在庫に余裕のないときは「おっ?売れそうやん」「おっ?安いやん」で買ってしまう。
そういう車はきっちりと残っていく。
まだまだだ・・・・・
ほんとうにまだまだだ・・・・・
自分自身のセンスの悪さというか優柔不断さというか・・・

今週は売れているにもかかわらず、仕入れが出来ていない。
今日は朝早くにベイオークというオークション会場に店長に下見に行ってもらった。
電話でやり取りしながら何台かに狙いをつけて会社の端末から落札を狙ったのだが
そのうちの95%の車は僕の予想金額のはるか上の金額で落札されて行った。
その中でたった1台だけ、他の事をしていてボタンの応札ができない車があった。
オークションは1台20〜30秒でセリが進むので気がつくとすでに終わっている車も多いのだ。
応札できなかった車のセリ結果を端末で見ると・・・・・・
僕の落札設定金額の3万円下で他店に落札されていた。
僕は毎朝端末でオークションの車を百台前後リストアップするのだが、
現車を下見した結果、程度が気に入らなかったり、なんとなく売れる気がしなかったリで
ほとんどの車を却下してしまう。
消去法で却下していった結果、買う気で応札する車は本当に少ない。
今日、落札し損ねた車は数少ない「買う気のある」車だった。
にもかかわらず、セリに参加することすらできなかった。

まだまだだ・・・・・・
本当にまだまだだ・・・・・

2005年6月7日(火)
しんどい・・・・・

一日の終わりにはくたくたになる。
「よし、のみに行こう!」という気力もわいてこない。
年のせいか・・・・・・
昨日した決意を全部実行すれば体力も回復し、気力も充実するはずだが、
残念ながら昨日は帰宅したのが12時でそこからビール、焼酎と調子に乗って
呑んだ挙句、大好きなスパゲティがあったので食べてしまった。
だから、昨日の目標は何一つ実行していない。
と、関係ない話はさておいて・・・・・・・

しんどくなるもう一つの原因は理想と現実とのギャップにある。
一人一人のお客様に対しては真剣に取り組んでいるのだが、
もっともっと充実した取り組みをしたい。
僕の能力が足りないのか、それとも時間が足りないのか・・・・
色々と考えるけど、この仕事に入って17年間、決定的にできていない事がある。
それは人を育てていない事だ。
僕のような半人前が人間を育てるなんておこがましい事だが、
小売業を営んでいる以上、たくさんのお客様から多岐にわたる仕事を依頼される。
そのすべてをお客様に満足いただける形にするには人材が必要だ。
今の店長も本当に頑張ってくれている。
でも、僕も店長もそろそろいい年だ。
出来ればもう一人か二人の若手のエースが欲しい。
そうすればもっとたくさんのお客様のニーズに応えることが出来る。
そうすればもっと良い仕事が出来る。
野球のチームにたとえれば右投げの剛速球投手、左投げのコントロールの良い投手、
アンダースローの投手、打率の高い1番打者、ここ一発の4番打者、
そして守備の要のキャッチャー、その個性をまとめる監督・・・・
欲を言ったらキリがないが、場面場面においてそれぞれ適正のある人間は必要だ。

と、こんな考えが一日の終わりにはいつも浮かんでくる。
明日からは、明日こそは、と思いながらかなりの年数がたっている。
でも、朝になるとまた一日が始まって、目の前にある仕事ばかりを追っかける。
だれか良い人はいないものか・・・・