101 あなたは、悪い案内者を選んだ。もしもあなたが私の勧告を受け入れるなら、あなたも私も、我々を御父に導く方、「私を通してでなれば、誰も父の許に行かない[1]」と言った方の方に進んで向かうだろう。私の兄弟よ、もしもあなたがそれを信じるなら、私はあなたのために嘆く。そして、もしもあなたがそれを信じないなら、私はさらに次のことを嘆く:すなわちあなたは、他の人々を偽証で疑う数々の理由を求めて、古代の古色同然のあらゆる種類の文献を渉猟する一方で、説明し難い不信仰を含有する持続的で無際限な偽証があなた自身の両の唇の上に残っていることを。使徒の次の諸々の言葉が正当にあなたに適応されませんように:『ユダヤ人であると呼ばれ、律法の内に留まり、神を誇りにし、律法によって教えられたあなたは、自分が目の見えない人たちの指導者であり、暗闇の中に座る彼らの光、愚か者たちの導き手、赤子たちの教師であり、律法の中に知識と真理を持っていると自負する。それならば、他の人たちを教えるあなたは、あなた自身を教えないのか。人は姦通を犯すべきでないと言うあなたは、姦通を犯すのか。人は盗むべきでないと説くあなたは、盗むのか。諸々の偶像を忌避するあなたは、冒涜――すなわち偽証――を犯すのか[2]』と。最後に極めて重要な言葉が来る:『神の名前は、あなた』と、あなたの闘争欲『を通して異邦人たちの間で冒涜されている』と。



[1] Jn.14,6

[2] Rm.2,17-24.

 

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