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2009/12/01

坂の上の雲

先週からNHKで始まったドラマだが、初回のスペシャル一時間半、
ほとんど泣きながら観てしまった。
幕末から明治維新、日本人なんか黄色い猿以下と蔑まれ、
それを、富国強兵、欧米に肩をならべる大国に・・・。
という、壮大なお話です。

この時代って、いつも三学期で、駆け足で通り過ぎてしまうんですよ。
小学校も中、高校も。
それまでは、弥生土器がどうたらとか、銅鐸がどうのとか、原人がどうのと、
そんなん知らんがなってか、明治に時間かけろよ。

そういういきさつで、知ってるようで知らなかった激動の時代を、
これまた、モッくんやらアベヒロシやら、カンノミホがうまく演じる。

しかもBGMが久石さん。

これ見てみんなで泣こうゾ。

2009/12/02

クリスマス月間

昔は・・・といっても数年前までは、子供がサンタさんを信じていた。
調子に乗って赤いダウンを身にまとい、2階屋根を忍び足で、
白いキンチャク袋を担いで、脱脂綿で顎鬚たくわえて、
ギンガマンの刀とか、仮面ライダーのベルトとか、ばれないようにサングラスして表情を殺して。

それがどうだい。「まんまと騙されてたけど、アレ、オヤヂだったんやろ?」
とかぬかしやがる。

「アホぬかせ!たぶん、サンタさんや。俺はそんな寒い屋根の上なんか歩かない。」

「そうか〜。やっぱサンタさんか・・・。んじゃ今年はゲームの本体をお願いしよう。」
ニヤニヤしながら言いやがる。昔はかわいかったのにな〜。

2009/12/12

ラケロ〜

いつものように、武道館に向かってチャリを漕いでいた。
延々となだらかな登り坂・・・。
後方から、シャウトが聞こえ始めた。

ダ・ダイナマトで く 腐った頭を ふ 吹き飛ばせ
ド・ドリルで く 腐った脳みそを え えぐり出せ・・・

どんどん近づいてくる。絶叫しながら・・・。
振り向いたら、普通の高校生が普通の制服で、普通のチャリで唄いながら、
猛スピードで追い抜いて行った。ドップラー効果しながら。ド・ドリルとか叫びながら・・・。

そのスピード・・・スクーター並。
悔しいからダイナマイトに付いていこうと立ち漕ぎして食い下がったのに、
悪〜魔〜が〜来りて〜〜とか叫びながら、距離は開くばかり。
毒〜の粉〜世界中に〜〜もう背中しか見えない。
おそらく、イヤホンして、それに合わせて歌ってるんだろうが、

若い娘さんだったりしたら、腰抜かすぞ。
しかし速かったなぁ〜。自転車にスピードメーターつけてあるから、
追いかけながら測ったら、俺のチャリが35q、それをあざ笑うように飛び去った学生。

2009/12/14

寝汗びっしょり

集落の役員会。来年の総寄りで使う資料とかの作成。
区長と、副区長、評議委員3人の、5人だけの集まり。朝から・・・
他の4人はみんな60過ぎの人ばかり。誠につまらない集まり。これが夕方まで続く。

んで、今年一年後苦労さまということで、恒例の役員だけの忘年会。
料理屋からマイクロバスが迎えに来て5人を店まで運ぶ。
酒の持ち込みOKだから、日本酒やら、ビール、字の行事で残った酒などを、
ダンボール箱に入れて、バスに積み込む。こんなんは、下っ端の俺の仕事。

店ではもう、熱燗奉行。機械の横に座って酒を温めて徳利に移してお酌係り。

俺が酒を覚えた関東では基本的に酒は手酌だったように思う。
自分のグラスに自分で注いで、自分のペースで飲んでりゃよかった。
・・・ここは違う。自分の杯に自分で注ぐなどということは良しとしない。

誰かが注いでくれるのを待つ。待っても忘れられてると、自分の杯を空にして、
それを他の人に渡して注いでやる。それをもらったら、飲み干して返杯しなきゃならない。

杯が空なのも寂しいが、一休みしてるとこに、杯が何個も周ってくる。
それを飲み干して、飲み口を袖でキュキュッと拭いて返杯する。
しかも熱燗奉行。機械と宴卓の間でバタバタしてる。
わしゃ、ビールがいいというと、ビールを抜く。
「アサヒしかわしゃ飲まん」とか、「酒が熱すぎる」とか、じじぃたちが文句を言いだす。
こういう集まりの酒は一番嫌い。せっかくの料理も旨くない。

やっと解放されて長い長い日曜日の一日の終わり。
疲れ果てて風呂にも入らずに寝てしまった。

見る夢もろくでもない。

東京から電話よぉ〜!と起こされる。出るとなんと学生時代のアパート、
第一銀嶺荘の管理人のオバチャン。

「あんたねぇ〜。まだアンタの残した荷物預かってるんだけど、何年経つと思ってんの!?」
「今年中には取りに来てよ。トラック一台分ぐらいあるからね!」 ガチャン!
夢の中だから、展開もトントン進む。
どういうわけか嫁さんと子供は実家に遊びに行ってるし、ちょうどそこに弟が遊びに来てる。

