そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

茹で置き
 
いまは、うどんでしか見ないが、一昔ふた昔前まではそばも茹で置きをした。背景には、昨今の「茹でたて」が当たり前になったので忘れ去られたが、急激な「茹でる環境」の変化がある。茹釜の材質の変遷もあるが、なによりも都市ガスの普及で強い火力、しかも火加減の調整も自由自在の時代が到来して、「茹で置き」から「茹でたて」へ移行する。昭和時代にはまだ、多くのそば屋では「茹で置き」をしていたのではなかろうか。すなわち、打ったそばを「茹でて、茹で玉にして蒸籠に並べる」のが一日の仕事の始まりだったように聞いたことがある。
 
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