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茹で釜 そば釜 |
そばを茹でる専用の釜を「茹釜」とか「そば釜」という。この釜は、底の中央から外れた場所に局部的に火をあてる構造で、湯が返り、対流がおきるように作られている。一般的には、湯は手前から奥へ向かって流れ、できるだけゆっくりと大きな輪で釜一杯にまわるのが良いとされている。これに対し、炊飯用の釜などの場合は、釜の底の中央部に火が当たるので、湯の対流は中央部から四方に広がる。そばが絡んだり切れやすくなるので、このような構造の釜をそば店では「馬鹿釜」といった。 |
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