浩之の非日常(仮)
第四話
−火曜日@
「あ〜、終わった終わったァ」
ねみ〜、超ねみぃ〜・・・っと、授業終了間際まで寝ていたオレが言うのも何だが。
「藤田君、今日は掃除当番・・・」
運悪く掃除当番だったりする。
「あかり、手伝ってくれ」
「えっ?」
あかりを道連れに掃除に向かう。
さっさっさっ・・・テキトーでいいんだ、こんなモン。
・・・
へぃ一丁上がり!・・・なんか違うな。じゃぁ・・任務完了!したらば撤収ッ!
「あっ、浩之ちゃん!まだこっち終わってないよ、待ってよー!」
だだーっ!
校門前までさしかかったとき、声を掛けられた。
「浩之遅い!」
ナゼ綾香が当然のようにそこに居る?
「何が遅いんだ?」
「来るのが遅い!」
はて・・・待ち合わせなんかしたか?
「待ってなくても、先帰ってていいんだぜ」
「家の鍵は浩之しか持ってないし、また葵の所に顔を出そうと思って」
ほうほう
「で、神岸さんは?どうしたの?」
「あぁ・・・あいつなら追っつけ来るだろ。先輩とセリオは?」
「先行ったわ」
そのまま、あかりを待つこと数分。
「おう、あかり!今日もエクストリーム同好会へGoだ!」
「えっ、えぇっ!?」
「行きましょ行きましょっ!」
二人であかりの手を引いて、同好会へ向かう。
・・・
『ぱすっぱすっ』
「先輩、いいカンジだぜ」
「・・・・・・・」
昨日と同じパターン・・・だが、
『がさがさごそっ』
「誰だッ!?」
「ふっふっふっ・・・見つけたわよ、ヒロぉ・・・」
うぐっ!・・・この耳障りな声はっ・・・
「志保、テメーか!」
「ふふふ・・・昨日は顔を合わせなかったけど、それで逃げたつもりかしらぁ?」
こ・・・・コノ女はイヤなところ目ざといぜっ!
「とゆーわけで、とうとうシッポを掴んだわよ!」
「誰のだ、誰の・・・」
あぁ・・・ウザってぇ、いつにも増してウザってぇ・・・・・
志保が何か熱弁垂れているが、空で流す・・・あぁ、今日は夕飯何かなー・・・と言うワケにもいかないだろう。男一人しか居ないこの状況は、志保にとっ
て絶好のエサに決まっている。これじゃ明日のワイドショーネタ決定だ・・・どうしたもんか。
「なになになに・・・・」
「−何事でしょう?」
「えっと・・・浩之、誰?この子」
「し・・・志保、これはねっ」
「え、えぇっと藤田先輩・・・」
「・・・・・・・」
ぞろぞろぞろ・・・揃ってしまった。
ややっこっしいが、ここらで全員自己紹介。
・・・(中略)
「じゃっ、じゃぁアナタがエクストリームの女王のっ!?」
「そ・・・そうだけど・・・・」
綾香、スケープゴート決定。・・・益々ヤバくないか?
「で、浩之とはどういった関係で?」
そらきた。
「友達だけど・・・ねぇ?浩之」
オレに振るな・・・・・
「あぁ」
メモってやがる・・・。
「志保・・・・」
今まで黙っていたあかりが割って入ってきた。
「お願い、浩之ちゃん達は別にそういった関係じゃないから外には言わないで」
「えっ・・・でも・・・」
「お願い・・・」
暫くして志保は観念したのか、
「解ったわよ・・・仕方ないわね」
「有り難う・・・志保」
「親友のあかりの頼みと有っちゃぁね・・・この件は見逃してあげるわ」
女の友情。
「志保・・・お前、今日はいいヤツだな」
「失礼ね!今日”も”でしょうがっ」
「取り敢えず長岡さんだっけ?よろしく」
綾香が手を差し出した。
「あっ、どうもどうも」
握り返す志保。と、少し驚いた表情をする。
「どうしたの?」
「・・・手がごっつくない」
「あのね・・・」
結局、同好会は昨日のメンバー+志保で益々大所帯・・・なんとかなんねぇか?
これが正式な構成員だったらとっくに部活動に昇格だよなぁ・・・。ま、賑やかなのは良いことだ。
帰り道、
「今日は神岸さんに借りが出来ちゃったわね」
「そんな事有りませんよ」
「ねぇ・・・同い年なんだし、敬語使うのよさない?さん付けも要らないわね」
「えっ・・・じゃ」
コッチでも女の友情進展中。
(一応つづく・・・)
あとがき
どこまで続くんでしょうね・・・コレ;; いつもノリで書いちゃってるんで壊れます壊れます(^^;;;)
どっかで絶対キャラずれてるって!・・・と自分でも思うんですけど、もいっぺんやり直すかな?東鳩。多少のズレはお許しをば・・・浩之なんかがキャラのズレ一番激しそうだけど、彼はつかみ所無いんでもぉいいや(爆)
とゆうワケで依然感想、カミソリなんか有りましたらどーぞ。
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