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茹で湯 |
そばを茹でたときの茹で湯。そば湯のこと。そばを食した後にこれを飲むという記述は元禄10年(1697)刊「本朝食鑑」が初見である。手打ちそばは麺の表面が無数にひび割れしていて、茹で湯にはルチンをはじめそばの栄養成分が濃厚に浸みだしている。ただし、塩分を含んだ乾麺や茹で麺、ましてうどんの茹で湯は「そば湯」にはならない。昔から、うどんを茹でた湯は客には供されず、捨てられる運命にあったため、役に立たないものの例えに「うどんの湯」とか「うどんのぬき湯」(ぬきゆは 茹で湯の職人言葉)とも言われたそうだ。 |
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