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松葉 (京都) |
文久年間(1861〜63)創業の京都のそば屋で、二代目の明治15年頃「にしんそば」を考案した。「にしんそば」は京都を代表するそばのひとつだが、いまでは地域を問わずそば屋の品書きの定番になっている。もともと身欠き鰊も棒鱈も海を持たない京の都にもたらされた貴重な魚類の保存食であり動物性タンパク質であった。その棒鱈を京芋と組み合わせたのが「いもぼう」であり、身欠き鰊にそばを組み合わせて「にしんそば」という二つの京都の味が出来ている。特に鰊は、いろんな惣菜にも使われ、関西で昆布巻きといえば「にしん昆布巻き」を指すくらいである。 |
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