東京に荷物を取りに行くから手伝え!と、しかも俺は免許がないからお前が運転だ!と、
裏から2人でハイラックス用のルーフラックを運んできて車に装着。
「こんな大きい車、運転したことない。」という弟に、
「なあに、東京インターまで運転してくれりゃ、あとは俺が首都高と、降りて、茗荷谷の狭いトコ運転するから。」

次の場面はもう茗荷谷の駅前の細い路地で荷物運び。
車に積んでると、後ろからタクシーが来てクラクションを鳴らす。
一方通行をグルーッと周ってまた、元に戻る。その間に弟が道端に荷物を集めておいてくれる。
積んでると又後ろからタクシー。真夜中なのに非常ににぎやか。
後部座席まで畳むとかなりの広さになるが、半分ぐらい積んだ時にオバチャンが、
「これも持っていっておくれ」と、指差した先に、125tのオフロードバイクまである。
工具を出して、ハンドルをはずして、前輪と後輪を外して、2人がかりで積み込む。
積みきれない荷物はルーフラックに積み上げて全部積んだ。

その荷物というのが電気スタンドだったり、壊れた14インチのテレビだったり、
動かないエアコン、やたら大きいスピーカー、冷蔵庫、布団一式、
夢だから、なんの疑問も持たずに死に物狂いで積み込んだ。
オバチャンに別れを告げ、タクシーに追われながら一方通行を大回りして、
春日通りに出て、護国寺のインターに向かう。ETCだから、安くていいなぁ〜。
海老名のS・Aで2人でラーメン食ってたら、目覚ましが鳴って目が覚めた。

もう寝汗でビッショリ。恐るおそるサーフを見に出たら、ルーフラックは付いていなかった。
24時間、起きてても、寝ててもたいそう疲れる日曜日でした。

2009/12/19

毎年悩む年賀状。
来るから出す。出すから来る・・・。が、顔すら知らない人もいる。
死んだ大婆さんのイトコのセガレとか、親戚の親戚とか。
かなり整理したけど、まだまだ多い。
仕事関係は、これまた仕方ないから出す。合計一万円ぐらいになる。
今はPCでデザインして、住所録で印刷して、喪中は、外せるし、
書き損じはないけど、味気ないから、一筆入れる。
疲労困憊である。
でも、メールで送るヤツよりはいいやね。

近年は、子供も、PCでデザインしやがる。
コストパフォーマンスなんか考えないから、原色ギンギン。
今年は「虎」だから、黄色と黒と、背景と、インクがたくさんいる。
印刷屋に頼むよりは安いけど、カートリッジがすぐ終える。これが意外に高い。

2009/12/19

年末年始休診のお知らせ

「先生、今年はいつまでやってるんや?」
言われて気がついた。カレンダーに赤丸をせねば・・・。
どこに行く予定もないし、姉さん、弟夫婦が帰ってくるだけだから、
30、31、1、2、3の五連休とした。

んが、その最中に我らが消防自警団の年末夜警とか、
スポ少の道場大掃除とか、とかとか・・、
年明けの寺詣りとか・・・。
そしてなにより、医療事務、
も〜いくつ寝ても正月なんか来てほしくない。

でも輝ちゃんが来るから、滋賀のオッチャンは頑張らなければならない。
休日だが、囲炉裏で塩焼きする魚を釣りに行ってくる。
針金に味噌を塗ったような身体だからとにかく寒い、が、最近はケミカルウェアがスゴい。

細い身体だから何枚も重ね着できる。ケツから汗が出る。
学生時代にこんな素晴らしい衣服があったら、冬山登山しちゃったかも。
テントごと飛ばされても無意識に受け身しちゃったり、富士山のてっぺんでぬくぬくしてたり。

右京さん、そんなに泣くなよ。みんな大人なんだし、これは自己責任。
あなたは、最善の行動をしたと思います。
滋賀も雪が降り始めた。が、昭和55、56の大雪、から思えば・・・。
腰までつかりながら雪を分け学校に通った。

高校生になったら、片道12Kmの通学。
今みたいに除雪車は走らないし、車の通行量も少ない。
28インチのタイヤが半分埋まる積雪を12Km

学校に着くと自転車置き場にバケツが置いてある。
それに水を汲んで・・。ってか、その水すら、水道管が凍ってチョロpチョロ。
それで白い円盤と化した二輪の雪を融かす。

それを怠ると、帰りには、白い円盤が、透き通った円盤に変化して、
チエーンも回らないタイヤも周らない。

家に、辿り着くと、ズボンの裾から、手袋の端からツララが下がってる。
バキバキ砕いて、家に入る。
が、また、自転車の白い輪を溶かしておかなければ、明日凍って動けない。
温暖化といいつつも、最近はなんか生ぬるいような・・・。

ちょっと雨だったりしたら温かい車で送ってもらえるし。母ちゃんに。
ま、雪のない国から来た嫁さん、・・・・・騙して連れてきてごめんなさい・・・。

2009/12/24

Merry Christmas Everibody !!

