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須 加 院 川 あ り が と う
「須加院(すかいん)川 ありがとう」は須加院川の会が発行する機関紙の名前、生活の場を流れる川に感謝を込め名づけました。
全長約6kmのさと川のゴミ拾いと、拾う為の前座としての川の草刈を2002年から毎月2回ほど続けている。『荒れ放題の川を昔のように綺麗な川に戻し次世代に引き継ごう』と有志が語り合い、川筋の人々に呼びかけ、始めました。このことは川筋を行き交う人々に癒しや悦びそして明日への活力を与える一方、年月と共に着実に積み重ねられる実践が流域の住民達に新しい時代に相応しいふるさとづくりを進めさせます。
2010年3月兵庫県知事より下記@〜Cとして、又2011年2月姫路市長からDとして須加院川の会へ感謝状が授与された。このことは、『たかが里川のゴミ拾い』と、さして重要視していなかった周辺の住民だけでなく多方面の人々に多大の好影響を及ぼす『とんでもないでっかい社会貢献活動』と気付かせ、特に新しいふるさとづくりに挑戦する人々に新視点を示唆するなど啓蒙啓発を続けます。
@ 荒廃を続ける閉鎖性海域・瀬戸内海、ひいては地球環境の保全に対し一般市民が参加できる具体的な実践例である
A 生活の場の清掃活動は地域の生活全般を点検する面も持ち合せているので、安心・安全な社会づくりに大きな貢献をして来た
B 排水溝の目詰り防止、排廃水や流水状況のチェック等々は、今後の防災や減災への市民参加型・先駆的推奨活動である
C 実践に関わる人々、つまり大人や子供を問わず、マナーをはじめ人間の質的向上への影響力が甚大な活動を永年持続している
D 公衆衛生活動を積極的に推進し明るく住みよい生活環境づくりに貢献した
活動の場は世界遺産姫路城から約10キロ北、姫路駅から車で約25分の地。住民の大半は高齢者で『果すべき役割は既に務め終えた』として遊興三昧に時を過ごす人々ばかり但し須加院川の会の会員は除く、と断言すれば不遜極りなく失礼に当たるだろうか。そんな地域に於ける活動情報伝達の基本は面談と文書。会員たちへの活動予定日の伝達や目的の実現を計る上で重要な地域住民の理解を促したいとして機関紙を発行する。発行自体や記事内容の功罪は読み取る人により深・浅・諾・否と様々、見もしないでチリ箱直行型世帯もあり、全ての人々の賛同参加が有り得ないことは元より承知の上。されど、2ヶ月ごとに発行し丸9年半、20数名の会員が手分けし小学校区内の全家庭へ粘り強く配り続け啓蒙啓発に汗する。
機関紙のコンセプトは『自分たちのフルサトは自分達の手で護り育む』、これを実践する状況を知らせ活動への参加を誘う。須加院川を美しく回復したいとの願いを基軸に、横軸には汗する活動の場でふれあい夢などを語り合う様子を掲載する。願わくはゴミの無い川に多くの魚が泳ぎ、ホタルが乱舞し、野花が咲き乱れ、小鳥がさえずる中に孫子らが遊び戯れる。昔日のそんな『人々が愛着を持てる川筋景観』を蘇えらせ、更には新しい時代の郷土が構築されればと祈りを添え発行配布している。
視点は高く視野広く、着眼身近に着手は足もとよりを信条に、『さと川や小川のゴミ拾いこそ、命ある限り取組んで行く値打がある』とし、『コツコツぼちぼちムリせずに、できること・できるとき・できるだけ』と、掲げる行動理念を会員達は励み続けます。更には海洋に注ぐ世界中すべての河川、近くにありては我らが瀬戸内海に注ぐ大小すべての川に於いて、『月一回の川のゴミ拾い活動』が始められ、そして続けられ、遂には世界一きれいな瀬戸内海が実現する。そうして美味しい前獲れの魚を共に味わえる日の来ることを夢見る欲深い須加院川の会です。