そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

師守記 (もろもりき)
 
北朝の大炊頭や外記を務めた公家・中原師守の日記で暦応2年(1339)〜応安7年(1374)に及び、南北朝時代の第一級史料とされる。大炊頭も外記もともに平安時代から中原氏が世襲した役職だが、特に大炊寮(おおいつかさ)は宮中で行われる神事や仏事の供物、宴席の食料や調理などの管理も担当した。一方で、「素麺」という文字が初めて史料で認められるのが京都・祇園社(八坂神社)の祇園執行日記で康永2年(1343)であるが、これより先、「師守記」の歴応3年(1340)に「麦麺」という記録が登場している。「素麺」の表記が認められるのは康永4年(1345)である。
 
[PC掲載ページ]  so-h 

[Mobileのページ]  so-h