ゆうべは、クリスマスの夕食。毎日子供は部活とかで忙しいし、
一日早い、誰も予定のない祭日。
嫁さんはケーキとか、鳥の腿とか買ってきて、
そりゃもういかにもクリスマス的な夕食。
が、子供はそれらをむさぼり食って「ごっそさ〜ん。」

もう、席を外れる。
「待てやコラ! 母ちゃんがお前らの為に、用意してくれたんやろが!」
「ちっ! ありがと」背中で応えた。

おい!こら!待て馬鹿やろう!
その場で引き倒して、T1号と2号を成敗してやった。
台所の椅子が一個壊れてしまった。

耳元で、「ちょっとは嬉しそうにしろ・・。俺だってケーキを旨そうに食ってるやろ!?」
「もっと空気を読め!」

そしたら、夕べだけは、子供が風呂を洗った。
みんなで壊れた椅子を仲良くなおした。

楽しいクリスマスイブになりました。

2009/12/27

今年最後の日曜日

台所の換気扇を外して磨いたり、家じゅうを掃除機振り回して走ったり。
T1号は、友達とカラオケだといいいなくなるし、嫁さんとT2号は大津に強化練習会だし、

俺と婆さんで正月を迎えるべく、拭きまくり、吸いまくり、磨きまくり。
たかだか、姉さんと弟夫婦が来るだけなのに、婆さんの指示がうるさい。
登ったり、もぐったり、・・・で、昼は どん兵衛。

2009/12/27

子供から、初めての俺へのプレゼント

テレビを観ながら、ボーッとサイドボードの上を見ると、見慣れない電気スタンドがある。
この前の葬式でもらってきた粗供養のカタログで注文したのかな・・・。

そう、我が家では最近主流になっている、葬式の供養の商品カタログ。
毎回、そのたびに、俺と嫁さんと婆さん、T1号、2号の順で、好きなものを選ぶ。

が、俺なんか、数十年前に選ばせてもらっただけ、ビクトリノックスの小型アーミーナイフが、
キーホルダーにぶら下がっている。

毎回いつも俺をとばして、掃除機とか、女物のドライヤー、スポーツバッグ、ホットプレート、
トレーニングマシーン、庭の、大きな植木鉢・・・。

これも、その類ヤロと思ったら、なんと、T1号が学校の技術家庭で作ったそうだ。
んで、作るのも何種類からか選ぶらしいけど、俺の・・・俺の枕元に置くようと・・・><

T1号がこの素材を選んで、木材を削って、磨いて、
球切れのないLED(発光ダイオード)を組み合わせた三段階調光。
すごい。木工工作と、最先技術の融合みたいな・・・。

それをくれるという。嬉しかった〜〜。
早速、頂いて、素地だった木面に高級アクリル塗装して、
乾電池4本でしか作動しなかったものに、DC5Vのアダプターを溶接して、
お父さんの枕元で電池を気にせず使える、
高級家具みたいな電気スタンドに改造してみた。

しかも緊急時には電池でも光る。LEDだから消費量も少ない。

高級料亭の通路に置いてあるやつみたいでしょ・・^^
柱が10°ほど左回転してるのがシュール。

2009/12/31

我らが消防自警団

毎年恒例の年末夜警。以前は詰め所で三日間明け方までの一大イベントだったのだが・・・。
町村合併から様変わり。どちらかというと都会の隣町から苦情がでるらしい。
10時には撤収してほしいという通達がある。ガキだってまだテレビを観ている時間だ。

夜遅くにカランカランを鳴らしながら歩いたり、まして消防本部がサイレンを鳴らしたりすると・・・。
消防本部に次々に苦情がはいるようになったらしい。
別に嫌がらせでやってるわけじゃない。凍りついた消火栓を砕いたり、
年末年始を皆が無事に過ごせるように かまど点検したり、ポンプの点検も兼ねて放水したりするのだ。

寒い中、ボランティアで、小在所だから、任期だってあってないようなもの。
しかも、俺なんか会社勤めじゃないから、イザと言う時は、リーダーだ。
そこいらの老人、女を集めて初期消火せねばならん。

が、新しい消防ポンプを買ってもらった。4サイクルエンジンの最新型。
以前のは昭和時代製の2サイクル。水を揚げる手順も煩雑だし、いつでもエンストしそう。

デザインはカワサキのビックバイクのガソリンタンクを思わせる力強い流線型。
一発始動で、頼もしい限りである。実際に使う時があってはならないのだが・・・。

ニコニコ整備していると、本部から伝令が来た。「あと5分で激励が来ます。」
以前は、いきなりしかもランダムで、夜中の3時とかにサイレンをウゥ〜〜う言わせてきたもんだが、
伝令の後、静かにコソコソやってきた。
小さな声で、一言二言告げると、本部長以下消防車がコソコソと次の村に向かっていった。

本部が去れば、もう、いつ解散してもいいのだ。
いつまでもグダグダやってると、苦情が出るかもしれない。

ということで、みなさん、一年間ありがとうございました。
火の元、充分に気をつけて、幸せなお正月をお迎えください。
来年も宜しくお願いします。

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