奈良スケッチ   杉本哲也       2019. 2. 11 更新
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 都祁 吐山の里
2014年奈良スケッチ第180号「都祁 吐山の里」で描きました田畑から生産された[天空のほほえみ]が、『第15回お米日本一コンテストinしずおか』で最高金賞を受賞しました。生産者である中山先生、最高金賞受賞おめでとうございます。
  H31.2.7   杉本哲也
 
 追伸*[天空のほほえみ]の取り扱い店は、まほろばキッチン、山口機械株式会社です。
以前に頂いた中山先生からの絵のコメントです。
 私の生家は、山と田んぼ、すぐ横を流れる小川に囲まれた大和づくり、私の小さい頃には家の中に牛が棲んでいました。朝には空腹を訴える牛の声が茅葺きの高い天井にも響きました。寒い冬は暖房と言えば明け方にお湯を沸かすために燃やしたかまどの残り火と、火鉢に入れてあるわずかな炭火だけでした。しもやけで、手と足は真っ赤に腫れて、かゆくて痛かったつらい冬を忘れません。あれから50年、寒かった我が家に薪ストーブが来ました。運んでくださったストーブ屋さんが、初めて火を入れる時、次の一言を添えられました。「海を渡って日本に届いた鉄の塊は、今日点火したこの時からストーブという名前に変わります。どうか末永く一生物として、温かい冬をお楽しみください。」柔らかい遠赤外線に暖められた空気は私達をほんとに温かく柔らかく包んでくれます。一枚の絵、柔らかいタッチと筆づかい、優しい色で真綿で包まれたような遠くに見える我が家。温かさ、それは杉本さんが私達に贈ってくださった心からの贈り物です。田舎の家の造りはもの言いませんが、温かいお気持ちを描き、贈ってくださった一枚の絵ははっきりと言葉をくれました。「温かさを感じてもらえば、この絵は一生物として鑑賞してくださることでしょう。」と。
                                             (天空のほほえみ 中山 廣一)