そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

やまかけ
 
「山掛け蕎麦」と「とろろ蕎麦」はいずれも、山芋をおろしさらにすり鉢でおろす。「やまかけ蕎麦」は、器にもったそばに少量のそば汁をかけ、そのそばの上に、すりおろしたとろろに三分の一量ほどのそば汁を入れてさらにすったとろろ汁をたっぷりと乗せて、卵黄を落としもみ海苔を掛ける。
もう一方の「とろろ蕎麦」はすりおろしたとろろに同量のそば汁と卵黄を入れたとろろ汁にざるそばを浸けて食べる。または、そば汁のほかにとろろを入れた小鉢、卵黄の三種を出して客の好みに任せる店もある。
山芋は、関東ではイチョウイモ、関西では丹波のヤマノイモ、奈良の大和イモなどと種類が多いが、もともとは山に自生していた自然生(ジネンジョウ)、自然薯(ジネンジョ)で各地の山で掘っていた野生のヤマイモのこと。

*「とろろそば」と同じ
 
[PC掲載ページ]   

[Mobileのページ]