たたら本体の製作

一番下になる元釜用のオイル缶は20センチ位に切り、ノロ抜き用の穴を2つあけます。(うまくのろが出ない時や穴が塞がってしまった時の為に2つ用意しておきます)

真中の中釜用の缶には羽口を付ける8センチくらいの穴を下の縁から3〜4センチの所にあけます。一番上の缶はそのまま使います。各々のオイル缶の中心に新聞紙などを巻いた20センチくらいのパイプを据えて、隙間に耐火セメントを流し込みます。(新聞紙などを巻かないと、セメントが固まった時にパイプが抜けなくなってしまします。)

各々あけた穴にはセメントが詰まらないように詰め物をします。羽口は下向きに30度くらい傾いて付けるので詰め物もそのように付けておいて下さい。この写真では中釜は上下逆さまになっていますから、注意をして下さい。

2〜3日経ってセメントが固まると、一番下に煉瓦などの台を置いて隙間を作り、上に3つとも重ねて、中で薪を炊いてゆっくり乾燥させます。この時全体を十分に乾燥させないと操業中に中に残った水蒸気が爆発する事が有りますから、特に念入りに乾燥して下さい。

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