「すまない遅くなった」
不意に現れたその人物はこう言うとつかつかロードの方に歩いてきた
「お、間に合わないかと思ったぜ」
どうも顔見知りらしい
「紹介するぜ、こいつがかの有名なリーファ=レンクルだ」
なにやら誇らしげに紹介するロード
「えー・・・と、誰?」
僕は正直な感想を述べた
「あんたそれマジで言ってるわけ?こんな有名な人そうはいないわよ?」
とハーメリア、それでも分からないで困っているとミリィが助け舟を出してくれた
「汚れ仕事ばかり引き受けている傭兵で仕事は確からしいわ。
前に東部で反乱が起こったとき彼が政府側についてからパワーバランスが一変したらしいわ」
「まじかよ!」
僕も噂で聞いたことがある、たった一人で2個大隊に匹敵する能力を持ってい・・・
「・・・・・・」
・・・あれ、あんま強そうに見えないんですけど
僕以上にほったらかしの髪の毛、心臓の上に金属をつけただけの服、、、Etc
金線入りのマントと背にしょった大剣を除けばただの子供にしか見えない
「なんせ相手は賢者クラスだ、こういう人間も必要だと思ってな!どーよこの人脈の広さ!」
ロードがかなり自慢げに騒ぐせいで周囲の視線が僕達のところに集まってきた
「ロード、騒ぎすぎだ」
リーファが口を開いた
「あまり人の注目を集めすぎると動きにくくなる、それにこの仕事を請けるかはまだ決まったわけじゃない」
「俺達だって仲間に入れるかどうか決めたわけじゃねーしな!」
リックがそう言ってあたりはシーンとなった
「だってそうだろう?今まで一人でどろどろとマフィアとかとつるんでたような奴ハイよろしくって信用できるかよ!」
ダン、とテーブルに両手をたたきつける
一方のリーファはというと
「信用するかしないかはお前の自由だ。俺は呼ばれたから来ただけの話、気に入らないなら外してくれてかまわない」
と涼しげに言う
「お前らはどー思う?」
リックはこちらに話を振ってきた
「腕が立つのは事実、パーティーに加えて足を引っ張ることは無いと思う」
ミリィは控えめに、自分の意見を言う
「あたしはロードがこいつならって連れて来た人材だから信用しても大丈夫だと思う、ギルはどう思う」
@加えたほうがいい
A外したほうがいい