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2017/09/01（金）
リミッター解除
朝夕もすっかり涼しくなってきました。
先日、そろそろ寝る時間だよと、母の部屋を覗く・・・
クーラーをガンガン付けっぱなし、東西の窓を全開、
テーブル型のコタツに電源入れて、その中に二つ、
セラミックヒーターを「強」で稼働させてた。アッチッチである。
そのコタツに、下半身スッポンポン、上半身は長袖のセーターを三枚重ね着、
その上に喪服を着てた。喪服・・・・・・
腹が出過ぎてるから羽織ってるだけだが・・・・
おぃ！！
どこがどうしてどうなったら、こうなるんや！！？？
見逃しません！！
脱がして、履かせて、止めて閉めて、床に就かせる。
翌朝午前４時、シュン（犬）が俺を起こす。「台所が変でシュン！！」と・・・
見に行くと、母が、永谷園のお茶漬けのもとを茶碗に、大量に剥いて溜めて、
お湯を注いでいる。
問い詰めると、「時間なのに誰も呼んでくれないから、残り物を処理しなきゃいけないと思って、
冷蔵庫を開けてみたけど、残りご飯が見当たらないから、仕方なしに・・・・
お腹なんか減ってないよ！！何でもかんでも人のせいにして！！」
とか言いながら、湯で溶いたお茶漬けの元をすすり出す。
時間も、意思も、思想もない。が、主張だけはしっかりしてる。
阿鼻叫喚 灼熱地獄 堕つ餓鬼道
2017/09/21（木）
昇進！
母がスッポンポンで歩き回ることが日常になってしまった。
あらゆる病院の物忘れ外来やら心療内科を廻った。
が、どこも治療して、今以上進行しないようにしましょう。とか、
尿漏れは、漏れない薬を出しましょうとか・・・・
裏技で、ケアマネが教えてくれた病院に連れて行った。
幸運にも母がそこで素晴らしい女優ぶりを素でボケを演じてくれた。
「ここに三枚の絵があります。覚えていてください、後で聞きます。」
眼鏡、目覚まし時計、花瓶だったのだが、五分後に聞かれたら、
真ん中の裏返された絵を ハンバーグ！と自信たっぷりに答えた。
右の絵をシューマイと答えた。
で、今日その病院からの検査結果を受けた地域福祉包括センターから連絡が入り、
要介護１から３に昇進が告げられた。
これにより、現状のままでは週３回のデイサービスが４回まで受けられる。
また、申し込んでる特別養護老人ホームの順番待ちの優先度が上がる、
介護老人保健施設を選びやすくなる等々、選択肢が大幅に増えた。
・・・わけだが、まだまだイバラの道。
夜中の３時に冷蔵庫に取り付けた鍵を引きちぎって冷凍食品を、
入れ歯も付けずに歯茎から血を流しながら食べていたり、
明け方４時にスッポンポンで、二重鍵して閂した戸を突破して裏庭をウロウロしたり。
幸い優秀な番犬シュンが２４時間体制で番をしてくれている。
俺は一階の応接間で出動態勢でシュンと一緒に寝るようにしている。
おばぁちゃんが妙な行動を始めるとシュンが俺をたたき起こす。
左前脚の肉球で俺のマブタをトントンと叩く。
起きないと腹の上に乗ってジャンプする。
起きていくと台所でおばあちゃんが冷蔵庫に付けた鍵を千切ろうとしている。
明日炊けるようにタイマー設定しておいた炊飯器の米を食い始めてる。
尿漏れパットをトイレに流して詰めてゴボゴボと便器が逆流してる。
外に出ないように戸に施したブロック、自転車やらの障害物をガタガタ外そうとしてる。
人間離れした聴覚、嗅覚で助けてくれる。
っていうか、要介護３で、今 申し込んでる老人ホームの入所待ち順位が上がるといいな。
現代版の姥捨て山だけど・・・・俺がもたない・・・・・・・・・・
やれることはできる限りしてきたよ・・・
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