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17 第17作 SP-30 スヌーピーテニス

発売日 昭和57(1982)年4月28日
ワイドスクリーンシリーズ(後期)
本体色 パープル
発売価格 6,000円
中古品参考価格 7,000円
(中程度、本体のみ)
 
 
☆ ワイドスクリーンシリーズ最終作
 
 キャラクターライセンス第3弾となったのは、アニメ「ピーナッツ」の主人公で犬のスヌーピー。ワイドスクリーンシリーズ最後の作品となりました。
 実は、この後もワイドと同じサイズの作品が発売されるのですが、価格が4,800円と安くなり、使用する電池のサイズも若干変更がなされるなどしました。このシリーズはこれまでのワイドスクリーンシリーズと分けるために、ニューワイドと呼ばれています。便宜上付けられたシリーズ名のため、シルバーシリーズと同様、正式なシリーズ名ではありません。
 
 
☆ 初の三つ目ボタンの作品
 
 さて、スヌーピーテニスに戻ります。見た目は前作までのワイドスクリーン後期に見られたブラックの本体から、ワイドスクリーン前期までのゴールド+本体色のパターンに戻されました。
 一番目立つのが、そのボタン。右側に上下2つのボタン、左側に1つのボタンの三つ目になりました。これはゲームウォッチ初のパターンになりました。
 
 
☆ スヌーピー、ふて寝すんな!
 
 ゲームの内容はゲームウォッチらしく単純です。チャーリーブラウンがサーブを上中下3段の高さに打ってくるので、木の上のスヌーピーを操作して打ち返すというものです。たまに、ルーシーが出てきて、スヌーピーの球を打ち返すので、それも打ち返さないとミスになります。しかもルーシーの球速はチャーリーの2倍。
 ミスすると、後ろのビンが割れて、バツの悪いスヌーピーは犬小屋の屋根でふて寝してしまいます。チャーリーは「ボク、知らないよ!」って言わんばかりにラケットを放り出します(と説明書には書いてあります)。ちなみにミスマークは割れたビンです。
 アラームキャラクターは、小鳥のウッドストック。相変わらず芸が細かいです。ゲームウォッチとスヌーピーの素敵なコラボで素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
 得点についてですが、最高得点は9999点、ミスクリアが百の位が2・5の時で、他のワイド後期作品と同様です。
 得点パターンは2つです。
@ チャーリーブラウンの球を打ち返すと2点
A ルーシーの球を打ち返すと3点
 ミスクリア時にミスがなければ、チャンスタイムになります。得点表示が点滅している間、得点が通常の2倍になります。これも、ファイアアタックと同じですね。
 ちなみに、チャンスタイム中にミスをすると、通常得点に戻ります。もったいないので、チャンスタイムを少しでも長く続けるようにしましょう!
 
 
☆ ライセンスなので復刻なし
 
 このスヌーピーテニス、残念ながら前作同様、ゲームウォッチ冬の時代の真っ只中に発売されたこともあり、売れ行きもあまり良くなかったようです。
 本作もキャラクターライセンスゆえ、他ゲーム機へ復刻されていません。実物でないとプレイできないのが残念なところです。
 しかも、売れ行きが悪かったためか、ゲームウォッチファンに加えスヌーピーファンも含めた争奪戦を呈しており、ワイドスクリーンシリーズの中では比較的高値で推移しています。
 とはいえ、ぜひプレイして楽しさを実感していただきたいゲームの1つです。
 
 


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