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飛騨蕎麦
 
岐阜県北部の飛騨地区は山に囲まれた高地で昔から良質のソバを産した。江戸中期の記録によると、延享2年(1745)の「飛州史」には、わらび粉をつなぎにしてそばを打ったとある。天明3年(1783)刊行された「飛州産物狂歌集」に載っている飛騨地方の産物のなかに阿多野蕎麦があって「色黒く山家そだちに角たてどあだのそばとて人の吹聴」という狂歌が詠まれている。この当時、わらび粉をつなぎにした黒い、いまでいう田舎そばであったことがわかる。
 
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