ホームページ作成悲話

<強制終了>

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コンピューターって怖い。
一年前に導入された、俺の最新型の、ウィンドウズ付きの業務用コンピューター。
もう、すでに数世代昔のものになってしまった。
ギガだか、ピクセル、はたまたメモリだか知らないけど、三段跳びで進化してしまう。
メーカーの出し惜しみには、酷いものがあると思わんか?
バイオ・ハザード3なんか買って来て、喜んでインストゥールして、
死に物狂いでゾンビをやっつけて、ガトリングガンとか、ロケットランチャーをゲットして、
「さあ、燃えるぞ!」ってな時に馬鹿ウィンドウズの奴がホールドアップ。
再起動を試みるも反応無し。泣きながら強制終了
俺が悪いわけじゃないのに「次回からはちゃんと終了しろ。」とか機械のくせに因縁をつける。

青い画面からいつもの画面に変り、さあ、ゾンビめ、待ってろよ!
ってな勢いでバイオ・・をクリック。
何だよ!ジル何にも武器を持ってないじゃねえか?
ガトリングガン、ロケットランチャーどこにやっちゃったんだよ!?
またナイフと、15発しか弾の無い拳銃でやり直し。
この前、アンインストゥールしてやった。

20年以上前だけど、俺の家に、ニンテンドウの「ブロック崩し」が来た時、
もの凄く感動しました。自分がつまみを回すとその通りにバーがテレビの中で動のだ。
友達なんかが「やらせてくれ!」とか言いながら押し寄せて、なんだかヒーロー気分。
K氏の家には、今思うと笑っちゃうようなインベーダーゲームがあった。とても羨ましかった。
21世紀の自分なんか想像もしなかったサイケな時代である。

まさか、自分がコンピューターなんかをいじるようになるとは夢にも思っていなかったよなぁ。
宇宙戦艦ヤマトの第一艦橋みたいなイメージしか持っていなかった。
オヤジが村の区長になった時に公文書作成のために仕方なしにワープロを買い、
電話もFAXが付いてるのを買い、コピー機を買い、
今度は仕事にまでコンピのやつが踏み込んできた。

「全く、参っちゃうよ。」とか言いながら、ハイテク製品を導入してきたけど、
やってみると楽しいのだ。覚えるの遅いけど。
最近、6歳と、5歳の息子と「神経衰弱」すると、死に物狂いでやらないと勝てない。

ホームページ作成悲話って言うより「コンピと珍道中」的な様相を呈してきてしまった。
案外、この方が話題に尽きないかも。

業務用を兼ねたコンピだから、八十万円ぐらいするプリンターと、
日替わり特価1980円ぐらいのプリンターが同居している。
もちろん八十万円がメインなんだけど、
この二つを切り替えるコネクターがメチャクチャダサい(プロフィールのページ一番下を参照)。
三十年ぐらい前の電化製品みたいなデザイン。
これらを使い分けるわけなんだけど、1980円プリンターを使う頻度は極めて低い。
切り替えを忘れて1980円に印刷させようとするともうコンピの馬鹿がパニックパニックを起こす。

でかいプリンターが、ガッガー・ガッガー、キュンキュンとか言いながら、
見るからにおぞましいオレンジ色のランプを点燈して凍結してしまう。
普段覗かないマイ・コンピューターを開いて、タスクの削除を恐る恐る行って、
泣きながら子供のコラージュ写真を印刷している俺なのである。
そうだ!今度コラージュのページでも作ろうかな!?

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