アメリカ見聞録 3

Gorgeous(?) American Food 豪華な(?)アメリカの食事


 旅先での大きな楽しみの一つに食事がある。ところが外国旅行となると大の和食ファンの私には結構つらいものがあったりる。American Foodは特にその大味なところや、とてつもない量など、heavy and greasyというimageがついて離れない。最初は何とかlocal foodに合わせようと意識的に努力するのだが、3日目くらいから日本食が恋しくなってたまらなくなる。一週間もするとどうしようもなくなって、日本食レストランに飛び込む始末である。

Japanese Cuisine (日本料理)と言っても場所によって色々で、Sushi Restaurant と銘打っていてもJapanese owner and cook(日本人のオーナーシェフ)がいないとどこかdelicate and subtle taste and flavor of Japanese Cuisine(微妙な和食の風味)が失われてしまっているのだ。それでもbetter than nothing(ないよりまし)とばかりに足を向けざるを得ないわが身の悲しさよ。シカゴでは「Yanase」という日本食レストランに良くお世話になった。ここは寿司以外にもいろんな日本食があったがやはり他と比べると割高ではある。

                                           
  「Yanase」は大学からは少し離れているのでしょっちゅう行く訳にはいかない。そこで良く利用したのがCampusのすぐ側のGreek Town(ギリシャ人街)にあるtake outのrestaurantだった。細かい値段は忘れたが$3,4程度のCaesar salad(シーザーサラダ)はボリューム満点でしかもgreasyではなく野菜欠乏症の解消にいかにも役立っていると自分を納得させる上でも最適だった。夕食はその他近所のThai Restaurant、Italian Restaurantなどですませ、ゴム草履のようなAmerican beefは一切口にしなかった。ただAmerican Foodに対する自分の偏見が打ち破られたのは、 New Yorkの友人の家族に リニューアルしたGrand Central StationのMichael Jordan's Restaurantに招待された時だった。ここは今New Yorkで一番coolでお洒落なレストランとして有名なところで、さすがにビックリするほど美味しかったが、値段の高いのにもビックリだった。


  Breakfast, lunchなどは、だいたいは大学のcafeteriaやsupermarketで買ってきたもので簡単にすませたが、hamburgerやhotdogのパンが不味くて文字通りの無味乾燥。そこでCokeやPepsiでのどを潤し流し込まざるを得ない。CokeのLargeや Middleは日本のそれと比べようもなく大きいがその理由をなんとなくわかった気にさせるパンの味だった。(この項続く)

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