梅雨の中休み 河口の竹野大橋

  梅雨の中休み

  穏やかな一日

  竹野川の河口に来た

  川は穏やかに流れていた

 竹野川はなんの障害物もなく日本海にそそいでいた。「いた」ということは、今はちがうということである。

 今は、河口につくられた一文字堤防が海と川を完璧に区別している。この一文字堤防は、いつ頃つくられたのか全く知らないが、日本海の荒波をさえぎるためには必要不可欠である。この堤防があるおかげで、絵に描いた竹野大橋より河口側の両岸はいい船着き場になっている。

 この日は、晴れてはいなかったが、雲が薄かったせいか明るく感じた。太陽の夏もいいが、こういった日の薄ぼんやりの明るさもたまにはいい。


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